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ゆらめく魔法都市 ■ハンドアウト ・あなたは孤児である。今の養父の家に、養子に取られた。 ・養父は冒険家であるためほとんど家にいない。今はやさしい祖父母と共に生活している。 ・今日はあなたの7才の誕生日だ。 ひとたび外に出れば、奇異の目を向けられ、目が合うと目線をそらされ、 声を発すればそれが目の前の醜い生き物から発せられ、人語であることに驚きの悲鳴が漏れる。 幸運にも心優しい家庭環境に恵まれたため、性根は何とか人並を保てている。 奇異の目にも慣れ、人見知りも少なく、人々が自身を見るたびに浴びる恐怖や嫌悪の感情は 日常の天気の移ろいと同じようなものであると、受け流すことが常となった。 いつか養父と一緒に外の世界へ旅に出たい。大きくなって、この目で話に聞かされた世界の様々を 荒唐無稽の伽話の世界は本当にあるのだと信じてやまない。 そんな世界が見れるならば、自身を見つめる奇異の目よりも、そんなことよりも素晴らしいものがあるのだと、 感情が揺さぶられ、感動を与えてくれる世界があるのだと、 それをこの目で見るまで、大きくなって旅に出ることができる年になるまで、 彼はそれを夢見て日々を過ごしている。 2023,04,10 ゆらめく魔法市　KP:のどぐろ ■No.9 変身の面と衣 被ることで好きな顔になることができる面と、羽織ることで好きな服装になることができる衣の魔法。面と衣のデザインに制限はないが、「面を被る」「衣を羽織る」という動作が必要になるため、その機能を満たす入れ物を用意しなければならない。妖精のいたずら魔法を模倣したもののひとつで、偽りの姿を見せる幻術である。人智を超える神秘を扱う時、人の姿を見失わないように心せよ。 【能力】 仮面は被ることで好きな顔に、衣は羽織ることで好きな服装になることができる。その際、それぞれMPを3点失う。 【約束】 1日に1時間以上、この面と衣を使用しないこと。面は取れなくなり、元の顔に戻れなくなってしまう。衣は朽ち果て、二度と使えなくなってしまう。 ■No.18 真実の灯り 隠された真実を炙り出すことができる魔法。古くは松明を用いて行われた魔法だが、昨今は光を伴う道具であれば同種の力を宿らせることができるように技術が発達した。照らすこととは、知ることである。闇を拓き、秘を暴くのは人の罪だ。 【能力】 真実の灯りで照らすことによって、魔法による秘匿や変身を破り、真実を見ることができる。魔法による変身は、影という形で真実の姿を顕にする。しかし、人外の者や、魔術の中には、そういった力に抵抗する術を持つものもある。そのため、真実の灯りが効果を表すかどうかは、KPが自由に判断することができる。 【約束】 真実の灯りで知った秘密を誰か他の人に話さないこと。話せば、探索者の喉が焼け、生涯喋ることができなくなる。真実の灯りで得られる情報は、秘匿チャットなどを用いて、使用者とKP間でのみやり取りすること。知った内容は探索者、PL共に、誰かに話してはならない。誰か、他の者に証明してもらえるよう、導きに徹することだ。 ■成長について もし探索者を今後もっと年齢的に成熟した状態で使用したい場合には、次のルールに従ってキャラクターを成長させても構いません。 この成長は生還報酬としてクリア時に行ってもよいですし、次回セッションのKPの許可があれば、幕間の成長として行ってもよいでしょう。 その場合には、キャラクターの技能を改めて振り直しても構いません。子どもの頃から、得手不得手や、興味の対象がまったく変わらない方が稀なことだと思います。 ・STRとSIZに{＋1D6}の成長 ・EDUに{＋3D6}の成長 ・職業技能の取得 ・興味技能の振り直し

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