タグ： ごりら卓

性格 ・ほんわかとした雰囲気の、怠け癖のあるおじさん。やる気がないときはとことんやる気がないので、家でだらけては同居人に怒られている。それでも根っこは真面目なので仕事の時はそれなりに真面目。好物はカフェオレ ・FBIにいる期間が長く、かつそこそこ経験豊富なため、その点に関しては仲間達から頼りにされている。が、普段が普段なので、怒られている光景も日常茶飯事である。 ・あることがきっかけで人の死に非常に敏感。「何をしてでも死人を出さない」ことを第一信条としており、仲間にもそれを徹底するよう呼びかけている。自身の恵まれた体格を生かして仲間の盾となり、敵の排除ではなく「無力化」を目指して尽力する。 ・FBIになる前は医者だった。20年前、あるテロ事件に巻き込まれ、PTSDを煩ってしまった。同居人であり甥のルーク・アーロンの献身的な介護もあって、長い年月をかけて復帰を果たし、テロ事件の犯人を捜すべくFBIに就職した。 ・ある日を境に、目の前で助けられなかった少女の悪夢と、「テレサ」と名乗る少女の幻覚を見るようになる。 一人称→僕、おじさん 二人称→君 三人称→君たち 「もう大丈夫だよ～。おじさん頼りないかもしれないけど、これでもFBIだからね。悪いやつの対処は手慣れてるんだ。」 「えっ、加齢臭！？た、たしかに僕はおじさんだけどさ、そんなに匂う僕……？おじさん傷ついちゃう……」 「君みたいな奴にも黙秘権が与えられている。君の供述は法廷で不利な証拠となり得る場合がある。君は弁護士立会いを求める権利があり、もし弁護士を雇える経済力がなければ、公選弁護人を付けてもらえる権利がある。全く、司法様は優しいねえ。」 過去について ・20年前、親戚一家とともに出かけていた最中、とあるテロ事件に巻き込まれてしまった。幸いにもかすり傷程度のけがだったケヴィンは、現場に居合わせた医者の一人として周囲の救助に奔走した。しかし、全ての怪我人を救うには、人手も場所も物資も、何もかもが足りなかった。それほどまでにテロの規模が大きすぎたのだ。本来ならば助けられていたはずの命が目の前で力尽きていく様を見ながら、ケヴィンは歯を食いしばることしかできなかった。 ・悲劇はそこで終わらなかった。テロによる爆破によって起きた二次被害により、親戚一家が巻き込まれてしまったのだ。その場を離れていたケヴィンはそれに巻き込まれることはなかった。親戚夫婦は瓦礫の崩壊から息子を身を挺して守り死亡、残された甥を引き取った。 ・犠牲者を助けられなかったこと、自身が「遊びに行こう」と誘ったばかりに親戚を死なせてしまったこと、自身の無力さをまざまざと見せつけられたこれらは、PTSDとしてケヴィンに深く刻み込まれた。 人間関係 ・ルーク・アーロン(Luke・Arron)→かわいい甥であり、現在の同居人。共にあの最悪な事件を生き残った大切な家族であり、ケヴィンの抱える罪の象徴。 クリア済シナリオ ・SSS.S 以下、シナリオ「SSS.S」での設定(ネタバレ含む) 「そうだ……結局僕は、なにもできていない、できなかったんだ。………嗚呼、無力、だなあ……」 ・ルークと住んでいた。この20年、ケヴィンを苦しませ続けてきた傷をいやすことができたのは、ルークの存在がいたから。だった。 ルークはいない。２０年前のあの日、がれきの下敷きになって死んだ。常に寄り添ってれていたあのぬくもりは、声は、あの瞳は、最初から何もなかったのだ。 ケヴィンは歩く。未だ瘡蓋の出来ぬ傷が、今も耐えず鮮血を流していてもなお、ケヴィンは歩き続けていく。 ルーク・アーロン(Luke・Arron)について ・現在は26歳。ケヴィンの甥で、ケヴィンを支える大切な家族。ツンデレ。 ・幼い頃から自分のことを我が子のように可愛がってくれたケヴィンに非常に懐いており、ケヴィンが引き取り手となったのも、ルークの強い要望があったからこそ。幼い頃からケヴィンの身の回りの世話をしているので、ケヴィンの隣には自分がいるのが当たり前だと思っている。 ・現在は精神科医をしている。人前では優しい王子様系の口調で患者に接するが、ケヴィンの前では辛辣なツンデレに変化する。だらしないと叔父を叱りながらも、そんな叔父の世話をするのが生きがいになっている。 ・災禍に呑まれた日、自身のことを顧みず他者を助けようとする叔父の姿を見て、強い憧れと思慕の念を持つようになる。憧れる叔父がPTSDによって苦しんでいるのを見て、叔父の支え(・・)になりたいと願い、精神科医を目指した。 ・いない 一人称：俺 二人称：あなた、(ケヴィンに対して)ケヴィンさん 三人称：あなたたち 「ケヴィンさん、あなたって人は……。子供じゃあるまいし、洗濯物くらい自分で仕舞ってくださいよ。まったく、俺がいないとだめなんだから」 「大丈夫ですよ、ゆっくり息を吸って、吐いてください。大丈夫、大丈夫です、僕がいます、僕だけは、ここにいますからね。」 「僕の倍は生きているくせに、どうしてそんなにだらしがないんです？もし僕がいなかったら、あなたの隣人はゴミを漁りに来たネズミだけになってたでしょうね。」

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