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いつも穏やかににこにことしてふらふらとそこら辺を歩いている女子高校生。陽気でいて外向的だが、気まぐれでミステリアス。色んな村の人や学生(同級生)達に絡んで話したりちょっかいを出したりしては突然その場を離れたり人の肩やら膝やらに体預けて寝たりする。好き嫌いがあまり無く"興味がある(楽しい)"か"どうでもいい(つまらない)"かの二択で動いてる自由人の為一定した動きをあまりしない。 10年前、森の中で蝶を追いかけて居たらいつの間にかこの村にたどり着いてしまっていた。気づけばこの村の重要な家系の人に養子にされていて、いつの間にか婚約者が決まって、そのうち夜伽をやらされて、その後神子にも選ばれていた。そんな時間を過ごしている間になんであの森に居たか、何故蝶を追いかけていたのか、家族が誰だったか、外がどんなだったか、大事に持っているピアスが誰から貰ってどんなお守りだったか、自分は誰だったかだって曖昧になって分からなくなってしまった。私を忘れれば忘れるほど、新たな私が出来上がっていくのを認知するのは気味が悪い。いっそ最初からここの存在であればよかったのだと達観して思っているのと同時に、全てを忘れここに呑まれていくことに恐怖を覚えている。だからこのピアスを大事にしたり、村に対しての嫌悪感で自分を忘れないようにしている。 悲観的になって自暴自棄になってしまえば終わりだと思ってのうのうと生きることにした。適当に生きて、適度に受け答えて、適切に村に応えれることをすればいい。 最初は嫌だった夜伽だって、一度やってしまえばどうでもよくなった。いっそ楽しんでしまえば勝ちなのではと思ったが、それは村の掟に対しての都合が良すぎて癪に思えてきた。やっぱどうでもいい。適当に応えて、適度に休めばいい。 いつかこの村に迷い込んでしまった原因の森を全部切り倒してなくそうとチェーンソーを練習したりした。大きな音を立てて滑らかに木が切れていく感触は中々に気持ちが良かった。あのクソジジイ(柳田孝)の腕やら足もこれで切り落としたいと思ったが、そんな事考えてたらバチがあたりそうでやめた。 出来た薪も木炭にして七輪に使ったり、そのまま焚き火する為に使ったりしている。七輪で焼いた肉やら野菜やらは普通の料理では味わえない特別な味がして美味しいし、特に燃え盛る火の中に突っ込んで焼いた焼き芋や焼き栗は格別だ。炙ったり燃やしたりして出来るものは美味しくて気が晴れる。この村と山も燃えれば気分が良くなるだろうか。 そんなくだらないことを考えたりして過ごしている。 全て、自分がこれ以上苦しまないように、いつか自由に過ごすために、自分が"自分"で無くならないようにこの村で何とか生きていく為のもの。処世術というやつだ。 私はきっと、虚勢を張ってるのだろう。そう思う。適当に生きていこうと思わなきゃ、いつか切り倒してやる燃やしてやるなんて怨みを湧きあがらせなければ、私は壊れてしまうのだろう。 たまに思うのだ、私はずっと独りなのだと。この村で過ごしている"私"はそうではないとしても、この心は、外から来たことを忘れていない"私"はずっと独りだ。この村から出たとて、この村に馴染むために変わってしまったのであろう私の居場所はないだろう。そもそももう、私が私を忘れたように、他に本当の私を知っている人などいないのかもしれない。それならば、気に食わないこの村で生きていく方がマシであり、そう思わされるようになっているかもしれないという屈辱。 全てが"どうでもいい"と思わなければ、現実に気づいて打ちのめされる。だが、答えを見つけなければただこのままこの村に呑まれるだけになる。 あぁ、蝶よ。 人々を惑わしながら自由にひらひらと舞っているのはなんの為？ そのまま虫籠に囚われても尚、その籠の中で飛び回るのは何故？ その答えをもっているのは……………誰でしょう 職業技能【看護師】ベース 理由…幼い頃から夜伽を強制されたことによる肉体的ダメージ、及び村の掟やら自身を忘れることへの恐怖からくるストレス等により体が弱く体調が安定しない。健康や体を守る為に医療の知識を身につけることにした。気に食わない村の人の為に積極的に治療をする立場にはなりたくなかったが、外の世界でどこにでも通じていけそうな看護師を目指すことにしている。 ・親の名前と関係性 鴉蝶 健(ｶﾗｽﾁｮｳ ﾀｹｼ)(父) 鴉蝶 優実(ｶﾗｽﾁｮｳ ﾕﾐ)(母) 一般的な家庭と変わらない仲（？）近づきすぎず遠ざけすぎず、ちょうどいい距離を保っている。一緒に卓を囲むし家事を手伝ったりするし学校の話をしたりもする。樹美の焚き火(キャンプファイヤー？)に付き合って貰って一緒に焼き芋食べたりしてる。 ・親からの呼び名 樹美 ・PCの好きな食べ物 焼き芋、焼き栗、牛肉、プリン ・朝起きてから家を出るまでのルーティンなど 朝日を浴びてピアスを付ける。親に挨拶をして顔を洗ったり、着替えた後ご飯準備したりして朝ごはんを食べて荷物の確認して家を出る。 たまにho2に挨拶のメールを送ったり電話したりするのかもしれない ・大切にしている物 蝶のピアス(両耳)…外から持ってきたもの。ずっと大事に持っていた。貰ったものでお守りだと認知しているが、誰から貰ったのか、どんなお守りだったかも忘れてしまった。夜伽が始まった時から付けだした。

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