タグ： 楓のおもちゃ箱

とある国立大学の経営学部2年生。 自身は大企業・新都不動産の社長の娘。 企業そのものは今代の社長（＝愛の父）が興したものだが、稀代の辣腕ぶりにより事業は順調に拡大。 主体である不動産業を中心にした大企業へと変貌を果たす。その年収は数千万とも億とも噂される。 名実共に豪腕社長。その娘という地位は、生まれる前から周囲の期待感を著しく上げるに十分な要素であった。 しかし愛は、社長が持ちうる才を受け継ぐことが出来なかった。 けして愛は凡庸ではない。並み以上の知識に、駆け引きにおいて重要な〝 人の心の機敏 〟に聡い眼を持ち合わせていた。 にも関わらず、期待値を上回ることが出来なかったがために、周囲の失望は避けられず。加えて2歳下の妹が社長の持つ才の悉くを受け継いだことが、失望に拍車をかけた。 愛情は全て妹へ。当然、家中での扱いは良いとは言えず。次第に精神は摩耗し、何時しか生を諦めはじめて。 そんな愛の様子を見たある男性から、いっとき優しく接せられることがあった。 愛の全てを肯定し、受け入れると言ったその男性に、彼女は疑うことなくついて行く。 冷静に見れば、その者の向ける目線に下種なものが含まれていることに気づいただろう。しかし、摩耗が進んだ愛には終ぞ分からなかった。 当然、その者が与える優しさは偽物。 故に、程よく心と身体を遊ばれ、僅かに残った金品を持っていかれた後に捨てられた。 家族も、己が信じた者も、帰る場所も、行く当ても、何も無い。 ───誰か、誰か。助けてほしい。 いいや、そんな人は居るはずがない。結局この世の中は利用するかされるかだけ。 そうして彼女は、いつしか考えるのをやめた。 今となっては、道すがら男に遊ばれる毎日。 どこかで、自分の生を終わらせてくれる優しき者が現れるのを待ちながら。 アルコール耐性：5 女子力：15 OPP：15 歌唱力：13 ゲーム力：12 ↓外見 https://imgur.com/a/yPyB1j7

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