タグ： チコPC

芸術家（2015サプリ） （言いくるめまたは説得、芸術(任意)または製作(任意)、心理学、目星、歴史または博物学+次の技能から3つ選択：コンピューター、写真術、生物学、天文学、芸術(任意)または製作(任意)） ◆導入時17歳 日本生まれ日本育ちだが、祖父がイギリス人のクォーター。イギリスの血が濃く出たのか、明るい青い目をしている。 幼少期はとことん人見知りで、絵ばかり描いている子供だった。人と話すのは苦手だった。めずらしい目の色と整った顔立ちで、周りにじろじろ見られるのも、やたら構われるのも、何もかも苦手だった。 人に対する苦手意識は、10歳の時に両親が離婚してしまって、さらに悪化した。学校にもほとんど行けなくなった。 そして、静かな場所で休ませてやろうという口実で、田舎の祖父の家に預けられることとなる。…親からすれば厄介払いだったのだろう。 祖父もまた、あまりしゃべらない人だった。しがない画家で、人の少ない田舎で、自宅のアトリエに籠りきりで絵ばかり描いている人だった。しかし、それはそれで通じるものがあったんだろうか。徐々に空は祖父に懐き、二人で静かに過ごすようになった。祖父は日本語はあまりしゃべれなかったらしい。ただでさえそれだから、籠りきりだったようだ。祖父とコミュニケーションを取るうちに、少しずつ英語を覚えた。 そして、16歳の頃、祖父の体の調子がどんどん悪くなってくる。 ただでさえしがない画家として細々と過ごしていた祖父には大した貯金もなく、空は生活費の足しにならないかと自分の絵の路上販売や売り込みを始めた。 しかし、そうしたところで16歳の少年の絵に価値を見出してくれる人などそうそういなかった。しかも、人間が苦手な自分に、売り込みや接客など、到底できなかった。 別の仕事を探して、働けばいいんだろうか。でも、ずっと学校にもほとんど行かずに絵ばかり描いていた自分には、絵しかなかった。 僕にもっと、たくさんの人に認められるような絵の才能があれば、おじいちゃんを助けてあげられるのに。 おじいちゃんに少しでもいい食事や医療環境を整えてあげたいのに、それも叶わない。生活はどんどん苦しくなっていった。 一人称：僕　二人称：君、あなた、(苗字)～さん ぼそぼそと静かに話す、おどおどとした喋り方。 ◆作品について 絵画専門。ただし、描くのは『空』の絵ばかりである。それ以外も描けなくはないのだが、人間を描くのは苦手(人をずっと見るのが苦手)。 曇天も雨の降る空も、晴れた空も霧がかった空も、雷鳴の轟く嵐の空も虹のかかった空も、いろんな空の絵を描いている。 「…おじいちゃんが言ってたんだ……空はいつでも、どこでもとても美しいんだ、って……僕が生まれた時、空みたいな綺麗な青い目だって、日本語で空にしようって、名前、くれたんだって……。……僕も、空が好きだよ」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