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★紡命論とシンギュラリティー PC2 貴方は麻酔科医だ。 的確で痛みのない処置を行うため、 各所に呼ばれている。 然し、『■■』である。 年齢は25 歳以上。 ◆秘匿 HO2『パナケイア』 貴方は《薬学》で回復できる、ダメージを与えられる数値が1d3+3となる。 これは《薬学》を《戦闘技能》としても使用できることを意味する。 また、一度だけ確実に対象の命を奪う秘薬を所持している。 貴方は『死神』である。 一族代々非合法の安楽死を行ってきた。 助かる見込みのないものに、何よりの治療と救済を与える。 貴方は『安楽死』を神聖なる医療行為と認識している。 しかし一方で、一族のあり方に疑問も覚えている。 本当に『安楽死』は至上の医療足り得るのか、他に方法があるのではないかと。 貴方は3年前に一人の女性に安楽死の施術を行った。 然し、彼女の遺体は葬儀を待たずに行方知れずとなってしまった。 ――貴方の命題は『女性の行方を突き止める』ことである。 どうか、命を紡げますように。 ◽︎HO2 について ・一族の名前は『白き蛇の死』 ・『白き蛇の死』には施術を行う『死神』と施術の受付をする『白蛇』が存在する ・『死神』は患者の氏名年齢病状等を一切周知しない、安楽死の最終確認と施術のみ行う ・患者の情報を管理するのは全て『白蛇』の役目である ・上記は直接施術を行う『死神』の精神を慮る措置である ・一人の患者を安楽死させるまで『死神』の仕事は終了しない ・その間『白蛇』と連絡を取ることは不可能である ・施術日程が決まると、蛇の毒より精製された『秘薬』が届けられる ・これは患者につきバイアルひとつ分だけ ・今回行方を見失っているため追加でバイアルが届けられた ・『死神』を辞めることは容易である ・『死神』の殆どは麻酔科医であるが、例外も存在する ・『死神』を辞めても『医師』は続けられる ◇キャラ作成について 本シナリオでは、PCはすべて《機械修理》 《電気修理》の初期値が40になる。 また、EDUは18固定になる（医大卒業学歴） ✼••┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈••✼ 私/貴方、お前/あのひと、あいつ ※基本的に兄以外には敬語で話すが素は割と口が悪い。 「そうですね、私もそう思います」(嘘) 「羊数えてたら痛いと思う頃には終わってるにゃー」(パペット動かしながら棒読み) 「ゔぇ面倒臭ぁ…」 無口無表情な面倒臭がり屋。 表情筋が固く、感情表現は希薄。 見た目は目つきの悪い小学生男子。よくて中学生男子。 他人に身体を触られるのが嫌い。肉体的接触が嫌いなだけで人嫌いではない。 自分を溺愛してくる7歳上の兄がいる。 優しくて大好きな兄、という認識が変わったのは小学1年生の冬。 いつも通りに膝に乗せられて構い倒され少々ぐったりしていた昼下がり。 「可愛いなぁ。食べちゃいたい」という言葉と共に首筋をガブリとやられた。カプリでもパクリでもなくガブリ。 痛いし血も出るしで「人を食べるんなら許可取ってからにしろ！」とブチ切れた。今なら怒るところはそこじゃないと言えるが混乱していたのだから仕方ない。兄の目は本気だった。 物理的に生きたまま食べられるのは痛いし怖いから嫌だと両親に泣きついたら兄から自分への接近禁止令が出たのも仕方ない。 その時の事がトラウマになったのか、暫くは他人に触れられると吐いたり震えが止まらなくなった。表情筋が死んだのもこの頃。 今では他人に触れられても軽い嫌悪感を感じる程度に治まったので、当時担当してくれた精神科医にはとても感謝している。大変お世話になりました。 とはいえ忙しい両親に代わって様々な事をしてくれた優秀で優しい兄を嫌いになれる訳もなく、触れられさえしなければ問題ないと接触禁止に変更して貰った程度には兄の事が好き。 但し初潮がきた頃に「他の男に奪われる前にお兄ちゃんでハジメテ済ませておこうよ」と宣った兄の接触禁止令が解かれる日は遠い。 未だにことある毎に構い倒しに来ては「食べていい？」と聞かれるので毎回断っているが、嫌だと言えば無理強いはしないのが兄の良いところだと思う。 妹が好き過ぎて食べたい(物理)欲がある以外はちょっと愛が重いだけの良い兄である。