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このCSは 南極で発見された謎の『巨大山脈』にまつわる 1人の青年の数奇な運命を追う前日譚である！ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/K3の過酷な登山 part3.コズミッククルセイダース_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ (ナレーション) 20xx年ッ！南極にて謎の山脈が発見された！ 最高高度海抜1万300メートル！ この狂気的で暴力的な高さに挑み、還ってきた者は未だいない──。 だが！ここに！その記録を打ち破ろうとする勇敢な挑戦者がいた！！！ >>>>>>> ◾️◾️ケンドリック・キングストン ◾️２０代　◾️男 ◾️Ｂ型　　◾️いて座 ◾️PDW財団職員・登山家 >>>>>>> 男の名はケンドリック・キングストン。 登山家である父とミュージシャンの母の間に生まれ、幼い頃からすくすくと健康に育ち── 心優しく、正義感に満ち溢れる性格の彼は、14歳にもなるとその豊かに育った体躯と筋肉、そして精神力を存分に発揮するようになる。 地元で不良たちが暴れていればコテンパンに叩きのめし── 不正を行う教師には拳で"教育"をし返し── 料金以下の不味い飯を食わせるレストランには代金を払わず帰る── このようなことを繰り返しているうちに、やがてケンドリックは町でも有名な不良として囁かれるようになった。 ある日のこと、ケンドリックが町を歩いていると、 真昼間だというのに、空を一つの星が流れ落ちていった。 ──その瞬間ッ！ ケンドリックの心に、衝撃が走るッ！！ それは何代も前から受け継がれる因縁、 その血のもたらす宿命のもたらすモノ── ｽ ﾀ ﾝ ﾄﾞ ──＜幽波紋＞！！！！！ 母の一族に代々備わるという不思議な力……持ち主の生命力が作り出すパワーある像(ヴィジョン)である！！ そばに立つことから名付けて「スタンド」！！ ケンドリックは空の流れ星を見て、何の因果かこの力に目覚めたのである！ スタンドには特有の能力がある。 ケンドリックのスタンド──後に彼はこれを、『星の峰々(スターピークス)』と名付けた──は、人間の精神に作用する力を持っているようだった。それは『過ちを正し、乱れた気を正しい流れへと戻す』力である。彼はこれが『癒しの力である』と同時に、『この力は正義の使命を帯びている』ことを心で『理解』していた。 以来ッ！ ケンドリック・キングストンは己の超能力を使い、様々な問題の解決に取り組むこととなるッ！ >>>>>>> ◾️◾️スター・ピークス(星の峰々) ◾️破壊力 - D / スピード - B / 射程距離 - E / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A ◾️能力 - 心を落ち着かせる、勇気づける、精神分析。 ◾️ケンドリックよりも俊敏なため、危険が迫った際はこのスタンドがケンドリックを抱えて回避をすることも可能だろう。 >>>>>>> PDW財団(パンダワゴン財団)はパンダワゴン氏が設立した組織であり、表向きは医療・福祉分野の事業を主軸にしている総合研究機関である。 だが、その実態は世に蔓延る「超自然現象」──あるいは人間の常識では計り知れない、「宇宙的現象」の研究を行う裏組織である。 ケンドリック・キングストンは父、ケヴィン・キングストンの紹介でこの財団に加入をし(どうやらケヴィンとパンダワゴン氏には古くからの縁があるらしい)、財団員として様々な怪奇現象に携わるようになった。それは、己の超能力を世のために──正しきことのために役立てたいという使命感からである。 『何らかの事件』があると、その場には大抵取り乱した目撃者が居るものだ。ケンドリックは己の能力を生かし、彼らの治療にあたった。正気を取り戻した彼らからは、必要な情報を聞き出すことができる。それらの情報を元に、根本の解決に動くのはまた別の職員たちだ。 財団と関わり始めてから、ケンドリックは父・ケヴィンについてを深く知るようになった。登山家であるケヴィンは職員でこそなかったものの、各地での採集品や得た情報を財団に提供しており、PDW財団にとっては欠かせない協力者だったのである。そのため、職員たちはケヴィンのことをよく知っていて、ケンドリックに父にまつわる沢山のことを教えてくれた。 子供のケンドリックにとって、ケヴィンは『ほとんど家に帰ってこない、自分たちに関心のないクソ親父』だった。 だが、家に帰ってこないのは数々の困難な挑戦に取り組んできたからだし、それらの挑戦は人々の心に勇気を与え、人類の進歩に少なからず貢献している。 そして彼は、彼にしかできない使命を全うする中で──ほんのわずかに与えられた余暇を、妻と息子に会う為に使い尽くしていたと言う。 けして家族を愛していなかったわけではない。ただ、己がそれに気づかなかっただけなのだ。 ケンドリックは父ケヴィンの背中を追い、自らも山を登ることにした。そうすることで、少しでも父に近づきたいと思ったのだ。 そして同時に。いつか──この人の孤独を癒せたらいいとも、思うようになった。 偉大すぎる父は、その実力ゆえにいつも孤独で、一人きりで闘いに挑んでいる。ライバルの一人でも居ればいいものを、彼と肩を並べ競うものは見当たらない。 だから、ケンドリックは決意した。 己がそのライバルになってやればいいと。 財団員として調査に取り組む傍ら、暇さえあれば鍛錬をし、山に登り、経験を積んだ。 そうして、数年の月日が経過する── ──現在ッ！ ケンドリック・キングストンは新世代きっての登山家とさえ呼ばれるほどに成長を遂げた！ そして奇しくもこの時！『狂気山脈』の存在が明らかになったのであるッッ！！ PDW財団は『無視できない問題』として、此度の南極調査隊に財団員を派遣することを決めた。 ──選ばれたのは、ケンドリック・キングストン。この男である。 そして！南極調査隊を率いるは、ケヴィン・キングストン！！ 新世界最高峰・人類初登頂……たった一度きりの栄誉、彼だけに先を越されるわけにはいかない。ついにやっと、己こそがケヴィンの好敵手であることを！ケヴィンに証明できる日が来たのである！！！ ケンドリック・キングストン──人呼んで『K3』。 彼の過酷な登山が、今ッ！ 幕を開くッッ！！！！！

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