タグ： HOをこげPC

HO：あなたの人生は何もかもうまくいかない。母親はヒステリックで父親は酒を飲むと暴力的になる人間だった。 大学生(社会人)になってようやく、六畳一間の楽園を手に入れた。小さな部屋だが、恋人と二人慎ましく暮らすのには問題ない。 あなたの人生は何もかもうまくいかない。母親のようにヒステリックを起こし、あるいは父親のように酒に酔って、または別の理由で同棲する恋人を殺してしまった。最近すれ違い気味の、喧嘩も増えていた恋人を。 転がった愛しい人のかたちをした肉を前に、一番初めに浮かんだのは「隠さないと」という保身だった。 【特徴表】 2-1 手先が器用 ■俺/お前、真珠ちゃん ■職業：芸術家ベース（大学生） ■大学では社交的で友達が多いタイプだが広く浅くの関係でいる。学科は経済学科。身は入っていない。 幼少期からどうしようもない両親の元に育った、殴られたり怒られたくなくて勉強や自分のできることを探し媚びた。 その中でも絵の才能が開花し賞を取ることもあった。一度だけ賞をとり褒められたことがありそれが忘れられなく執着するように絵を書いている。 高校生になり自我を持ち家を出ることを決意し、家の有り金を全部トランクに積み家を出た。 それでも学費は足りないため一年浪人しバイトや画廊で金を工面した。 絵を描くことは自分の一部のようなもので好きとか嫌いとかのものではない、ただ褒められたい。 大学入った後ぐらいに恋人と会ってるはず。 どうしてこんな自分と一緒にいるのかはわからなかったが、自分を許してくれて自由にしてくれるKPCのことが好きだった。 彼女とこの六畳一間の楽園にいると自分が普通の人間になれたように錯覚する。 そんな時酔った勢いでヒステリックを起こし彼女を殴ってしまう、親の大っ嫌いな部分が自分にもあったことに自己嫌悪した。 それでも彼女は自分を許してくれた。その頃からDVが増えているはず（やめろ） 自分の画家になるという夢は元から諦念感があるので夢の話や将来の話をされるとイライラして黙らせるために殴った。 傷だらけになっても次の日の朝には朝食を作ってピアノを弾いている彼女を見て毎日安心していたし、していたかった。 その日は描いたことのなかった彼女の絵を描こうとしていた、こんな自分でも一緒にいてくれる彼女に感謝を示したくて。 声をかけようとしたところで将来のことを話された、いつも以上に腹が立ち殴った、転がった彼女の上に乗り気づいたら首を絞めていた。 やっと静かになったと思った彼女を見ると、彼女は絶命していた。 死んでいることを受け入れられなかった、次の日になったらまたピアノを弾いているだろうと思いながらその亡骸を眺めていた。 日が昇っても彼女はピアノを弾かなかった。日が顔に差し込んでその表情を見たとき、頭に浮かんだのは「隠さなきゃ」という他人事のような自己保身だった。 彼女をトランクに詰め込み家を出た。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