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○浅井 蒼次郎（あさい そうじろう） 無精髭を生やし、飄々とした性格。それゆえ一見すると浪人生にも間違われる。診療中も変わらず軽い調子で患者を診るが、患者の調子や性格に合わせて口調や態度を寄せていく（現在でいうミラーリング）。硬派であるよりもこちらの方が患者の受け入れが良いのではと感じている。 学会にはあまり参加したくない（浅井の軽々しい見た目や態度を良しと思わない医師もいるため）が、まだ日の浅い精神医学の分野を少しでも深めていきたい気持ちはあるので渋々参加している（その時は髭を剃ってきちんとした身なりで行く）。 元々医師であった浅井が精神科医を志したのは、地方の精神病患者が「狐憑き」と呼ばれ、祈祷や祓いと称した拷問まがいの悲惨な治療を目の当たりにしたから。今でもあの時の精神病患者の目を覚えている。 ＜技能＞ ・医学、薬学、応急手当て…医師であるための知識は備えている。薬学の勉強もしているが、これといって効果的な薬はまだ不明である。 ・心理学、精神分析、信用…浅井は精神科医は患者の心に思いを寄せること、患者との信頼関係を築いていくことが大事だと感じている。相手のことがわからなくても、わかろうとしたい気持ちはある。 ・聞き耳、目星…診察時は傾聴と観察を常に心がけている。 ・隠す…患者を診察しつつ、自身の考えや心情は患者には悟られないようにする。緊張や不安は伝播しやすく、こちらがそう感じていると患者も不安を感じてしまうから。また、その実昔に出会った「狐憑き」の患者の目が忘れられないところもある。 ・図書館…医学、精神医学の分野について勉学を続けている。少しでも気になる文言や治療に利用できそうな資料を探し、模索している。

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