タグ： 蹂躙するは我が手にて

▶︎B国 軍事国家。今までもあらゆることを軍事力で解決してきた。力 is Power 大陸北方の広大な領土を有する大国。 広大故に国境が長く、国境に配置される兵力が分散されていたが、A国との不可侵条約を結んだことで小国に集中砲火が可能になった。 国民性として、「強大な軍事国家」のプライドが高い傾向にある。 戦争中期に完全勝利が見えない状態が続いたことは、このプライドをひどく傷つけ煽ったため、C国への宣戦布告に繋がった。 ▶︎イリアス・ヴァグナー 一人称：僕 二人称：きみ 厳しい軍事訓練を経て、戦闘力と共に、生来の精神力の強さが伸びに伸びた。 戦闘を最も単純明快なコミュニケーションツールと捉えており、戦い（特に肉弾戦）を好む。 故に人を手にかけることを全く躊躇しない、ある種軍人の鑑ともいえる人間。 力 is Powerの精神を持ちあわせ、B国軍の軍人はまさに天職だった。 家庭の方針で芸術全般の教育を受けており、知識はあるが、体を動かす方が好き。 好きが高じまくった結果、異例の早さで昇進した。 一般教育は受けてきたが、地頭は弱め。 物覚えが悪く、軍議の予定など忘れると業務に支障が出るものは時計型端末にメモしている。 戦いに関しては豊富な実地経験と勘があるので、大抵の戦闘機は感覚で乗っている。 入隊後に知り合ったとある同僚男性とは比較的親しくしており、毎日のように他愛の無い話をする唯一の相手だった。 男性が戦死してからは、遺品のライターを譲り受け、男性が好んでいたタバコをたまに吸うようになった。 男性が人生で唯一の友人と呼べる相手であったため、彼に話したいことがあると無自覚のうちに彼の残像を求めており、 機嫌のいいときや、（ごくまれだが）不安が高まったときに、タバコを吸いたがったり、ライターに触れる癖がある。 名門の芸術一家の生まれだが、母の不義の子と言われており、家庭事情は複雑。 周囲から腫れ物のように扱われてきたことから、心を閉ざしていた。 同僚男性と関わるようになってからは他人へも興味を持つようになり、人間観察がささやかな趣味。 今でも他人に本心を曝け出そうとはしない。 生きることにさほど執着はないが、男性の遺言が心残りなので、死ぬのは今ではないなと思っている。 B国内では極々平凡なよくいる顔。 常に軽く微笑んでいる（よく見ると目はあまり笑っていないことが多い）。 身長は平均よりかなり低い。 話し方はかなりフランク。年相応か、少し幼い印象もある。 初対面の人間には舐められがちだが、舐めてくる人間ほど実力行使に出れば勝てることがほとんどなので、本人はあまり気にしていない。 「イリアス・ヴァグナーですー。ここで会ったのもナニカノゴエン？ってやつだし、よろしくやろう」 「まともな人間になるまでは死にたくないんだよねえ」 「あ〜〜〜……悪いけど難しいこと覚えてらんないタチなんだよね。そんなこともあったっけ？」

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