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イギリス貴族のフィリップ家とハワード家 この2つの家は現在のイギリス王族と同じ頃に興り、現在に至るまで血統が正しい白人貴族家同士しか血を交えずその由緒正しい高潔な血を今につなぎ続けている本物の貴族である。 だが、不思議なことに両家はこの長い歴史の中で一度も血を交えず、交流すら持ったことがなかった。 しかし、両家と同じ頃まで遡れる血統をもった家などこの世界に残っているはずもなく遂に両家は互いに婚礼を結び一人の子を得た。 それが本キャラクター「トレローニー（以下彼）」の生まれた環境である。 しかし、彼を産んだときに母親は死んでしまう。 その後、両家の協力によって彼は育っていくがその中で彼はフィリップ家がクトゥルフ、ハワード家がハスターという邪神を崇拝し、両家の対立の元はこの神々の対立だということに気がついてしまう。また、この事を知ったのと同じ時期に彼の父親が何者かに殺されるところを見てしまった。そして彼は自分の身を守るために自己の感情を抑え、誰にも彼の今までの経験を悟られないようにするために暗く陰鬱とした少年時代を過ごしていた。 その後しばらくは平穏な日常が流れているように思われたがある日突然ハワード家の人間が惨殺され、さらに彼がフィリップ家の長としてそのような命令を発したと濡れ衣を着せられてしまう。そして家の人間とクトゥルフの招来に協力するかわりに生命を保証するという取引に応じ計画を進めていく。 その後、彼はその献身的な行動からクトゥルフの招来の呪文を使用する人物に選ばれるほどにまでなった。しかし、彼はクトゥルフのことについて調べるうちにクトゥルフを招来したら世界が破滅してしまうことを知り、計画の最後に組織に反抗するために家から逃げ出して呪文の書かれていた魔導書を燃やしてしまう。 だが、彼に対してすぐに家から追っ手がかかり彼は捕まってしまう。捕まえたのは家に雇われた探偵の水無月大根。水無月は彼を家に連れていこうとするが、彼が今までの事情をすべて話したところ彼自身も過去に同じような怪物と出会い、世界が崩壊しかけたところを止めた事があるらしく彼のこの妄想のような話を信じ、彼を水無月の亡くなった息子である水無月怜央として日本の彼の事務所で匿ってくれることとなった。 そして月日は流れつい最近、水無月大根がとある奇妙な事件の捜査をしていたときに姿を消した。彼はこの事を家から送られてきた殺し屋によるものだと考え、死んだ水無月から受け継いだ地位と財産を持ち再び過去に向かい合うのだった… 補足説明 トレローニーの目的 生き延び、フィリップ家のクトゥルフ招来を阻止すること キャラクターの特性説明 彼は白人に対して常に自分を捉えに来たフィリップ家の者なのではと考え、基本的に心を開こうとはしない。また、有色人種に対しては彼が遺伝的に持っている嫌悪感から関わり合いを避け、あまり自分から近づこうとしない。 そのため基本的に誰も信用せず常に一人でいることを好む。ただ一人の例外であった水無月大根はすでにこの世を去っていると考えている。 現在彼は二月前に北海道で起こった火事の被害者を装って常に顔全体に包帯を巻き、素顔が見えないようにしている。また、その性質上食事を食堂などで取ることはせず常に一人で取る。 所持呪文 クトゥルフの招来

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