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Lelijk Cruz 非常にマイペースで穏やかな男。柔和な笑みを浮かべている事が多いが、容姿故に良い印象を得られる事は少ない。それなりにがさつで身なりに気を使うことが苦手。 自分の容姿が醜い事を自覚しており、根の性格は人懐こく朗らかであるもののあまり自分から関わろうとはしない。人好きではあるが好ましく思うが故に積極的に関わろうとしないところがあるが、言葉を交わすことは大好きなので、必要な時には嬉々として関わろうとしては気味悪がられる。都度ほんのりと傷付いてはいるものの、自分に原因があると思っているために「まあ仕方ないか」と考え、さして気にしない。メンタル猛者。 美しいものが好きだが、美しいの判定基準が非常に曖昧なため大抵のものは美しい判定に入る。 ◆イタリアでの活動 イタリアでの制作活動を始めてしばらくは当人も積極的に外へ出るなどし、他の芸術家との交流を持つこともあったようだが、十年ほど前より『レリック』として他人と関わる事をやめている。 当人曰く、名も作品もより多くの人の注目を集めるようになって以降はそれ自体以外の要因によって作品価値を下げないためにメディア露出を控えているらしい。そのため人付き合いの経験が少なく、喋りがあまり上手くない。身なりがひどく雑になったのはここ十年ほどでの事のようだが、彼を訪ねる人間がいなくなった事が主な原因のようだ。 プロフィールについても（特に生い立ちなどは）非公開にしている箇所が多く、世間では謎に包まれた芸術家……などと言われているかもしれない。 十年前より訪れなくなった友人へは不定期に手紙を書いて送っている。 なんてことない日常の話と共に自身の作品や見て感銘を受けた景色などの写真、ブローチ等手軽に包める作品などを同封したものだが、実際それが届いているのかは定かでない。たとえ返事が来なくとも、十年間何かしらあるごとに自分の手で綴っては送っていた。 （ところでその送った作品については値段が付く前の未発表のもので、蒐集家が（いたとして）知ったら素人の梱包で普通に郵送された事実にひっくり返るかもしれない）（彼が正気だったら一番慌てそう） 最初の数年は返事が来ることを期待して、暫くの後には友人と交わしたいなんてことない会話をする代わりとして、ここ最近は彼はもう自分の事など忘れてしまったのかもしれない、と思いながらも確かに繋がりがあった事を忘れたくなくて、この習慣を続けている。手紙を綴っている間だけは一番楽しかったあの頃に戻れる気がする、らしい。 人間との関りが希薄になっているためなのか、家で育て始めた花や植木、窓辺に遊びに来る小鳥や猫などに向かって頻繁に話しかけている。 共に出かけるものはいないが元々当人の性質は外向的なため、思い立った時によく外出しイタリア各地の街並みや芸術を見て周っており、鳩などの動物に群がられている姿が稀にメディアに載る。人間には自分からあまり関わろうとしないが、動植物には普通に声をかけるしまあまあ好かれる。 この時仕事関連の人間への連絡は一切なく、申し訳程度に書置きが残されている程度で、意図せず振り回した人間がいるかもしれない。一応依頼で制作するものがあった場合には納期は守るものの、納品直後はよく姿を消す。 ◆仕事、収入など 美術家としての専門分野は彫刻だが、その他に彫金(細かい金属加工やアクセサリー等の宝飾品作り)も嗜んでいる。取引の頻度や扱われる品物の価格的に、後者の方が実入りが良いかもしれない。 中々の稼ぎがあるはずであるもののあまりその自覚がないようで、金銭に対する執着はなく殆どが制作費用に回される。但し使用する素材も高価なものを好むでもなくその時の気分で選ぶ事に加え、アクセサリー類は大抵持ち込みか費用が出るかするので、大部分は貯金されている。収入が振り込まれる口座は普段放置されているためにほとんど確認しないが、金銭感覚は一般庶民レベルのため金額を見たらかなり驚く。 収入のうちいくらかは育った教会と孤児院へ寄付しているようで、イタリアへ渡って以降も手紙やメールのやり取りをしているが、おおよそ十年前から一度も帰国していない。 