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作家ベース 2015特徴票 異性が苦手 好意を寄せられている 趣味：詩や小説を読む事 特技：水泳 好きな食べ物：刺身 嫌いな食べ物：甘い物 和海は生まれつきひ弱な身体だった。 病気や喘息などの類はなかったものの、走る事や重たい物を持ち上げる事などはからきしダメで学生時代の体育の授業なんかはほとんど見学だった。 そんな和海が唯一好きだったのは泳ぐことだった。 無重力のように浮いていられる水や海水の中ではゆったりと泳いでいられて水の流れを把握すると早く泳ぐこともできた。 そんな和海の泳ぐ姿を見た女生徒たちはまるで「人魚」みたい、と彼をはやし立てた。 身体が弱い反面顔立ちがとても整っていたため女子からは酷くモテた。 バレンタインでもないのにお菓子や贈り物が和海の元に届くことが多々あったが。それが正直苦しくて仕方がなかった。 こんなに物を貰っても困るし置くところもないし甘いものは苦手で……。 とにかく女子たちは顔の良い彼氏ができる事を他人に自慢したいだけなのだ。そういう魂胆が空けて見えるような気がして人間不信に陥ってしまう。 みんな俺の顔が好きなだけで俺自身はどうでもいいんだろうな……とそう思うようになる。 両親もそうだ。和海がひ弱なのを気にしていろんな習い事に通わせた。 和海が水泳が得意だったことは内緒にしていた。教えてしまったら間違いなく水泳教室に放り投げられるからだ。 泳ぐのが嫌いになりたくなかったから、友達と出かけると嘘をついてはプールや海に出かけていた。 結局どの習い事もあまり身に付くことはなかったが自頭はとても良かった。 授業で習う勉強はさほど苦ではなく成績優秀。学年は常にトップだ。 こればかりは隠せなかったので和海は良い大学に行き良い進路に進むことを望まれていた。 俺は両親の為に、足かせにならないように……むしろ支えてあげなきゃいけないんだ……自由なんてないんだ。 と半ば諦めの気持ちで大学へ進学する。 大学でもあたりまえのようにモテた。 浮かれたクラスメイトが合コンの話ばかりする。和海は顔がいいから。と言う理由で良く連れて行かれていた。 同席した女子はもちろん和海と関係を持ちたくて沢山すり寄ってきた。 気が付けば女性が大嫌いになっていた。 みんな和海の顔を見るとご機嫌になって頭をぺこぺこ下げた。 自分を性的に見せようとわざと胸元を押し付けて短いスカートから下着を見せつけた。 気が付けば女性用のシャンプーのニオイすらも嫌になっていて少し香るだけで吐き気がした。 それから和海は一日中マスクをして過ごすようになる。 誰もいない空間でも。知り合いがいない空間でもだ。 そんな和海が唯一マスクを外して話せる関係の人間が居た。 それはある一人の男性だった。(コハPCくん) (出会いから死別するまでのあらましはコハに任せる！) 気が付けば恋人に同士になって和海は幸せだった。 気兼ねいなく話せるPCくんが心の底から好きだった。 この人の為なら両親のレールから外れたって構わないと思い彼の進路についていくこととなる。 ちなみに受け。 しかしそんな幸せもつかの間。和海は水難事故に巻き込まれ死亡してしまう。 その水難事故と言うものは詳細が曖昧になっており小規模ながらも複数名の溺死体を引き上げた。 噂では何者かが起こした意図的事件だったのでないかとまことしやかにささやかれている。

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