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(2015 民間軍事会社メンバーベース) 職業技能ポイント[EDU×10+STR×10] イラクの貧民街生まれの元傭兵。貧しい暮らしを耐え忍ぶために強盗恫喝や取り立て、テロの工作、殺しなどを生業として生きてきた。 当時の呼び名はقَيْس(カイス)。実の親が分からないため、姓は無い。 現在はフランスの民間軍事会社に勤めている。 特記：〈人類学〉に+10%のボーナス。 【特徴表】 ①鋭い洞察力…優れた感覚の持ち主であるため、〈目星〉に+30%。 ②暗黒の祖先…邪悪な一族、カルティスト、人肉嗜食者、もしくは超自然のクリーチャーの子孫である。D100をロールし、結果が大きいほど、より邪悪な存在となる。→(76)歩く妖蛆の血が混ざっている。その影響から髪や瞳の色が独特で、体つきも他のイラク人よりかなり大きく逞しい。+50%の技能ポイントの取得(配分:《聞き耳》+50%) ―――――――――――――――――― 10代後半に差し掛かった頃、前世の記憶というものを思い出す。幼少期から兆しはあったものの、記憶が完全に戻った頃には以前と変わらない汚れ仕事に慣れきってしまっていた。 再び人の形で生まれてしまった絶望感と、何度やり直そうと自分は変われないのだという諦念から、ただ無為に人を傷付け殺すだけの生活に一層身を落としていく。 26になった頃、この世界にカミツレくんが生まれているのかがどうしても気になり、偽造した身分証でフランスへと渡航する。関わるつもりは毛頭無かった。ただ一目、彼が家族や仲間と笑っている姿を見たかった。 しかしいざ見つけた彼は、今にも死んでしまいそうな顔をしながら橋から川を見下ろしていた。 二度目の橋での邂逅で、倒れてしまった彼を助けて医者に連れていく。そこで今は別の名前を名乗っていること、彼が大切な家族を失ってしまったこと、そして彼には前世の記憶が無いことを知る。 自分と関わればまた辛い思いをさせるからと身を引くつもりだったが、今の状態で放っておくこともできず、偶然を装って橋へ会いに行ったり、食事を持ち寄ったり…何の縁か、ついには一つ屋根の下で暮らすこととなる。 今のままで彼の傍に居るのは危険だと重々理解していたため、半年程の別れを経て裏家業から完全に足を洗い、身分証を新たに偽造し直してフランス在住の決意を固める。 記憶を取り戻してほしいとは思っていない。 悪いことばかりではなかったにしろ、辛いことや傷つくことも多々あった。またあんな思いをさせるくらいなら、自分の内に留めておくべきだという考え。 カミーユくんには今の人生を大切に、少しでも多くの仲間と笑顔が増えるように生きてほしいと願っている。 シナリオ…死期の散華(END-A)、川の向こうで待っている(トゥルーエンド)

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