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「白戸黎です。21歳。法学部大学生。彼氏無し。とばっちりで入りました〜家に帰りたいでーす。」 「ハッキリしないの、嫌いなんですよね。ムカムカするって言うか。モヤモヤするって言うか………あ、わかります？」 法学部で法律学科を専攻している一人暮らし21歳大学生。 素直で、表裏の無い性格の持ち主。他者との間では必ず壁を作り上げ、絶対不可侵の領域と言わんばかりに踏み込ませない。そんな一匹狼型。 白と黒が好き。灰色は嫌い。 特技はチェスとオセロ。好物はオレオ。 目立ったサークルに参加する訳でもなく、かと言って合コンにも参加しない。バイトも程々、勉学もそれなりに。友人は少数。華の大学生を棒に振るっている様な人生を送っている＿＿＿＿＿＿＿＿が。その裏で、表では裁かれぬ様な犯罪者達を制裁する……と言う、何とも日常からかけ離れた人生を送る殺人鬼でもあった。表で少女の殺人が騒がれていないのは、被害者が表に出せない様な人間ばかりだから。大概自殺として世論には扱われている様だ。 至極一般な家庭に生まれ、それなりに幸せな生活を送っていたある日…家族を皆殺しされた。両親が庇ってくれたお陰で切り傷程度で収まり生き残りとして発見された少女は、……13 という歳で、天涯孤独の身となった。 母も父も兄も殺されてしまった。私の家族が何したっていうの？どうして？なんで？殺されなければならないの？奪われなきゃいけないの？嗚呼、ゆるせない。許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない！！！ 「＿＿＿＿＿ジャッジメント。貴方は犯罪者。悪者でしょ？……だから、死んで下さい。世の為平和の為、私の正義の為に。」

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