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◤何首烏 戉｜かしゅう えつ　　俺/君　　A5BEC9 ──────────────────────────────────────────────── 犯罪研究家として名の通る男性。犯罪生物学の観点での研究が主だが、行動様式や取り巻く環境から分類を行う犯罪社会学にも力を入れている。 各大学で犯罪心理学や犯罪社会学の講義を受け持っており、あちこちに顔がきく。特定の大学に籍を置かずにフリーに活動中。 自費で数冊出版しているらしい。売れ行きは微妙。講義で使うからと生徒に買わせようか検討中。 長い白髪、フリルや刺繍が多くあしらわれた装い……とあまり現代的な外見をしていない。 家の影響もないことはないが意図して今のルックスを保っている。 本人曰く「ある程度怪しい外見の方が事件の方から近づいてきてくれるかな」とのこと。あと似合うから。 また「賀集 悦」の名で劇作家・演出家としても活躍している。 犯罪学の研究を通じて得た人の在り方を脚本に落とすのが上手いようで、ほどほどにコアなファンがついている様子。見た目も見た目だし……。 脚本を担当した舞台の初日舞台挨拶に呼ばれる度に外見で観客をざわめかせている。役者より目立ってはいけない……。無理矢理帽子の中に髪を収納して目立たないようにしてみたりしている時がある。 ルックスも悪くないため何度か演者として誘われたこともあるのだが、特に面白いことにならなかったため最近は誘われていない。大根でもないけど特別何か上手い訳でもない。 また収入源としてはこちらの方が上回っているため職業については「劇作家の傍で犯罪研究を行なっている」と表現した方が正しい。一応本人は犯罪研究家を自称している。ただ申告書などへの記載時には泣く泣く作家で出さざるを得ない状態ではある。 趣味はソロキャンプ。見た目に反してアウトドア派。 仕事がない日はあちこち山地に赴き自然の中で過ごしている。野鳥観察も好き。川辺で釣った魚を晩御飯にするのも楽しい。 ただしのどかに過ごしている最中に何らかの事件に居合わせることが多い。警察に聴取を受けるたびに怪しいものじゃないんだって……と説明している。 酒に強い。飲酒も好き。飲み会に誘われれば喜んでついてくる。やったー！酒だ！ 気軽についてくるものだから飲みの場で自分から次の脚本や試験の内容を聞き出そうとする者も多数いる。もしそうなれば「飲み比べで勝てたらいいよ」と飲み比べをふっかける。流石に百戦百勝とまではいかないが、負けの数は片手で数える程度。何首烏が買った場合飲みの代金も押し付けられるためハイリスクハイリターンな交渉になる。俺が勝ったらタダで酒が飲めるし、君が勝ったら俺から情報が聞き出せる。悪くないと思うけどな……。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 作家(2015)【 オカルト / 芸術 / 心理学 / 説得 / 図書館 / 母国語➡︎精神分析 / 他の言語➡︎人類学 / 歴史 】 26-アウトドア派 暇さえあれば季節を問わず、野外活動に繰り出している。 <ナビゲート><博物学><追跡>にそれぞれ+20%。 58-大酒飲み 酒にはめっぽう強く、酔いにくい。 アルコールを毒のように扱う場合、探索者はすべてのアルコール関連のPOTを2分1（端数切り上げ）にする。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通過済｜Freak HO1 　　　　君の唾液で中毒になりたい 　　　　タソガレ・ディペイズマン HO1 貴方は犯罪研究家だ。 そして貴方は犯罪を愛している。 特に、猟奇殺人に対する執着が強い。 何故なら、貴方には世間的に猟奇殺人と呼ばれるような犯罪の結実――「美しい死体」を自分の手で作り出したいという願望があるからだ。 どのような「美しい死体」であるかはPLが考えて良い。 (希望がなければシナリオ側で用意するので、あれば教えてという程度です。でも多分自分で練った方が楽しいと思います) しかし貴方は生まれてから現在に至るまで、一度も犯罪を起こしたことは無い。 良心のためか、美学に反するのか、願望を実行に移していない理由についてもPLが決めて良い。 貴方は上記の願望について、他者へ話したことは無いし、話すべきではないと思っている。 