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たかどの　あかね 東京近郊に拠点を構える宗教団体「拝掌教(ﾊｲﾀｷｮｳ)」の信者。幹部。 顔に無数の傷があり、無表情ぎみで加えて口数も少ないので初対面の人間に与える印象は良くない。しかし、その静かな物言いと時折見せる穏やかな微笑みが信者の信頼を集めている。素では口が悪く、気の置けない仲間（幽々など）に対しては粗雑な物言いになりがち。身内には冗談を言うこともある。 教祖であるサチには絶大な信頼を置いており、同時に篤く信仰している。身の回りの世話を手伝うことも多く、サチの髪を結うのは毎朝の日課（ヘアアレンジの数は先日50を超えた）。怪我をするのでお転婆なところは改めてほしいと思っているが、基本「サチ様の御心のままに」というスタンスなのでしつこく注意することはしない。プライベートでは本名の「千咲」と呼んでいるが、よくサチ様呼びや敬語が抜け切らずにその度に怒られている。 趣味は野菜を育てること。高いところが苦手。 ※「用心棒」（2015）ベースで技能取得 ▽公（私） 一人称：私（俺）　二人称：貴方（お前） ーーーーーーーーーーーーーー以下『鰯と柊』HO柊　秘匿内容ーーーーーーーーーーーーー 幼少期の家庭環境は最悪だった。酒が冷えてなければ怒鳴りつけ、酔って苛立てば容赦なく殴りつけてくるような父。そして男のところに入り浸ってほぼ帰ってこなかった母親の顔はもう覚えていない。治安が悪い地域というのもあり相談できるような大人は周囲には居らず、家から逃れて夜の街を彷徨うこともあった。 ある日、いつもは服で隠れる箇所を殴ってくる父がその日は違った。ひどい酔い方をした彼はガラス窓を割り破って自分を二階から突き落とし、そのまま朝まで放置した。気絶から醒めても、激しい痛みにより眠ることも助けを求めることもできない地獄のような時間の中、「生まれてきたのが間違いだった」と悟る。顔についた無数の傷はその時のガラスに拠るもの。あの夜に一度、朱禰の心は死んでいる。 千咲は初めてできた幼い友人であり、そして救世主だった。 当時から今までずっと教祖としてサチのことを心から信仰しており、その力を信じている。自分とは違う、神に恵まれた特別な存在、守るべき対象だと。 すべての人々が彼女の素晴らしさを知るべきだと思う一方で、特別な力を持つうつくしいこの人が信者ではなくただ一友人として自分を傍に置いていることに対し、仄かに満たされる気持ちも抱いている。その感情を表に出すことは決して無い。 サチ＞信者という明確な優先基準があるため、彼女の体調を悪化させる要因（信者及び彼らの悩み）は自分が取り除く、という合理的な判断のもと人殺しをしている。初めの数回は抵抗もあったが、慣れてしまった今ではそこに倫理観の葛藤は無い。 教団の沽券に関わるため証拠隠滅は徹底している。したがって返り血を避けるため基本的には素手での絞殺、体躯の大きい相手に対しては刺殺である。 昼夜問わず黒手袋を着用している。これは手の傷（火傷の痕）を隠すためだと本人は言っているが、実際は死んだ人間に触れた手で千咲に触れたくない、という朱禰なりの線引きである。同様に、返り血が飛んだ日の夜は執拗に体を洗う癖がある。 すでに一度死んだ自分にとって、教祖であるチサのために尽くすことは半ば生き甲斐のようになっている。狂信にも妄執にも近いそれによって朱禰はサチの為に「なんでもする」ことが出来る。 名の由来ー植物のアカネ 〇通過シナリオ 「鰯と柊」HO信者 「キスをしてもひとり」

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