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冬というには暖かく、秋というには少し冷たい。 降ったことを誰も覚えていない、雨自身すらも忘れるような――それは曖昧な数分間（とおりあめ）。 ■概要 「あ、こんにちわぁ……」 「ううっ。私みたいな陰気なのが同じ空気吸っててすみません……」 先代支部長の後任としてUGN本部から配置されてきたエージェント。 陰気で気弱な様子で、室内でも常に傘をさしている。 "レクラン"石動 和人とは訓練生時代の同期であり、たびたび任務で組んでいた。 ■記憶操作 スミレは精神操作を得意とする特殊なエージェントであり、記憶操作処理の要員として各地で活動してきた。 "雨"を使った大規模な操作も可能であり、これは貴重な能力である。 それゆえ彼女が"念のために"と駆り出される現場は上層部の懸念どおり悲惨な結果になることが多く、各支部では「死神」のように思われている。 今回、レクランと旧知の間柄であること・彼が記憶に問題を抱えたことから「セラピスト兼後任支部長」として指名された。 ■雨女 しとしとと、 彼女が現れるところは例え屋内であったとしても雨が降る。 それは心象風景であり、実際の雫ではない。 彼女の強力な能力により、抑えても微量の領域が展開されつづけているため。 手にした傘は「秘密兵器（トイボックス）」である。 彼女の能力を抑える「拘束具」であり、戦闘時はブーストさせる「武器」となる。 ■"レクラン"石動 和人 訓練生時代の同期であり、たびたび任務で組んでいた。 多分、陰気なスミレにも優しく接してくれたのでは……ないでしょうか！ そのため淡い想いを寄せていたが、引っ込み思案と自己評価の低さが相まって言えずじまいだった（同期には多分バレバレだった。石動さんはどちらでも！）。 久しぶりに再会したが、 「和人くん」と話すときは今もやや挙動不審ぎみ。 ■戦闘 能力 　領域内に降る"雨"によって"暗示"・"催眠"をかける。 　在るものを無いと認識させる、無いものを在ると認識させることをはじめ、より強い暗示は物理的な効果すら引き起こす。 その他 　ボンヤリして鈍くさい様子から一転、戦闘では容赦のなさを見せる。 　それは「命は失われるもの」「世の中は悲惨なことで溢れている」という諦めによるもの。何かに期待しないよう自制してきたことが、皮肉にも戦場での冷静さに繋がっている様子。 　「――ごめんなさい。死んでください」 ■その他 ・自己評価が低いため、三下っぽいムーブをしがち。 　「あ、お菓子食べますかぁ…？　ちょうど美味しいのをいただいて……私なんかが食べるより、あなたに食べてもらったほうがお菓子も本望だと思います。へへ…」 　芯は他者への優しさや柔らかさがあるのだが、自分への卑下と相まって媚びっぽくなってしまう様子。 ----------- 一人称：私 二人称：あなた、～さん、キミ 口調：～です……、～～ですかぁ……？ 備考：気弱・陰気・卑屈 好き：日陰、じめじめ、"かたぬき"などの地味で細かい作業 ニガテ：正しさ、ちゃんとしていること 趣味：変なガチャポンを回して集める（深海魚シリーズとかそういう）

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