欠点が致命的。 この兄に比べれば大抵の事はマシに見えるので多少の事では動じなくなった。 医療関係の家系なので自分がその道に進む事については、人を救う仕事に対する憧れや尊敬もあり、特に抵抗も疑問もなかった。 安楽死も、苦しみからの解放という患者やその周囲の人の心を救う医療行為であると認識している。 が、それはそれとして他にも救う手段があるのなら安楽死を選ばなくても良いとは思う。 選ぶのは当人なので自分がとやかく言うつもりはないけど。それでも選べるだけの他の手段があるに越した事はないだろう。 患者に感情移入しないようにという方針に慣れてしまった為、他人…というか個人への関心が薄い。 人付き合いにおいてあまり良い事ではないという認識はあるが、興味を持てないものは仕方がない。 取り敢えず周りに合わせておけば面倒事も減るだろうと思ってもいない事をよく口にするので、吐き出す言葉は大抵いつもぺらっぺら。 しかし無表情で言うので嘘か本当か冗談か傍からは判別が難しい。 口下手という事にしてあまり喋らなくても良いようにしているが、必要なら普通に喋れる。但し話の内容は大半が嘘で構成されている。 息を吐くように嘘を吐くが、本音を言って相手を不快にさせるよりは良いだろうと悪びれもしない。 基本的に嘘ばかり口に出す所為か本音を言うのは少々苦手。 人の顔と名前を覚えるのが苦手。興味がないからか。 意識していないと一瞬で忘れるし意識していても翌日には既に疎覚え。 実は家族の名前も正確に覚えていないのは内緒。だって父、母、兄で通じるし。名前で呼ばないし。 忘れると拙い相手はメモ帳に書くが、必要なくなると書いた事すら忘れる。 毎回メモ帳を開く訳にもいかないし面倒臭いので、名前を呼ばない・開き直ってテキトーに思い付いた名前で呼ぶ・いっそ喋る薬剤だと認識して覚える、のどれかを用いる事にした。顔を覚える手段は未だ見つかっていない。 皆して同じ格好するの止めないかな、とか考えている。白衣とか着てると皆おんなじに見えるんだよ。個性爆発してる量産型猫ロボットを見習え。 食に対しても興味が薄く、好きな食べ物を聞かれた時は手軽に摘める物を答えている。サンドイッチとかクッキーとか飴とか。別に好きでもないけど嫌いでもないし。 お酒は別に嫌いじゃないしそれなりに飲む。態々買ってまで飲まないけど。 ぶっちゃけ食べるという行動が面倒臭い。 それでも食べなければ死ぬし死にたいとは思っていないので青汁とウィダーインゼリーはお友達。 身長が低いのは十中八九これの所為。 固形物を食べるのが億劫な時期(主に夏)に自分で栄養剤を調合していた事もあったが、そこまでして健康に気を遣う必要ないな面倒臭いし、とあっさり止めた。栄養剤開発自体は楽しかった。 因みにその時の栄養剤は味を一切考慮せずに作った結果、興味を持った兄が飲んだら泡を吹いて倒れた事で製作禁止令が出された。解せぬ。栄養素は完璧なのに。 ちゃんと不味いとは思っているので味覚がおかしい訳ではない。薬だって不味いじゃないか軟弱者め。 『毒も薬も紙一重』という認識の元、自分が扱うものをより理解する為にと様々な毒を自らの身体で試している。 結果、毒物への耐性が付いたのは良いが一部肌が変色したり薬が効き難くなった。ついでに目も悪くなった。 「少し加減を間違えた」とは思ったものの、自分の身体なのでまぁ良いかと反省も後悔もしていない。兄には泣かれたが。 嫌悪や憐憫の視線が煩わしいので必要以上に肌を晒さないようにしている。夏は暑くてちょっと辛い。 両手に猫と羊のアニマルパペット(兄作)着用。その下には色付き使い捨て手袋。 子供にパペットの名前を聞かれて猫が『カッツェ』で羊が『シャーフ』と答えた。まんまドイツ語。当然覚えていないので名前をよく間違える。『みぃ』と『めぇ』とか。 表情筋が固いので和ませる為という名目で着けている。これも人間関係で煩わしい思いをしない為。 肌を見せたくないのもあるが、握手したくないというのが本音。極力他人に触れたくないし触れられたくない。 夏は蒸れるのでパペット下の手袋を外すか毎年悩んでは結局着用している。パペット外したら肌見えるし。 着けたままでも色々出来る程度に器用なのでパペットを止めるという選択肢はない。 他人に触れられるのは嫌いだが、世話を焼かれるのは嫌いじゃない。 