タグ： 2099 眠いお

　東京においても一流の基準に到達している戦士。世界に数十例の報告がない、龍理経絡ホルダー。経絡が変質しており、身体に魔力を通すだけで何倍にも増幅して返してくる特異体質者。豪快な剣技と合わせて、人類種としてはある程度完成した前衛能力を持つ。自他共に【悪運】の二つ名を用いており、妙に魔が悪かったり、事件に巻き込まれたりするが、見事に全て凌ぎ切っている。事実としての【悪運】の属性を用いた自己言及と他者言及により独自魔法を組み上げており、誘導した不運の中に活を見つける、と言ったトリッキーな戦い方をする。 　大雑把で粗雑な性格。善人とは言い難いが、悪人とも言い難い、良くいる人間。 近年ではフリーの、個人行動を得意とする腕利きとして有名だが、かつては八大事務所、臥竜事務所の幹部、急襲部隊の切込隊長を務めていた。 2093年の蒼夜事件を受けての事務所の壊滅を受けてしばらくの後に独立。個人的な裁量の大きな依頼を受けている。 僅かに生存した仲間と合わせて所長の遺産を受け取っており、現在は細々と臥竜事務所時代のオフィスや隠れ家などの資産を買い戻しているようだ。 2096年には、元々小規模事務所の義務ではあった東京府魔法士市場独立協会が定期的に開催する教育プログラムの教官として参加しているが.......一定の実績を持つ魔法士には免除も可能なものだ。免除可能な実力の魔法士には報酬も微々たるものだろうに、依頼を受諾したのは如何なる心境の変化だろうか？

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