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HO4/27歳/公安警察 - 偽名：月橘（ﾂｷﾀﾁﾊﾞﾅ） 🌸花言葉「純真な心」 穏やかに笑い、人が好きだからと肯定し見守る。しかし道義に反しようとしていたら叱る、そんな典型的な優しい人。人の世話を焼くのが好きで、料理を作っては食べずに仕事ばかりしている子に渡したり、書類仕事を手伝ったり、率先してコーヒーを淹れたりしている。 手先が器用なので張り込みの暇つぶしに知恵の輪を解いたり、書類が来るまでの間にトランプタワーを作ったり。割と自由に過ごしている。 幼い頃から怒ること、泣くことが苦手だった。大切なものを奪われれば悲しかったし、壊されれば胸の奥が締め付けられた。でも表にまで出てこない。ダメだよ、なんて声に出していつも通り笑うものだから何をやっても許される、なんて勘違いされることが多くなった。 それが作用して学生時代は面倒事を押し付けられた。例えば押し付けてきた小学校時代のクラスメイトに「私はやらないよ」と、「自分の仕事は自分ですること」と、説いた。それでも食い下がらず厚顔にも頼み続け、終いには「役立たず」と日永を罵った。 　＿この子を今殺したら、どんな顔をするんだろう。 　＿どんな悲鳴をあげて、どんな形で息絶えるんだろう。 ぼんやりとそう思って手を伸ばしかけた。 そこから自分の殺人衝動を理解した。いつも心の底で燻っていた感情が、恋しい愛しいという感情の隣に居座っていた。 日永は小学生の時、自分に絶望した。恐怖した。 違う、ストレスがかかっているからそんなこと考えてしまうんだ。ちゃんと休んで、この子と向き合おう。 早めに布団に入って、友人と他愛のない会話をして、両親と一緒に料理をして、心を落ち着かせた。そう、忙しかったから、心が亡くなっていただけなんだ、そう思いたくて。 そんな日永の期待を裏切り、殺人衝動は確実に心に芽吹いてしまった。 ＿横を通り過ぎる女の子の首を絞めたい。 ＿前を歩く男性を階段から突き落としたい。 殺したいと思う度に、殺しては行けない理由を探した。だから法律を学んだ。学科は両親の希望により経済学部だったが、それでも良かった。だって時継と出会えたから。彼女の真っ直ぐな正義の心が、自分の殺人衝動の抑制になった。彼女みたいになりたいと憧れを抱いた。 もっと強く、確実な正義があれば自分のドス黒い欲望をかき消せるかもしれない。そう思い警察への道を志した。 最初は地域課に配属され、交番で街ゆく人々を見守った。これらが守るべき人達だって確認するために沢山関わった。 そんな態度が評価されたのか、公安に所属しないかと、推薦を受けた。国のために働くここでなら、この衝動をかき消せるかもしれない。正義の味方で居られる。まともで居られる。まともでいるために、公安に所属することを決めた。自分の歪な心を隠しながら、時継のような正義の人になるために。 拳銃を握る度に漲る殺人衝動に紛らわすために射撃場で銃を鳴らして。 時継と会う度に後ろから抱きつく度、自分の憧れの子を守るという意志と、いつでも無防備な首を絞められるのではという期待と戦っていた。お別れの時間になって「今日も殺さなくてよかった」と安堵の息を吐くまで。 殺人衝動を抱える自分を愛せないから、他人に優しく愛することで歪を埋めているのかもしれない、なんて自己分析。 そんなわけないと信じたくて、自分は人が好きだから、愛してるから尽くしているだけ。自分の代わりなんかじゃない、そう信じて今日も世話を焼いている。 大抵の人は好きだが、鷲尾な対する感情は歪。完璧な人間である彼に憧れるはずなのに、熱狂巻き起こす彼の姿にそんな感情は浮かばなかった。分からないけど、彼は完璧な人間では無いのではないか。でも自分よりかはまともであって欲しいと思った。 きっと守らないといけない人達に嫌なところを見つけて嫌いになったら、殺してはダメなんてストッパーは作用しなくなるのだろう。それをどこかで自覚しているから、日永は人が好きだと言い続ける。 「今日はほうれん草たっぷりのキッシュ！お腹減ってるかな？」 「ダメなの…！！それでも殺人はやっちゃいけない事なの！！」 「つぐちゃんみたいな真っ直ぐな人になりたいなぁ…」 「殺したくない、殺したくない…。殺しちゃダメ…」 【好きな食べ物】抹茶ラテ シナモンロール 【嫌いな食べ物】特になし 【趣味】料理（お菓子作り） 【嫌いなこと、もの】自分 黛 一織　→　いおちゃん（偽名：ひいちゃん） 梶 颯輝　→　さっちゃん（偽名：にのちゃん） 鳥羽　時継　→　つぐちゃん（偽名：まーちゃん） 🎨　→　00984f 🎵　→　FAKE IDOL 🍰　→

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