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普段は能天気で楽観的な性格で、常にヘラヘラしている。しかし、殺しの依頼の時は人が変わったように冷徹になる。 基本誰にでもタメ口で話すが、HO2に対してはリスペクト心からつい敬語で話してしまう。 金についてはドケチなのですぐ値切ろうとする（幼少期金銭面で苦労したため）。だが、HO2の作品に関しては金は惜しまなく使う。 また、「小鳥遊アキ」という名前は偽名である。 仕事中は、これは仕事だからと割り切っているため、いつものヘラヘラはどこへやら、笑顔を浮かべることも無くまるで別人のようになり、相手が女でも子供でも、無慈悲にターゲットを殺す。ちなみに仕事中は一応フードを被っている。 幼少期は物心がついた時から両親から虐待を受けており、しばらくは我慢をしていたが、遂に耐えかねて12の時に逃げるような形で家出をする。 学校にもちゃんと行っていたが、見える場所には傷がないことや外面は良く演じる親のおかげで、虐待されていることは誰にも気づかれず、アキ自身も誰にも相談することができなかった。 家出をしたはいいものの、まだ子供で一人で生きていく力もなく、とりあえず金銭がないとこのままでは死んでしまうと思い、最終的に仕方なく殺しの道へと進むようになる。 殺し屋になる前は男女問わず身体を売ったりしてなんとか日々食いつないでいた。声をかけた相手がきっと殺し屋関連の人？で、そんなことしてちまちま稼ぐよりこっちの仕事の方がいいんじゃないか、と言われ、身体を売るのも人を殺すのもどっちもどっちでしんどいが、その頃のアキはとにかく生きるのに必死で心も体もボロボロだったため、身体を売ってちまちまと稼ぐよりはとにかく一回成功すればガツンと金が入る殺し屋の方が自分にとっては楽だ、と思い込み、14で殺しの道へと進むことにした（ていうか、身体を売る方が気持ち悪くて正直すぐやめたかった）。 今は髪が短いが、売春をしていた時は相手(特に男)の反応がよかったため、髪が今より長かった。当時のことを思い出して嫌なので、殺し屋になって暫く経ってから髪を短くした。 虐待をされていた頃や家出をした当初は今のアキからは想像できないくらい性格がかなり暗かったが、売春をするにあたってこんな性格だと相手の反応も悪く金を貰えないのではないか、と思い、周りに明るく振る舞うようになる。そのため、今のアキの性格は、作られた性格と言ってもいい。作られた性格と言っても、それがもう定着しているのでこれがもうアキの素の姿のようになっている。 夏でも常に長袖を着ているが、それは虐待を受けていた頃に根性焼きをされ、その痕を隠すため。その為、タバコに対してはかなりの苦手意識や嫌悪感がある。 本名は雨森 雹(あまもり ひょう)。自分を虐待していた両親からの名前なんていらないと思い、家出と同時にこの名前は捨てた。皮肉にも、家出をしたのは雹が降っている日だった。 「小鳥遊アキ」というのは、売春の相手に名前を聞かれた時、その時の季節が秋だったことから、最初は「アキ」とだけ名乗っていた。その後、街で見かけた喫茶店の名前が小鳥遊で、「小鳥遊」を「たかなし」と読むことを知り、なにそれ、かっけーじゃんとなり、これを苗字にした（笑） HO2の小説を初めて読んだのは、17歳の頃。日々仕事に明け暮れ、その日も淡々と殺しの依頼をこなしていた。ターゲットを殺した後、そのターゲットが持っていた小説をなんとなく拾う。これがHO2の作品だった。 「なんだこれ……小説？」とパラパラとページを捲っていたら近くに人の気配を感じ、逃げる際に思わずその小説を持って帰ってしまう。 家に帰ってそういえば、と思い読んでみたところ、これがとても面白く、物語に惹き込まれた。 これといった趣味もなく、息抜きの仕方もわからなかったアキだったが、HO2の作品に出会ってからはそれが日々の糧となっている（ちなみに拾った小説と同じ小説を後にちゃんと自分で買った）。 幼少期が幼少期なので、ここまで心が引き込まれて面白いと感じるものに出会ったのはHO2の作品が初めてであり、HO2の作品……いや、HO2には本当に救われたと思っている。 そもそもあまり教養がなく、興味もなかったため今まで本をまともに読んできたことがなかったが、HO2の作品を読むために難しい字の読み方を調べたりするようにもなった。 これを機に他の作家の作品も読んでみたりしたものの、やっぱりHO2の作品が一番面白いと感じている。 HO2のインタビューが載っている雑誌も買うし、なんならスクラップしたりしている。 もし誰かがHO2のサインを貰っているところを目撃したら、めちゃくちゃ羨ましそうな目で見ている。 HO2と知り合ったばかりの時は顔を合わせる度に罪悪感に襲われていた。今に至っては当初ほどではないものの、それでも罪悪感が消えることは無く、度々HO2の家族を救えなかった事を思い出して後悔している。 初めて顔を合わせた時、興奮して思わず自分が大ファンであることを打ち明けてしまいそうになったが、あの時のことがフラッシュバックし、言えずに終わってそれからは言うタイミングを逃しっきりになってしまった。アキ自身も「今更過ぎるし、まあいいか。言ったところでなにかあるわけでもないし」と思っている。 HO2の大ファンであることは隠しているが、HO2と話せることは素直に嬉しいため、仕事の内容だけでなく、今日食べたものや楽しかったこと、悲しかったこと、嬉しかったことなどもペラペラ喋る。 しかし、HO2の大ファンでありながら殺し屋であり、HO2の家族も救えず、更にはほとんど黒歴史と言ってもいいような幼少期を過ごした汚い自分が、本当にHO2と、HO2の作品とこうして関わっていていいのか、いつもそんな考えが心の中で引っかかっている。 一人称▶俺 二人称▶○○さん、アンタ 誕生日▶10月12日 誕生日石「ピンクサファイア」　宝石言葉「はかなさ、無常」 誕生花「ゼラニウム」　花言葉「尊敬」「信頼」「愚かさ」 好きな物▶HO2の作品、甘い物（HO2に会うとき、HO2が甘い物大丈夫だったらケーキとか毎回差し入れに持っていってそう。） 嫌いなもの▶ピーマン、パプリカ等の苦いもの全般、タバコ イメソン▶メランコリーキッチン/米津玄師、ブラックホール/4s4ki CVイメージ▶寺島惇太 カラーコード▶ED6D35 「ちょっと聞いてくださいよ、さっき鳥に糞落とされたんすけど……すいません、この話あんま面白くないかもしんないです」 「いいよなぁ、永田さん。アンタ、あの人の作品真っ先に読めてさ。内緒で俺に一番先に読ませてよ、駄目？」 「うっわ…ピーマン入ってる……。これなんでこんな苦いわけ？こんなん好きな人の気が知れないな……」

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