身体に触れてきさえしないのなら自室に勝手に入ってきて色々されても気にしない。 実験や調合途中で「いい加減休憩しなさい」と中断させられるのも倒れるよりは良いので寧ろ有難い。調合中って時間忘れるよね。 アニマルパペットを着けてはいるが子供も動物も好きではない。虫は自分のテリトリーに入った瞬間叩き潰す程度に嫌い。 ぶっちゃけ蛇もそんなに好きではないので自分は死神で良かったとも思っている。言わないけど。 アスクレピオスはAIの為、子供の括りには入っていない(嫌いではない)。 都内マンション一人暮らし。 家事が出来ない訳ではないが面倒臭くてあまりやらない。 頻繁に兄が様子を見に来る。掃除と買い出しとご飯の作り置きありがとう。食べやすいものが多いともっと嬉しい。 兄がご飯を作り置きしてくれるので外食は少なめ。お弁当も丸ごと冷凍出来るって凄いよね。 冷蔵庫と冷凍庫は作り置きの為だけにファミリーサイズ2台設置。 兄にかなり甘やかされている自覚はある。家のスペアキーは勿論兄が持っている。 身長は低いが目付きが悪く無愛想な所為でチンピラによく絡まれる。 胸に回す脂肪も筋肉もないのでぺったんこ。 よく男に間違えられるが本人は気にしていないし態々訂正もしない。 小学生か中学生にしか見えないので、居酒屋とか行くと必ず年齢確認される。 化粧をすれば色々とマシになるだろうが面倒臭いのでしない。 兄と違って両親の悪いとこ取りしたような見た目だが、親に似ていないよりは良いと思っている。当然兄とは他人レベルで似ていない。 幼い頃はイジメの対象になった事もあるが、悪化する前にいつの間にか兄が対処していた。言ってないし割と陰湿だったのにどうやって知ったんだ。いやあんまり知りたくないけど。 ◇3年前の施術済患者失踪について 追加でバイアルを渡された時は最初に投薬した薬が不良品だったのかと疑った。 施術を行った患者が行方不明と聞いた時は最近の死体は勝手に動くのかと首を傾げた。 最終的には「警備員仕事しろ」とか思っている。警察でも良いけど早く見付けてくれ。 ◇アスクレピオスに対して 基本敬語で対応するが時々口調が崩れる事もある。アスクレピオスが汚い言葉を覚えていたら多分大体雪雫の所為。 チームの誰かに連絡事項がある時は伝言を頼んだりもする。端末操作して通信繋ぐの面倒臭い。 AIらしく合理的な思考は好ましく思っており、会話はあまり苦ではない。それはそれとして自分よりも感情表現が上手いのではないかとも思っている。 対話や学習の仕方等、自らに足りないそれらを学ぶ丁度良い教材。特にその学習意欲はこっそり尊敬している。言わないけど。 名前は薬剤認定で覚えた。体(病院)の調子を整える(管理する)作用がある。 顔を覚える必要がないって素晴らしいよね。光球バンザイ。 ◆家族 ・父→大柄で寡黙な強面。愛妻家。子供好きだが子供と対面すると大体泣かれる不憫な人。笑顔は悪鬼と称される程超怖い。 ・母→小柄で童顔。どう見ても未成年。父と並ぶと事案。可愛い見た目に反して中身は苛烈。昔は大分ヤンチャ(意訳)だったらしい。 ・兄→両親の良いとこ取りした高スペックイケメン。白蛇だと施術期間は妹と交流出来ないからという理由で死神になった人。その優秀さは主に妹の為に発揮される。欠点は異常なまでに重度のシスコンな事。欠点が致命的。 ◇好き嫌い ・好き→調合実験、兄、担当医 　蜜柑味シロップが入ってる飴が最近のお気に入り。でも態々買う程ではないし他に欲しい人がいるならあっさり譲る。 ・嫌い→身体に触られる事、面倒臭い事、虫、暑いのと寒いの 　カニバリストは嫌いとか以前に恐怖の対象。大抵のホラーは平気だけどカニバは無理。吸血鬼ものも無理。 ◆呼び方 ※思い出せない時はその時思い付いた全く違う名前で呼ぶ。 ・アスクレピオス→アス、アスクレピオス ・烏橋陽輝→院長、太陽先生(名前がそれっぽかったよなとか思ってる)、カラス先生(心の中で) ・桂馬喜郎→乳児院の院長、ピアノ院長、将棋先生(心の中で) ・平野セレス→ヒラさん(よく平野と平井と平田で悩むので)、月さん(どっかの言語でそういう意味だったはずだと思った)、晴天さん(心の中で/最初に天青石(セレスタイト)を思い浮かべた結果) ・HO1/飴鷺 九(あまさぎ ここの)さん/烏雨くんPC 　→シロノさん、シロイさん、まっしろしろすけ(心の中で) 　※白くなくなったら多分誰か分からなくなる。 ・HO3/飛鳥井 陽向(あすかい ひなた)さん/銀の餅さんPC 　→アスカさん、トリイさん、向日葵さん(心の中で/最初に名前の文字を見た時の印象だがそんな事はすっかり忘れて笑顔の印象からのアダ名だと思っている) 　※間違ってトリイ アスカだと覚えている。 ・HO4/香坂 槙人(こうさか まきと)さん/みょっかさんPC 　→コウさん(コウしか覚えられなかった)、マキさん(マキトかマキヒトか分からなくなった)、コマさん(心の中で/コとマが合っているのは確実だから) ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ◆職業ベース ・医師(EDU×20) 医学、応急手当、経理、信用、生物学、説得、薬学、ほかの言語(英語、ラテン語、ドイツ語) 特記:〈信用〉に+10%のボーナス。 ◇特徴表 ・5-6 異物への耐性 体内の免疫力が発達している。毒(POT)を対抗表で競う際に、成功の範囲に+20%。 ・4-1 目つきが悪い(D) 1d6→5(50P) 目つきが悪過ぎて、知り合い以外から怖がられる。APP-1。さらに〈信用〉-10%。 ◆技能 ・職業技能 応急手当→怪我も毒も初期対応が命。心臓マッサージは筋力が足りないので足でやる。 信用→麻酔科医としての腕はあっても目つきの悪さでプラマイゼロ。人間性と表情筋はパペットで補っていると言っても過言ではない。 説得→表情筋が仕事しない分、言葉で頑張るしかない。主に過保護な兄に対して使われている。 ほかの言語(ドイツ語)→専門書を読む為に勉強した。医学界の専門用語って大体ドイツ語だよね。 医学→麻酔科医も医者なので。全身を視認出来れば測ったりしなくても投与する薬の量を割と正確に推測出来る。 生物学→毒持ちの生き物を中心に色々調べた。実験・観察対象なので可愛いとか思った事はない。 薬学→専門分野。麻酔は勿論、毒についてはかなりの知識があると自負している。 ・趣味技能 聞き耳→耳も鼻も良い。触覚も優れているので実は触診が得意。温度変化に敏感なのは良いのか悪いのか。 図書館→調べ物や資料整理に。内容に共感出来ないので小説や漫画はあまり読まない。 目星→患者の診察や危険(チンピラとか)回避に。視力自体は低い。 機械修理→どうせやるなら徹底的に学んでみる事にした。A端末を一度分解してみたいと思っているのは内緒。 芸術(腹話術)→パペットで喋る時に。演技力はないので棒読みなのはご愛嬌。 心理学→他人に興味を持つ切っ掛けにでもなればと学んでいる。主に兄の食べたいスイッチを回避する為に使われる。 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ◆シナリオ◆ ▪紡命論とシンギュラリティー バイアルは治療薬に錬金術しました。 多分『死神』は続ける。辞める理由がない。 件の患者に関して『白蛇』への説明は槙人さんに丸投げました。殴り合いでもお好きにやっちゃってください。 生還報酬：医療技能+1d10→精神分析+10 CF成長：薬学96(補助貰って自動成功だったから実質成功はしてる)→+1 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ◇名前 ・赤ミズ イラクサ科ウワバミソウ属 別名:蟒蛇草(うわばみそう) 花言葉:気まぐれ、変わりやすい愛、自由 山沿いの平地から丘陵、山間部の渓流わきや水気の多い岩場、湿った林の中などに群生する。この自生場所が蟒蛇が住みそうだという所から蟒蛇草と呼ばれるようになった。 森の中など比較的日陰を好み、流れがほとんど視認できない水をたっぷり含んだ沢近くの腐葉土層程よく成長する。 特別な効用を持った成分はないが、斜めに延びた赤紫色を帯びる茎と短く紅色を帯びた根茎はつぶすと粘液質を含む。この粘液が皮膚面を保護する作用があり、皮膚の外傷回復を早める働きがある為、虫刺されや小さな切り傷、すり傷に生の茎や根をすりつぶした粘液を患部につけたりする。 食用としてはクセのない穏やかな味わいの山菜で、食感も良くさまざまな料理に向いており、晩春から秋口まで若葉や茎を塩茹でにしておひたし、ごまやクルミなどの和え物、炒め物、煮物、汁物、酢の物、卵とじ等にされる。 