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鰯と柊　HO1:鰯 「教祖の独白」 ネグレクトの家庭で育った。毎日が死にたいくらいの日々だった。 そもそもの話、毎日のように俺に向かって悪態をつき、暴力をふるうのなら何故生んだのか。 父を呪い、母を呪い、そして自らの人生を呪った。 毎日、ろくに食事ももらえず空腹だった。 薄暗くゴミだらけの部屋でも唯一できた空腹を忘れる方法は睡眠だった。 ただ、熟睡とは程遠かった。 空腹もあるが、布団も与えられず硬い床で寝て、親の機嫌で蹴り起されるからである。 …俺はいつしか玄関の音だけで目が覚めるようになっていた。 一度だけ家出をしたことがある。 今思えば、秋の寒空の下で薄着で大人用のサンダルを履いている子供はさぞ目立っただろう。 案の定すぐに警察に捕まり、すぐにあの汚い部屋へと帰ることとなった。 その日はいつもの倍以上殴られた。 自ら命を絶つことも考えた。 だが、何故両親のために俺が死ななければならないのかと思ったら、くやしさと虚しさにおそわれてやめた。 とわいえ何ができるわけでもなく、残されていたのは"祈ること"だけだった。 だからただ祈った。 助けてくれ、救ってくれ。 みっともなく、情けなく、みすぼらしく、だけども確かに祈り続けた。 そして"あの日"がやってきた。 ----------------------------- 育った環境のせいか食が細く睡眠が浅い。 その為か日中にボーっとしていることがよくある。 教祖として頼られることはありがたいが、最近はプレッシャーを感じており、正直やりたくない。 他人を祈りによって消すことについては特に罪悪感などは感じていない(自らの親は消えても文句を言えない人だったという考えから)。 教祖という立場で弱音も吐きづらいが、唯一吾妻由紀と真菰幽々には素直に話せている。 表 「え～っと…、そうですね。さぞ辛かったでしょう。えっと…、それではあなたが救われる事をここに祈りましょう。」 裏 「あぁ～、しんどい。由紀ちゃん教祖変わってよ…。」 HO2:吾妻由紀について 孤児院からの幼馴染として、ある程度の好意は持っている。 ただ異性としてといわれると少し違うかなという感覚。 特徴表 3-1　天気予報士 5-1　動物に好かれる 一人称　僕 二人称　同年代or年下　～君、～ちゃん 　　　　年上　～さん 性格　引っ込み思案 好きな食べ物　お茶漬け 嫌いな食べ物　酒(昔失敗をしたらしい。本人は覚えていない。)

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