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「僕は伊勢 心開です。悩みがあったら僕に相談してくださいね。」 「…俺になんか用か？」 伊勢 心開 （いせ しんかい） 24歳 精神科医 物腰柔らかなそうな雰囲気のメガネをかけた 男性。 どんなに治る見込みがないと言われた患者でも根気強く対話や往診を繰り返し、人に寄り添った治療が評判。人の心をよく読む。 医者として喋る時は一人称が「僕」で丁寧な喋り方。 1人の時は「俺」で言葉遣いも乱雑。 足癖が悪い、目つきも悪い。普段は眼鏡をかけていない。 家が精神科医をしている 3つ年上のめちゃめちゃ勉強のできる兄「伊勢 一心」を両親は可愛がり、自分はあまり相手にされなかった。それなりに勉強は出来、医者を目指していたが、親の愛情の偏りにより一時期不良少年になっていた。その事にさらに両親との仲は勘当同然になってしまった。 そんな中でも兄は「親がなんと言おうと俺はお前の兄だ。困ったことがあったらなんでも言え」と常に一緒にいてくれた。 そんな兄を見て、元の自分に戻れるかも知れない、そう思った。自分は兄にひとつ頼み事をした 「兄ちゃん、眼鏡が欲しいです。兄ちゃんのような立派な医者になるために」 兄は嬉しそうに微笑んだ。 その次の日、兄は死んだ。 手には渡すはずだった眼鏡をもったまま。 その日からまるで人が変わったこのように医術の勉強をし、今では家の病院の跡継ぎとして 若き精神科医をしている。 その時の物腰柔らかな雰囲気と丁寧な診察はまるで亡くなった兄が乗り移っているかのようだった。 立ち振る舞いは兄を模しているが、本人に自覚はない。 患者のことは自分なりに良くしようと精一杯努めている。 現在は兄の眼鏡をしており、あの日買って貰ったメガネは自分が一人前の医者になるまで大切にしまってある。 NPCの「妹尾十三」 は歳が近いこともあり特に気にかけていた。 担当を外れてからも文通などで気にかけていた。

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