仕事としてのアクセサリー制作の場合、特別な加工を行わない場合には宝石のカッティングは（技術、仕上がりまでの時間等を考慮し）信頼できる専門の職人に依頼する方が多いが、自身の芸術としての彫刻制作に使うか、もしくは趣味のアクセサリー制作で使用する鉱石の研磨は自分で行う。研磨作業自体は好きで、原石を宝石へ変えていく段階は純粋に楽しんでいるが、金銭感覚は子供時代のまま変わっていないため、宝石に分類される鉱石を使用する際は未だに緊張する。 -----幼少期、育ちの話------------------------------------------------------------------------------- 血筋的には西洋人と日本人のハーフ。生まれつき顔に痣があり、『醜いから』という理由で親に捨てられ、教会に併設された孤児院で育つ。名前は捨てられた際に添えられた教会宛の手紙へ申し訳程度に記されていたものだが、意味合い故にそのまま名乗らせるかどうかは教会内でも議論されたらしい。親についての情報は教会にも一切残っていないが、どこかの芸術家が在日中に作った不義の子なのかもしれない。顔立ちはほぼ西洋人の雰囲気であったため添えられた英名の名苗をそのまま付けられているが、本当に親の姓であるかは怪しいものである。 幼い頃から手先を動かすことが好きで、シスターらの目を盗んでナイフを借りては木彫り彫刻で身近にあるものや夢に出てきたもの等を彫っていた。そうして作った作品を、あるときには年下の子供たちにお菓子を買うために、多少成長してからは教会の運営の足しにならないかと考え、露店を出して売っていた。とはいえそうそう売れるものではなく、足しになっていたかは怪しい。 芸術にのめり込み始めてからは手に入る範囲で様々な素材や製法を試すようになり、教会やゴミ捨て場等から出る廃棄品から使える金属類を集めては彫金や金属加工にも手を出し、ブローチ等のアクセサリーも作っていた。木や石の彫刻と比較すればこちらの方がまだ手に取ってもらえる機会はあったかもしれない。売れたかどうかは別として。 育った孤児院は暖かな場所ではあったものの、田舎に位置する小さな教会であったためか運営は困窮しており、満足な食事ができていたとは言い難かった。そんな中でさらに自分の食べる分を年下の子に分ける等しており、背丈や腕力の無さは成長期の栄養状態が悪かったことも一因となっている。ただやや厳しい環境で育ったためなのか元々のポテンシャルなのか、体だけは丈夫で体力はある。 幼少期から周囲の大人の手伝いを積極的に行っており、キッチンの手伝いをすることも多かった。彫刻用のナイフははじめはここから拝借していたが、一度シスターにバレてこっぴどく怒られた後、その年のクリスマスプレゼントできちんとした彫刻刀をもらった。決して高級なものではなかったが、都度研ぎながら長年愛用し、使わなくなった現在でも大事に持っている。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------ ◆職業 2015 芸術家(EDU×10+DEX×10で職業ポイントを算出) 専門とする分野の＜芸術＞又は＜製作＞に+10% 任意選択技能：彫刻家のため、素材となる石材や鉱物などへの知識という理由で地質学を取得しています。 ◆特徴表 4-6 寄せ餌　人間以外の怪物に好かれやすい。(1D6：+40) 5-1 動物に好かれる　大抵の動物がなついてくる。 Lelijk ：オランダ語で醜い 英：レリック（relic）：残骸、遺品、遺風、記念品、記念物、思い出の品、名残、面影 Cruz ：十字架　教会等で育った子供に付けられる苗字らしい ◆技能選択 回避：人目から逃げてる イタリア語：友人から学んだものを繰り返し復習している 彫刻：生きる意味、形、魂 地質学：彫刻で扱う素材への知識 博物学：主に使用する素材が石材へ変わったため然程伸びてない。代わりに育て始めた花の知識が若干ついた 彫金：趣味と実益 招来(動物)：小鳥やネズミ等の動物が寄ってくる。別段何かできるわけではないが少し癒されるかもしれない。 9/23　生 ■静なるテロリスタ SAN：80→73→54→84 成長： イタリア語+13、芸術（彫刻）+22 こぶし+7、ナイフ+2、応急手当+1、医学+6、芸術（彫刻）+3、博物学+3、クトゥルフ神話+10

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