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公安外事第一課　係員（巡査部長） 職業技能は6版の警察官を参照。 東大卒。現場に入りたいからとキャリアを蹴ってノンキャリアとして警察に入った青臭い正義漢。 目つきが悪く、人当たりが強め。頑固、神経質、ネガティブ。友達はいないと思う。頭がいいし頑張り屋さんなので仕事で必要になればちゃんとお喋りできる。 面倒見はいいし意外に素直なので文句言ってキレながら面倒見てくれるタイプだと思う。 好きな食べ物は和食（海外に行くと食べられないので）と飴ちゃん。健康に悪いものが嫌い。 偽名の由来は好きな戦国武将。 イメージはやんのかステップの黒猫。 --- 岐馬雄吾は恵まれた家庭の子供だ。 当たり前のようにいい教育を受けて、厳しいが子供の人生に手間と金をかける両親に育てられて、東大に入って、このまま与えられたものの分、国を背負った仕事で返していくのが使命とされた。 変化は学生の頃に訪れた。その頃岐馬雄吾はバックパックを背負って世界を旅するのが好きで、特に途上国と呼ばれる国を好んで訪れた。そこで彼は民族紛争を目の当たりにする。先日まで賑わっていた市街地が爆弾テロの多発により、瓦礫の山と化したのだ。 衝撃だった。その国の民は陽気で、親切で、少しがめついが生命力に溢れている人々だった。 個人がどれだけ必死に生きようと、国が揺らぐことで全てが消える。そこには命の尊厳も生きる上での自由もなかった。それは国の治安があってはじめて守られるものだった。 彼は公安を目指すようになる。自分の命をかけてあれが起こることを防ぎたかった。真面目で賢い頭はキャリアでは足りないと判断した。現場の経験が欲しかった。 警察学校で最高の成績をキープして、みんなの憧れの刑事部を踏み台にして国を守る人間になるんだと吼えて、なれ合いは嫌った。その姿勢が評価されたのか、はたまた集団主義の刑事たちに嫌煙されたのか、彼は希望通り公安にスカウトされることになる。 個人の能力が最大評価されるそこも、誰にも自分が何者であるか話せない秘密主義も、雄吾には居心地がよかった。ここが天職だと思う。 けれどもたまに思うのだ。自分の見ている正義の先にいるのは誰なのだろう？ ---

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