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■備考 犯罪者ベース。 いつもへらへらしている男。杖を持ち歩いている。右目が白内障。 本名は「夜鷹(よだか)」。 捨て子。 死にかけていたところを孤児院に引き取られる。飢え死には免れたものの、痩せ細った体は冷えてうまく動かない。夜鷹は当番の仕事もろくにこなせない落ちこぼれの役立たずだった。 孤児院の主人は、普段は穏やかな人間だったが、癇癪持ちであった。何がきっかけだったのかわからない。ある晩突然、夜鷹は顔面をズタズタにされる。 自分は不出来だったから罰を与えられたのだ。 もっとうまくやれるようになりたい。そうすれば、もう誰も怒らないで済むし、きっと愛される。人間になれる。 人に愛され、そして人を愛したい。 そう思いながら10代を過ごした。学校に通うことは出来なかったので日雇いのバイトを幾つもこなす。 行く先々で醜い容姿に指を差され、嗤われるも夜鷹は何も言い返さなかった。人気者はよく笑っていることに気付き、愛される為に、機械のようにその真似をする。虐げられてもへらへらと笑うその姿を気味悪がって、殆どの人間が彼から離れていった。 18になる頃、はじめて手を差し伸べてくれる女性と出会う。夜鷹は善意と、感謝と、正義の心から彼女を守りたいと思った。はじめて誰かに愛され、そして愛することが出来るのだと喜び、肉体を鍛え、髪型も服装も彼女の好みに変えた。彼女の願いは何でも聞き入れた。 「あの子を殺してほしい」。 彼女の願いは何でも聞き入れなければならない。 それがとうとう五人目になったとき、出会いから全て彼女の計画であったことを理解する。愛など無かった。利用されていただけだったのだ。問い質そうとするも、女性は蒸発してしまった。夜鷹はまたひとりになった。それでもまだ、誰かに愛されたいと泣いた。 夜鷹はひたすらに純粋だった。 現在は、所謂裏社会で何でも屋のようなことをして生計を立てている。 へらへらとした笑顔は抜けないまま。 殺しに躊躇いが無くなり。 陽気な口調は第一印象を良くする為。サングラスは顔面の傷を隠す為。杖を持ち歩いているが、足が悪いわけではない。悪そうに見せかけているだけだ。ポンコツな人間がうまくこなすとより褒められることを知っているから装っているだけ。 すっかり拗らせて口では言えなくなってしまったが、その分容姿や振る舞いによく出ているだろう。夜鷹の全ては愛されたい/愛したいという祈りから出来ている。 ■後遺症 「我々は何者なのか」 あなたはグレート・オールド・ワンであるウトゥルス=フルエフルと人間のハーフである。 特徴表「暗黒の祖先」が強制的に付属する。 ■通過シナリオ Noa♡noA(HO2)

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