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Irene Marika Lopez 【技能取得】 月面研究員（オリジナル職業のため推奨技能を中心に取得） 目星、聞き耳、図書館、操縦（宇宙船）、電気修理、コンピューター、地質学、天文学 趣味技能として キック、生物学、地質学 【人称等】 わたし、あなた、彼ら/彼女たち 【人となり】 ヒスパニック系アメリカ人と日本人のハーフ。 黒曜石を思わせる瞳と浅黒い肌が魅力的な、グラマラスな女性である。 日本育ち。アメリカに留学した経験あり。 とかく鉱石に目がない。 月面研究員になった動機は ①高給取りになってストーンコレクションを充実させたい ②月面で新たな鉱石や化石を発見し、あわよくばコレクションに加えたい からである。 今は亡き父親がミスカトニック大学の地学教授であり、アイリーンの幼少期から世界中を飛び回って鉱石発掘に取り組んでいた。 宝石の原石に始まり新種鉱石、珍品化石に至るまで。父の持って帰ってくる様々な鉱物のお土産を心待ちに過ごす。 暖かな窓辺でコレクションに目を細める時間が昔から至福の時だった。 中でも大切にしているのが5歳の誕生日に貰ったブルームーンストーン。 この鉱石は火山帯で採れる長石類のひとつだ。 しかし当時の彼女はつゆ知らず、名前の印象から月より持ち帰ったものと勘違いして大喜びした。 中学校時代にホームステイ留学をし、社会科見学でスミソニアン博物館に赴いた折、初めて本物の「月の石」を目にする。 自分の持っていたのが月の石ではなかったことを知ってショックを受けたのは今となっては良い思い出だ。 月の石でなかったとしても父が贈ってくれた大切な宝石であることに変わりはない。現在も肌身離さず身につけている。 胸に遊ぶ光は彼女の誇りそのものである。 5年前、両親は出張先での落盤事故で他界。故郷への未練はほぼない。 動機はともかくとして月面研究員としてのプライドはしっかりと持ち合わせている。 高慢な印象を与えかねないため表にこそ出さないがエリート意識も高い。 しなやかなでありながら強靭さも併せ持つ人間であろうと心がけている。 身体を鍛えムエタイを習ったのも、健全な肉体にこそ健全な精神が宿ると信じているため。 【特徴表】 1-10 サバイバー:己の鍛え上げられた体で生き抜くのみ、説明不要!STR・CON・DEX・POW+1、APP・INT-1、EDU-2 (この特徴による職業・興味ポイントの変動は無い) 大学在学中に地学研究室に所属し、世界中に繰り出して鉱石を集めていた。スレスレで卒業。 【異能力（ESP）】 異能力発現秘薬によって取得した。使用の際には1回につき正気度ポイントを1d3喪失する。 9：対話（死者と対話できる。※人物指定） 【モチーフ】 イメージカラー：スカイブルー（#a0d8ef） イメージストーン：ブルームーンストーン（宝石言葉『希望』『幸運』） 【探索者を作成するにあたっての注意事項】 ・このシナリオは近未来(2069 年が舞台)のシナリオのため、探索者は『新規推奨』。(他の近未来シナリオに行っている探索者がいた場合、KPの裁量で許可を出すため要相談) ・人外探索者は NG。 ただし、大怪我をして片腕やら片足がオートメイル(ロボットアーム的な)は許可しても構わない。ただ、それに銃火器が備わっているだとかいうのはNG。 ・また、このシナリオは『月面研究所で働いている研究員探索者』と『地球から月へと行く探索者』に分かれてもらう。 ・探索者の年齢は双方とも 18 歳以上。 ・英語の初期値は現代よりも英語教育が進んでいると仮定し、EDU*2 を初期値として設定する。 『月面研究所で働いている研究員探索者』 ・職業は月面研究員固定で、必ず 2 名。 操縦(宇宙船)50。 生物学 or 医学 or 薬学のいずれかに 50。 電子工学 or 電気修理に 50。→(50 が最低値。それ以上取っても OK) 上記技能を必須にする代わり、職業ポイント・趣味ポイント以外の技能ポイント(その他)を追加で100 ポイン ト付与する。 ・また月面研究員探索者同士は宿舎の同じ部屋に住んでいる。 【世界観(月面人類共有)】 ★『2069 年の地球』 2021 年を境に全世界各地で自然災害が頻発し、人口の減少が止まらない現状にどの国も頭を悩ませてい る。地球の人口が減り始めたのは、2021 年頃からであり、この年を境に世界的に自然災害が次々と発生し始 めた。この自然災害が何故起こったのかは、2069 年現在でも解明されていない。 各国首相は自然災害への対策に加え、他の銀河系に人類が住める条件下の星を探すため、国家予算の多くを宇宙産業・ロボット産業に割いている。 人口は 2018 年の 74 億人から、2069 年現在は 30 億人を切っている。当初 2055 年には世界人口が 100 億 人を突破すると見込まれていたが、そのようにはならなかった。 ★『2069 年の科学技術』 宇宙工学の技術発展がめざましく、人類は他の銀河系へとコンタクトを取ることができている。 (「他の銀河系と地球間を行き来することはできていない」と政府は公表しているが、実際の所行き来が できている。だが、探索者のような一般人はその事実を知らない) 宇宙産業はアメリカ・ロシアを筆頭に行われているが、中国や韓国の技術躍進も凄まじく、国家予算の宇宙産業に対する割合が 3 割以上を占めているのはアメリカ・ロシア・中国の三ヵ国。 また、紙媒体から電子書籍へと完全に移行が完了しており、紙の本が読めるのは図書館や資料館などとい った文化保全のための施設、および国営施設のみとなっている。 世界的に科学技術は進歩しており、日本国内での車の自動運転技術は既に一般化されている。