タグ： 夏に逃げ水(KPC)

杜若藍真(かきつばた　らんま) 高校生/17歳/177cm 「俺」「あんた」「いおり」 「……っせーな、もう子供じゃねえって」 絶賛反抗期中の高校2年生。 暴言を吐くとかはしないし落ち着いたテンションだがいろいろなものに冷めている。そういうお年頃。 身長がどんどん伸びており、先輩に誘われて入ったバスケ部に毎日勤しんでいる。家族よりも長い時間を過ごしている、というやつ。部活帰りにたい焼きを買って食べるのが好き。 PCに対して冷たい態度をとっているが、昔のようにべったりすることができず、また忙しかった間に自分が成長してしまいどう接していいかわからない状態にあるだけ。照れ隠しかも。 幼い頃はPC神夏楚庵にべったりだった。毎日遊んでくれる優しい「お兄ちゃん」で、大好きだった。 「はあ？夏休み？………別に行かねえとは言ってねえだろ」 「っしゃ、ないっしゅー」 「やべ、授業全部寝てたわ」 ↓↓通過後に読んでね↓↓ 今は神夏楚庵に対して執着している。 獣医になるために忙しかったのは理解している。自分の医院をもちあまり帰ってこなくなってしまったのも理解している。 ただ、どうしても寂しかった。置いて行かれたと感じてしまった。 久々に顔を見た時に込み上げてきた気持ちは「もうどこにも行かせない」だった。これが恋愛感情なのか幼い頃からの反動がきているのか自分でもわかっていないが、多分無意識のうちに庵を「自分のもの」だと思い込んでいたための喪失感だと思っている。わがままな男。 はやく大人になりたくて、庵の横に立ちたくて背伸びする毎日。ピアスもそれで開けた。 「お兄ちゃんな庵」に甘やかされたせいでだいぶ弟気質なところがある。

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