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特記：ファンに対して＜説得＞に+20 新星人気俳優 芸能界1年目にして準主役に抜擢され、瞬く間に主演男優へと輝いた新人俳優 容姿端麗、ミステリアスな見た目だが人当たりが良く、よく笑い、少し天然。 演技に対しては人一倍熱い男。俳優業の派生でモデルもやっている。 一人称：俺　二人称：キミ/アンタ 2020/09/17 「海にも枯れる」 KPなる　PL煎太郎 SAN減少：60→46 報酬:SAN+13 10/16 「夢見る君に安らかな眠りを」 KP煎太郎　KPC:碧輝 海生 SAN減少:59→51 報酬:SAN+22　目星+7 ■以下、海にも枯れる　HO1 ﾈﾀﾊﾞﾚ有■ 裏設定 この世に産まれおちてこの方、これといって強く興味を持つものがなかった。好奇心が薄いのか他人に興味がないのか。 何に対しても無関心で、厳しい親の元でただそれに従って生きていた。 容姿の良さから寄って来る人間はいたが、そんな理由で寄ってくる人間なんてつまらなかった。表面上の友達は多かったが心から友と呼べる人間はいなかった。 そんな少年時代はただ何の刺激も受けず、時の流れるままに成長していった。 俳優を夢見たきっかけは高校入学の時に見た新入生歓迎会で行われた演劇部によるオリジナル脚本のショートドラマだった。 高校生にしてはずば抜けた演技力の持ち主の男と出逢った。後に一緒に同じ夢を追う事になる親友の「碧輝 昴(あおき すばる)」だ。 彼は演劇部部長で、部で幾度も賞を勝ち取ってきた実力者であった、そんな彼と彼の演技に興味を持ちすぐさま演劇部に入部した。 そこからは早かった、あっという間の高校生活だった。昴の元で演技を学び、彼と共に演劇に打ちこみ、先輩後輩でありながらも誰よりも深く友情を育んだ。 互いの情熱に感化され同じ夢を持つ者同士、良きライバルでもあった。昴のおかげでみるみるうちに演技力は高まり昴卒業後は部長も務めた。 卒業後、昴は大学に通いながら小さな劇団へ、星月もその後を追うように同じ大学同じ劇団に入った。 高校時代のようにまた二人で同じ舞台に立てると思っていたある日、劇団の公演を見に来ていた芸能プロダクションが星月だけをスカウトした その芸能事務所は名だたる俳優や女優が所属している、役者を目指す人間には憧れの場所だった。 昴の事もあってスカウトを断ろうと思っていたが、「こんなチャンス二度とないぞ、俺も同じ場所目指すから、先に行って待っててくれよ」と昴からの後押しで入ることを決めた。 その後はとんとん拍子に事が進んでいった、芸能界1年目にして準主役に抜擢、そこから更に演技を買われ主演ドラマも決まり、主演映画も決まった。 多忙な日々を過ごし続けて3年後。 昴が自殺した。自宅で首を吊って、第一発見者は星月だった。 毎年大晦日に二人で集まっては現状報告や演劇に対しての熱い話を肴に酒を呑みながら盛り上がっていた。その日もそうなるはずだった。 彼の下に置いてあった遺書には、星月に対しての嫉妬や妬み、自分の力不足による悔しさ、世間が認めてくれない辛さが書きなぐられていた。 追いかけていたはずの背中はいつの間にか自分の後ろにあり、自分は彼を置いて待つこともせず前に突き進んでいたのだ。自分だけが幸せだったのだ。 無くしてから気づくとは今まさにこういう事なのだろう、昴に対しての尊敬は敬うという感情だけではなかった、親友として一人の人間として愛していたのだ。 自分の身勝手で彼を傷つけ苦しめた。ただその苦しみが永遠と呪いのように纏わりついて、仕事も生活も何もかも上手くいかなくなった。 暫くの間活動を休止したいという旨を事務所に伝えたが、売り出し中である星月を休ませるわけにはいかないと交渉は受けてもらえず 無情にも仕事に追われる日々に戻った。昴の死を抱えて打ちこむ仕事は普段の何倍も精神に来た。 ドラマや映画、舞台では役になりきり、バラエティー・インタビューでは笑顔を作りファンを癒す。確実に無理をし続けた、気づけば笑顔が自分ではない自分を作り上げるのが癖になっていた。そうでもしなければ、壊れそうで怖かった。 しかし心身は正直で、ストレスによる幻聴・幻覚、トラウマによるネガティブ思考が日に日に増していった。 毎日、昴の夢を見る。ふとした時部屋を見れば首を吊る昴が居る。遺書の文章が脳裏にこびりついて消えない。気づけば自傷行為にはしっていた。 OD、リストカット、自殺未遂、どれも死という恐怖には抗えず中途半端に終わり死ねない毎日を過ごしている。 星月翔→ほしづき かける→星尽きかける→新星が終わりを迎える。

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