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まだら　すくな 子供のころから根暗であり人づきあいが嫌いだった。 学年が上がるにつれていじめられる日が増えていき、引きこもりの様な状態に。 そんな時に自分を変えよう！というチラシをもってやってきた”信者”がやってきた。 半ば無理やり押し切られる形で集会所を紹介され、今まで苦労してきたよね、辛かったよねと言葉を掛けられ、居場所を作ってもらった。 しかし、そこからが本質だった。 彼女に断食や瞑想、睡眠を必要に取らせないなどの朦朧とした状態を作り出し、彼女自身がなんであったかすらもわからなくさせていった。 そうして儀式と称し彼女を凌辱しつくし、真っ白になった彼女自身に延々と言い聞かせをし、別の人格として”栖孔那”を宿させた。 意識を取り戻した彼女は明るく社交的になり、自分が最初からこうだったようにふるまうようになった。 過去は何一つ覚えていないが、 「私が変われたのは神様のお陰です！さぁ、皆さんも神様のお導きを受けましょう！」 そうして被害者を増やしていった。 彼女自身の意思は希薄で、頼まれればなんでもやる。 自分の命さえも差し出すだろう。 死に至らなかったのは、”宗教”が家宅捜査に遭い、非人道的な行いがすべてバレてしまい、警察により解体されたからだった。 彼女の両親からの告発であった。 しかし、彼女は両親のことも覚えていなかった。 病院で長らく生活した結果、元に戻ることは不可能という診断結果が出され、彼女は両親からも離れることになった。 今は施設で生活しているが、たまに頼まれたからと体を差し出したり、怪我をさせたりとトラブルを起こしている。 また、「神様はいらっしゃいます！さぁ、あなたも一緒に神様を信仰いたしましょう！」と居ない神を信じ続けている。

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