また葉の根元から5 cmくらいの部分を生のまま細かく刻み、すり鉢ですって酢、味噌、砂糖を加えた甘酢味噌で調理すると、ミズトロロと呼ばれる優秀な酒の肴になる。醤油と鰹節だけでも美味しい。 夏から秋にかけてはムカゴを塩漬け、浅漬け、醤油漬け、ピクルス、三杯酢にして食べる。 ミズナ(水菜)やミズという方言名も一般に親しまれており有名。その他の別名で、イワソバ、シズクナ、ミズブキ、ヨシナ、タニフサギ、トロログサと等がある。ヨシナは「好菜」または「佳し菜」と書かれる富山県辺りの地方名。 よく似た近縁種に青ミズ(山時埃/ヤマトキホコリ)があり、同じウワバミソウ属で更にこちらもミズナと呼ばれる事からも混同されがち。基本的には茎の根元が赤いか青いかで見分ける。 因みに一般的にアオミズ(青水/青瑞)と呼ばれる種もよく似ており同じイラクサ科だが、赤ミズ(蟒蛇草)や青ミズ(山時埃)と違ってビレア(ミズ)属。 ・雪の雫 ヒガンバナ科ガランサス属 別名:スノードロップ、待雪草(まつゆきそう)、雪の花、雪の草 花言葉:希望、逆境の中の希望、慰め、楽しい予告、恋の最初のまなざし、初恋のため息、あなたの死を望みます(プレゼント) 球根を筆頭に茎・葉などすべての部位にアルカロイドやリコリン等の有毒成分が含まれている。 触るだけなら問題ないが摂取すると下痢や嘔吐、眩暈等の症状が出る。 聖燭節との関係が深く、修道院の庭でよく育てられていた為、修道院の跡地などに自生していることが多い。 楽園を追われたアダムとイヴをある天使が励ました際、降っていた雪を天使がスノードロップに変えたという伝説がある。 ドイツには、雪が自らに色が無いため色を分けてくれるように花に頼んだが拒まれ、唯一それに応じたのがスノードロップだった、という言い伝えもある。この言い伝えがある為か、ヨーロッパでは「マリアの花」「雪の花」「ツグミの花」「小さな雪の瞳」「春の白さ」「可愛い瞳」等、多くの別名がある。 イギリスの農村地帯では、恋人の遺体にスノードロップを置いたら恋人がスノードロップの花になったという伝説がある。この伝説から死を象徴する花というイメージが定着。家の中に持ち込むと不幸になると言われ、「希望」という花言葉と併せて、スノードロップを贈ることは相手に「死」を「希望する」というイメージが生まれた。 因みに名前が似ているスノーフレークは同じヒガンバナ科でもスノーフレーク属なので別種。名前が似ている事や毒持ちである事から悪いイメージを持たれ易いが、花言葉は「無垢」「汚れなき心」「純粋」等とてもまとも。名前が似ている所為でとんだ風評被害である。 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 医者とは患者を救うものだ 例えば痛みから 例えば苦しみから 例えば恐怖から 例えば死から その命を、心を、繋ぎ紡ぐものだ 何がその人にとっての救いであるのかは、きっと本人にしか分からない 施す治療が唯一の救いであるとは限らない 死が逃げだと言う人がいるけれど、逃げても良いと思う 死ぬ事が救いであると思う人に無理に生きろとは言いたくない 生きていればいつか報われるなんて綺麗事だろう それでもどうか どうか、患者にとって1番良い方法をと願う だって私達は医者だ 患者を救う為に医者になったんだ 【待雪草のロストケア】 命と心と想いを紡いだ先に、救いがありますように ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ・ロストケア 2023年春に上映された映画のタイトル。 介護が必要な患者を幾人も殺した犯人は、それを『ロストケア(喪失の介護)』と称した。 介護疲れで精神を病む家族と認知症等の症状に苦しむ患者本人を苦しみから解放するという意味で使われる。 元々は普通に犯人を探すミステリー小説らしいが、映画は犯行動機に焦点が当てられている。 映画には山も谷もオチもないが、『愛憎紙一重』という言葉がよく分かる作品だったと思われる。 『だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。(マタイによる福音書７章１２節)』

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