また、貴方は犯罪研究者として警察の捜査へ助力し事件の解決に寄与した実績がある。 捜査協力の頻度はPLが設定して良いが、そうした経緯によって警察に多少コネがある。 ──────────────────────────────────────────────── 既知NPC 三枝 りり (さえぐさ - ) 18歳 女性 貴方には犯罪研究家としての助手がいる。APP16。 ある日助手にしてください！と押し掛け女房のように貴方の研究室だか事務所だかに来てから1年ほど、助手として様々役に立っている。 貴方のことを「先生」と呼び慕っている。 どういうスタンスで接しているかは自由だが、貴方は彼女を助手として受け入れている。 ──────────────────────────────────────────────── <推奨技能> 心理学、精神分析、人類学、オカルト 犯罪研究家の設定に沿う内容であれば職業ベース技能の入れ換えも可。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 猟奇殺人を愛する犯罪研究家。恋していると言っても過言ではない。犯罪者というよりは彼らが犯罪者となるまでの経緯や結果、それらがもたらす影響への愛が強い。 一方で犯罪として世に認識されているものに興味はあるが、かえって表沙汰になっていないようなものについてはあまり興味がない。平穏な世を一瞬でも掻き乱すような異常なものこそ求めているものであって、日常に溶け込んでいるものには……。何かのきっかけで明るみに出ることがあれば興味を抱くかもしれない。 脚本を書いているのもこんな経緯で犯罪が生まれたら自分は好きだけどな……というものを書き記しているだけに過ぎない。 犯罪絡み以外でも一応書けなくはないのだが、筆の進みはやはり犯罪絡みの方が圧倒的に早い。 また自身も猟奇殺人者に名を連ねたい欲がある。いや名前が評価されること自体はどうでもいい。美しい死体をこの手で作り上げたい。 詳細は後述するが、理想の相手を首だけの姿にして口づけをしたい。遺体の唇から自身の唾液が検出されるほかは異常のないものを作りたい。 ねじ曲がった価値観の持ち主だが、成長の過程で特殊な環境に晒された訳ではない様子。ただ曲がっている。 ただそれを露呈することが社会生活を送る上で不利益しかもたらさないことを承知している。多少愉快な人程度で収まるように心がけているようだが、白くて長くてふわふわフリフリの男の時点で現代日本では"多少"ではないかもしれない。そのあたりの感覚もずれている。 ──────────────────────────────────────────────── ◤捜査協力 4半期に1度程度協力を依頼される。依頼と言いながらもなじみの刑事の愚痴を聞くようなスタイルで状況の整理を共に行っている。たまに警官同伴の元現場の確認作業も行う。運が良ければ聞き込みにも連れていってもらえる。 警察との協力関係が築かれたのは山奥での殺人事件がきっかけ。偶然キャンプで訪れていた何首烏が現場に居合せており何度か事情聴取を受けることに。聴取の度に捜査情報をそれとなく聞き出し、相手である刑事に推察やアドバイスなどを色々吹き込んだことが功を奏して犯人逮捕に至った。 ──────────────────────────────────────────────── ◤美しい死体 何首烏が定義する美しい死体は「理想の相手の頭部だけの死体」。 幼少期に観た舞台サロメに強く感銘を受けており、頭部だけの人間へ異様な憧れ、執着がある。 いつか理想の相手の首を落として口づけをしたい。それが叶えば死んだっていい。 夢を見るのは容易いが、いざ実行に移すとなると素人目で考えても難易度は高い。 猟奇殺人に分類されるためにも遺体は首だけしか見つからない方がいい。するなら自首でなく出頭がしたい。いや事件として捜査した上で自分にたどり着いてほしい……。 ・頭部の切断方法 意外と人間の頭部は頑張れば斬れる。斬首刑が存在している時点で斬れることは確かだが、綺麗な断面でとなると難易度は高い。 骨を直に切断する難易度は高いため、頸椎の椎間板付近を狙うと合間を縫って綺麗に斬ることがおそらく可能。 ただしそれを目測でしかも肉がある状態で判別がつくのだろうか？正確に狙うことが難しいなら狙わずとも落とす手段を練る必要がある。 手っ取り早い解決法はギロチンだが、あの装置を事前に用意することはあまり現実的でない。