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以下GODARCA秘匿含む ━━━━━━━━━━━━━━ ≪HO≫ 死神 ≪作成≫ 一括▷個別1回▷入れ替え1回 ━━━━━━━━━━━━━━ ≪武器補正≫ 杖……POW+2 （※可能であれば鎌のような見た目の杖ということにさせてください　見た目だけ死神要素を……） ≪上限補正≫ 幸運90（差分-10） 初期SAN（差分-1） ━━━━━━━━━━━━━━ ≪職業P≫ EDU*10+POW*10（差分+60） ≪職業技能≫ 〈回避〉〈原初のアルカナ〉〈芸術:カリスマ〉〈オカルト〉〈目星〉 +〈杖〉〈応急手当〉〈精神分析〉 ━━━━━━━━━━━━━━ ≪原初のアルカナ取得処理≫ クトゥルフ神話技能　1d20+10→17+10→27（+27） ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ----------------------------------------------------- Dear　Lenya, 　レニャ、わたくしの小さな天使。今日は、あなたの12歳のおたんじょうび。今日があなたにとって、祝福された日でありますように。今日わたくしからあなたに贈れるものは、ほんのささやかなものしかないけれど。もう少ししたら、あなたにやさしい明日を贈ります。その日まで、お元気で。あなたはわたくしの幸せ。だから、お元気で……。 　昔、一緒にお花の冠を作ったことを覚えていますか。あなたはまだ随分小さかったから、覚えていないかも知れないけれども、わたくしはあの日のことをずっと覚えています。あんなに空がきれいだったのは、あの日限り。あなたが小さなてのひらに蝶を包んだのを見て、わたくしはここで戦い続けようと思ったのです。あなたがきっと、大人になれるよう。 　先日はお手紙をありがとう。わたくしも、あなたに会いたいと思っているわ。ずっと忙しい姉でごめんなさい。だけど、信じてください。わたくしはきっと、確かな明日と共にあなたの元に帰ります。 Yours sincerely　Lieselotte ----------------------------------------------------- 　それは死神も鎌を投げる時代。人類は99%の同胞を失い、死神の業務は過酷を極めた。 　そんな時代の軍人だった彼らは、とっくに愛する人を喪うことに耐えられなくなっていた。だから、彼らは愛しい娘を授かったときに思った。「この子を永遠にしよう」と。語り継がれる希望、選ばれし英雄。誰もがその名を忘れることのない、永遠の存在。そうしたら、少しは寂しくないような気がした。 　誰もが彼女こそ特別だと気付くような飾った長い髪。神聖さすら覚えるような、可憐でしなやかな白い腕。授かった愛を永遠にするために、必要なものはなんだって"与えた"。――――その甲斐あってか、娘は『原初のアルカナ』に選ばれた。 　しかしいつからか、娘から奇妙な手紙が届くようになった。いない筈の妹に向けた手紙が届くようになったのだ。厳しい訓練の中で、自分には妹がいると信じるようになり、その妹の為に戦うと決めたらしい。――――それならば、自分に妹などいないと知ってしまったら。娘はどうなるのだろうか。……二人は嘘を吐くしかなかった。娘から手紙が届いた日も、娘が家に帰って来た日も……。 　妹からの手紙に喜ぶ彼女の手紙を見て、初めて二人は自分たちの選択が娘を孤独にしたことに気付いた。 ----------------------------------------------------- Dear mom and dad, 　本当はとっくに気付いてるわ。 　妹なんていないんでしょう？　だって誰かと花畑で遊ぶタイミングなんて、なかったもの！　わたしは物心ついてからずっとこの終わった世界にいる。いつか戦いの中で死ぬ準備をしている。 　わたし、大人になってしまったわ。でも、わたしに少女だった日があった？　ああ、もしかすると、百年前に人類は滅びを迎え、その日全ての少女は死んでしまったのかも知れないわね。 　ええ。あなたたちがわたしを愛していたと、分かっているわ。 　それでも、わたしはただ、あなたたちと花の冠を作りたかった。小さな蝶を追いたかった。それがほんの短い時間でも、あなたたちと過ごしたかった……。 　 　愛しいレニャ。狂気の中で遊んだあなたが現実だったなら、どれほど救われたでしょう。ずっとずっと、受け入れられなかった。あなたが本当はいないなんて……。それなのに、わたしの目は再び開き現実を映してしまった。さようなら、愛しいレニャ。わたしの幸せ。きっと、あの花畑でお元気で……。 　 ----------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　長い髪と真っ白な細腕を持つ。特殊な家庭環境で育ったために極端に筋力の付きが悪い。その身体で重たい武器を扱うことは困難を極めるため、死神の名を背負いながら実際に抱えているのは鎌に見せかけた杖である。 　死神の能力に目覚めた適合者だが、その為の代償（SAN）は高くつき、一定期間狂気の中にあった。そのときに妹と花畑で遊んだ記憶を持ち、暫くはその思い出を信じていた。 　しかしまどろみは長く続かなかった。彼女はやがて目を覚まし、現実の中に引き戻された。 　穏やかで理知的な口調で振舞うが、同年代とのまともな交流経験はないに等しく、実際は著しく社会性を欠く。悪性の人間というわけではないが、善性のなんたるかも知らない。 　少女になれなかった為に大人になることも出来なかった、そんなひとり。時代に翻弄された死神は、臆病な母がひっそりと本当の妹を生んだことも知らぬまま、戦場へと赴く。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ----------------------------------------------------- Dear My Sister, 　はじめまして。はじめまして。はじめて、おてがみかきました。 　レニャ、4つになりました。 　おねえちゃん、いつもおてがみありがとう。だいすき。 Lenya -----------------------------------------------------

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