都市部の人々は免許を持たずして車に乗ることができている。 自動運転技術により、交通事故の件数は大幅に減ったが、あくまでもこれは先進国のみの例であり、発展途上国では自ら車を運転している地域が多く存在する。 ロボット技術も着実に進歩しており、AI が組み込まれたものは勿論、より人間に近しい繊細な動きがで きるものは既に導入されており、スーパーの店員、介護職員などはロボットが起用されている。 ロボット産業が進む背景には、前述の「地球全体の人口が減っている」というものがある。 また、『コールドスリープ』や『クローン』についても研究が進んでおり、荒廃していく地球に絶望した 人々向けに、新しい選択の一つとして民間会社が提案している。 しかし、この二つは人の在り方を変えてしまう、と人権団体が猛反対しており、度々一部の過激派が研究 所を襲う暴徒化していることが問題となっている。 ★『2069 年の日本』 2020 年に東京オリンピックが開催される予定であったが、2021 年に延期されてしまい、挙句の果てに開催日目前にして謎の大災害が日本を中心に発生する。 世界中で死者が何億人と出ているが、日本の被害が甚大であり、人口の 3 割が死亡・または行方不明とな っている。 それから 48 年、日本の総人口は約 5000 万人まで減ってしまった。 沿岸部は高潮や津波の影響で危険なため、なるべく内陸部へと移住するように政府から通告している。 (強制では無いため、貧困層や一部の変わり者、または土地に愛着を持っている人は移住していない) 変わらず東京が首都ではあるが、2021 年の災害により関東圏の都市機能が完全に復旧できたとは言えな い上に、人口も減少傾向にあるため、政府は首都を別の都市へ変更することを検討している。 このような荒廃した世界に不安を煽られたのか、既に地球外へと移住した人もいる、という噂話がオカル ト掲示板でされている。実際の所、この噂の真偽は不明である。 ★『東京都神無区(カミナク)』 実在する地図でいえば丁度東京都江東区周辺に位置している架空の都市。 かつては「神に愛された土地・神有区(カミアリク)」と言われていたが、2021 年、ここを中心に原因不明の大災害が発生した。死亡者・行方不明者は数知れず、2069 年になっても遺体が発見されない人も 多い。災害後、「神に見放された土地」として 2022 年に「神無区」に改名された。港区・江戸川区・台 東区と比べ、浮浪者やゴロツキは少ない。災害後に少しは復興作業が進み、他の区よりも人口は少ないがちゃんと区として機能はしている。 (地球側探索者は神無区に住んでいてもいいし、別の地域から移住、はたまた海外から突如来たという事 でもいい) ★『東京都・港区』 かつてはセレブが集っていた東京都港区。場所的に言えば神有区の西側に位置している(ここは実在の地図と相違無し) しかし、その煌びやかな過去を忘れさせる程に荒廃しており、住む場所が無い浮浪者や、行く当ての無くなってしまった流れ者が住み着くような治安の悪い地域となってしまっていて、地元警察も頭を抱える状況である。2018 年 9 月に電波塔としての役目を終え、シンボルとして残っていた東京タワーも崩れるまではいかなかったものの、いつ崩壊するか分からないということで現在は立ち入り禁止となっている。 【事前情報(月面研究員探索者のみに配布)】 月面研究員として、月で秘密裏に研究を行っていること、中には非人道的な研究をしていることを知っているが、探索者はその非人道的な研究には携わっておらず、詳細も知らない。また、二人はトランシーバーで連絡を取り合える。 (離れて探索していても、トランシーバーを使うことで双方間の情報共有ができる) 探索者は月面研究所の職員として 1 ヶ月前に地球から秘密裏に送られた。 ・何故月面研究所に? 探索者は地球で自身の専門分野である程度の優秀な功績を挙げた時、国から勧誘があった。研究員探索者はその誘いに乗って月面研究所の研究員になったという経緯がある。この時、戸籍を抹消する契約をしている。 地球に未練が無い人物、未練はあるがそれよりも研究に没頭したいなど理由は様々だが、家族や恋人、友人知人と二度と会うことはできないだろう。 この月面研究所には探索者を含め約 40 人の職員が働いており、日々人類の未来のための研究をしてい る。 ・月面研究所を統括している所長の明日葉(アシタバ)は探索者の直属の上司であり、数回だけ見たことが ある。外見は灰色の髪の 50 代後半の男性であり、膨大な知識量を有しており様々な研究成果を挙げている。 かなり物静かな人であり、研究の時以外はほとんど喋らない。 ・加古(カコ)という女性が月面研究所の副所長であるが、探索者の直属の上司では無いため交流は少ない。時折、男性職員を誘惑している噂を耳にしている。しかしながら、彼女が地球で挙げて来た功績は本物のようで、月面研究所で多大な影響力を持っている。 ・また、藤見(フジミ)という日系アメリカ人の先輩がいる。カタコトの日本語を喋り、常に探索者のこと を気にかけてくれている優しい人物だ。 数日前、月面探索隊として外部実験棟から外へと出ていたが、その後大怪我をして帰って来てからずっと 顔色が悪い状態が続いている。 ・同じく月面探索隊であった岡崎(オカザキ)、オペレーターの七井(ナナイ)の 2 人の研究員は行方不明 である。 ・国から派遣され月面研究所に常駐していた監査員の時任(トキトウ)という人物がいたらしいが、彼について知っているのは名前だけで、探索者が月面研究所に配属された時期と同じ頃に行方不明になっているらしい。

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