保管の上でもかさばって仕方がないし、使用後に付着した汚れ落としや解体等の手間が多すぎるしと一個人が用意するにはデメリットの方が多い。悩ましい。 それなら処刑人のごとく斧の腕を磨く他ない、と薪割りで斧の腕を地道に上げている……。キャンプ趣味なのも薪割りをしたとしても不自然じゃない状況を作るところが原点。今は斧3割キャンプ7割くらいで捉えている。キャンプ大好き？ ・胴体の扱い 正直首さえあれば胴体はいらない。捨ててしまえばいいのだが簡単に捨てられる大きさでもない。 かと言って遺体を長時間手元に置いておくのもリスクがいる。火葬のように焼却してかさを減らすのが早いのだろうが、特有の香りや実行する場所など綿密に練る必要がある。勝手にどっかに歩いていってくれないかな……。 ・理想の相手の定義 何首烏にとってのヨカナーンが誰か……。サロメをなぞるなら最低でも、自身に好意的でなくむしろ軽蔑しているような相手であることが好ましい。 嫌われること自体は多々あるが、彼が相手を好ましく思っている状態で起こることはあまりない。そもそも人相手にあまり強い感情を抱くことがない。犯罪者への興味は恋心に近しいといえばそうなのだが、その人相手にというよりその人が起こした事象への気持ちが優っている。猟奇殺人そのものに首があればいいのにな(?)。 総括すると相手からは酷く嫌われているがこちらが強く好意を抱いている人物が理想の相手となりうる。 ──────────────────────────────────────────────── ◤犯罪を起こさない理由 理想の相手に出会っていないから。……逆にいるのなら、上記の問題を無視してでも実行に移してしまって構わないと考えている。 彼の考えとして刑法を破ることは社会的地位や人生のいくらかを代価にすれば許されるものという認識。世論や人が許さないだけで法は許してくれるだろ、との考え。自首でなく出頭、出頭より逮捕を好ましく思っているのはその方が罪が重いから。人一人殺しておいて罪の軽さを考えるほど自分の身が可愛いわけではない。その価値観の延長で、世の犯罪者に対しては代価さえ払えば法の上では許されるのに逃げ回るなんてと面白がっている節がある。 上記の理由に加えて執筆した作品の中で何度も実行に移しきっていることも一応あげられる。現実味はないが多少の満足感は得ている。 自身で行うことに憧れを抱いてはいるが所詮人の行うこと。仮に綿密にシナリオを練り上げたところでどこかでエラーが起きる。自身に非がなくても他の要因が想定外の動きをして悪影響を及ぼす……となると、思い描いた美しい死体の再現ができないという恐れがある。口づけする前に人に見つかったりしたら最悪だ……。 ──────────────────────────────────────────────── ◤他 都内(シナリオの舞台があればそこ)に別宅兼事務所を構えている。自宅は東北の方にあるらしい。 少女一人が転がり込んできたとしても特に問題なく生活できるほどには部屋数がある。 三枝りりについては優秀な助手が転がり込んできて幸運だな、程度。何らかの目的があって自分に近づいているのを承知した上で放置している。 ……本人曰く放置しているらしいのだが、ことあるごとにお菓子を買い与えたり一緒に出かけたりと歳離れた妹のように可愛がっている。 助手としての働きにも満足している。スケジュール管理など直接仕事に関わる部分は自身で処理していることが多いが、部屋の整理や資料、道具の調達などでとても助かっている。受け取ってもらえるかはさておき一応給料を渡している。 首を求めているだけあって人の顔が好き。会話時余程の理由がない限りずっと顔を見ている。よく目が合う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◤名前 何首烏｜かしゅう ツルドクダミの別名、あるいは漢方薬の生薬の際の呼び名。 首が入っている名称というだけでツルドクダミであることに特に意味はない。 戉、鉞｜えつ まさかり状の斧。過去中国で刎頸の際に利用されたという。 ──────────────────────────────────────────────── ◤イメソンの類 最後の晩餐 / Misumi パンドラコール / ヰ世界情緒

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