タグ： ハイフェッツをなぞる病

━━━━━━━━━━━━━━━ 「ハイフェッツをなぞる病」 HO：天才 ━━━━━━━━━━━━━━━ ▼職業 スポーツ選手 職業技能：回避、芸術（任意のスポーツ競技）、跳躍、投擲、登攀 ＋次の技能から３つ選択：応急手当、乗馬、水泳、こぶし/パンチ、キック、組みつき、武道（任意）、日本刀、薙刀、杖、弓、競技用アーチェリー、拳銃、ライフル、ショットガン ──────────────────── ▼性格 楽観的な性格で最善主義者。周りからは完璧主義のように見られる事があるが、当の本人は自身が完璧から程遠い人間であると自覚している。 ありあまる程の自負心があり、無自覚に相手を怒らせることも少なくない。天才故に共感性の低さが窺える。 ──────────────────── ▼バックボーン 初めてそれを見たのは幼少期の頃。 画面越しに映されていたのは、氷の上を華麗に滑る姿、大胆かつ繊細なジャンプ、見る者を魅了する素晴らしい演技、圧倒的技術とセンスで競い合うそれを見たとき脳裏に焼き付くほどに感激したのを今でも覚えている。 後に知ったがそれは、フィギュアスケートと呼ばれる競技の一つであった。 スクールに通い始めてから才能が芽吹くまでにそう時間はかからず、意識せずとも表現力が身につき自身の身体を自由自在に操る能力が他者よりも秀でていた。 皆が皆、自分のように自由に滑れる訳では無いと気付いたのはスクールに通い初め数年が経った頃。切磋琢磨してきた相手が、気付けば後ろの方で立ち止まっている。 諦観する姿で 「天才に勝てる訳が無い」 と 競い合う選択自体を放棄する言葉に虚しさと孤独を感じていた。 その中で唯一柊ニナだけは諦めなかった、スクールに通い始めてからずっと競い合っていた相手、初心者の頃はよく世話を焼いてくれていた。 スクール内ではニナがトップポジションであったが、評価される対象は次第にサムへと変わっていく。 優秀な成績を残した人間が評価されるのは至極当然の事で、サム自身もニナに勝る優れた能力がある事を自覚していた。 それでも立ち止まらずに這い上がろうとする姿に期待と同時、彼等のように諦めてしまった時に酷く幻滅してしまうことも分かっていた。 けれど自分を分かって欲しい。自分が見ている景色を一緒に見て欲しい。 そう一方的な期待をしながら、いつか自分の居るところまで這い上がってきてくれる日を待ち望むようになった。 ──────────────────── ▼柊ニナ 努力家で人として尊敬できる相手。 不憫な目に遭っても尚、諦観すること無く這い上がろうとするニナさんのその姿を愛している。 ニナさんの恋心には気付いている。技術向上の妨げになる可能性がある為、不要な感情に感じている。

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