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12/29　O型 小さいころから寝込みがちで、その時だけ特別に母が買ってきてくれる洋菓子が楽しみだった。 パティシエになる道のりは大変だったが、自分の好きを仕事にできるのが嬉しく、楽しかったため、何とか精神論で乗り切った。 なんでも気合でどうにかしようとするタイプ。風邪は気のせいだが季節の変わりめに弱い。 実家で猫を飼っており、溺愛していた（平日に学校を休むと家でひとりぼっちでさみしかったため、猫が友達だった）が職業的に飼うことは厳しいので、週に一回弱の猫カフェで何とか難をしのいでいる。家に帰ってきたとき毛が落ちないよう玄関でめっちゃコロコロする。仕事としてでもあるが趣味としてカフェ巡りも好きで、本を読んだりしてゆったりと過ごす時間が好き。 レミー君とは小中高一緒だったが「やたらでかいクラスメイト」くらいの認識、仲よくなったのは専門学校に入ってから。 居住区付きの店を安く譲り受けたはいいが、小さなカフェスペースも設けたため、1人で切り盛りするにはちょっと箱がでかいな…従業員雇うか…？と考えていたところ、ちょうどフランスから帰ってきたレミー君がこれからどうするかを大して考えていなかったので、思いつきで誘ったらトントン拍子で話が決まった。ついでに部屋も余っていたので同居することとなった。 レミーくんの腕はめちゃくちゃ認めているが、同居して一年ほど経った今、見つかったちょっとルーズな面には困りものである。生活力が皆無というわけではないのだが、宗一が少し生真面目でこだわりのあるタイプなので度々言い合いになる。靴下裏返しで洗濯機に放り込むのだけやめろ。あと俺が真剣に話してる時へらへらするな、殴るぞ。殴ったらたぶん俺の手の方が痛いけど。 大人になったとはいえ今だぶっ倒れる(体強くないくせに無理する時も含めて)時もあるので、その際に自分より体がでかいレミーと同居しているのは中々に便利。最初は申し訳ないなと思う気持ちもあったが最近は普段世話してやってんだからそれくらい当然だよな、俺がオーナーだぞと思っている。ズルズルとベットまで運ばれている。一度寝ると中々起きないが寝覚めは悪くないタイプ。 お店の名前はシェ トレゾール（chez tresor) 店名の由来は、安直だがお客さんにとっても、そして自分にとっても宝物に溢れたようなお店にしたかったから。 部屋には額縁に飾られた猫の写真や、長く座っても腰が痛くならない良い椅子がそろえられており、休日に一日ひきこもるには最適空間になっている。本棚にはレシピ本やスイーツ系の雑誌、専門誌などのみが並んでいる。趣味の小説等は電子書籍派。本当は紙がいいのだが、家の床には変えられなかったので泣く泣くタブレットを使用している。ちなみにリビングにおいてあるソファも宗一くんこだわりのちょっと良いヤツ。2m近い人間と180cm越えの人間が座る用なのでちょっとでかい。

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