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元々は普通の家庭に生まれた普通の子供だが、勉強よりも遊びに夢中になっていたせいで成績はあまり良くなく、テストを親から隠す日々。 テストをビリビリちぎって紙片にしては、部屋に住み着いていた可愛いネズミ「シュトラウス」（こっそり名前をつけてこっそり可愛がっていた）のベッドに使っていた。 しかし、色んなことを隠し続けたその後ろめたさはどんどん溜まっていき…… ついにはその罪悪感から、高校生の頃にオーヴァードとして目覚めてしまった。 シュトラウスとは、その頃から一層仲が良くなって意思疎通ができるようになり、オーヴァードとしての成の良き相棒となった。 もう一人の良き理解者、事情を知っている幼馴染の東雲葵からUGNに誘われた際は、「組織でカツカツするのとか性に合わなさそうだし……」と断った。 その後、高校卒業を機に一人暮らしを始めたことでタガが外れてしまい、今度はテストではなく人をビリビリしたりなど、色々と『やって』しまった。 ビリビリくらいだったら可愛いもので、思いつく限りの非行をした。 ある時、自分よりもずっと幼いが口が回るオーヴァードの子供に誘われ、脇目も振らず派手に暴れた結果…… ついにUGNに目をつけられ、逃亡生活を送ることになる。 FHセルリーダーのアンに助けられて（？）からは、何やかんやで彼女のセルに入った。 色々あったが、たまにタガが外れてしまう以外は普通の人。たぶん。 昔の行いは流石に酷かったなあと、今では反省している。 なんの因果か成の能力は空飛ぶスパゲッティモンスター教と合っており、不本意ながらスパゲッティを飛ばし、電話の通信料を節約している。 一応セルの一員ではあるので、スパモン教についてはまだ勉強中。 たまに（わりと？）リーダーの話に付き合って疲れることもあるが、追われているよりもずっと居心地が良いので甘んじて受け入れている節がある。 というか、行動を共にした結果、この人もしかして自分がついてないとダメなのでは……と思っている節もある。依存？　違います！！ だが、自分一人だと荷が重すぎるので、もう一人くらいメンバーが欲しい。 FHとUGNの立場の違いについてはそこまで気にしておらず、目指す方向が違うだけでやってることの根本は似たようなものでは……？という考え。 ただし、追われた経験からUGNに対しての恐怖心があるうえ、UGNにいる葵には「組織でカツカツ（略）」だと断った手前、どんな反応をされるか分からないので絶対に知られたくない。 アイパッチをしているが、必要に駆られて着用しているのであって海賊のフリしているのではない。断じて。 シュトラウスは成の能力により電気を発するネズミとなったが、決してピ○チュウではないことをご留意いただきたい。by成。 無垢なるネズミさんを非行に付き合わせてしまったことは非常に申し訳なく思っている。 コードネームは、非行に走っていた頃にUGNからつけられたもの。 ある場所で雷鳴が轟く頃、別の場所では大量の稲が無くなっていたことから。つまり稲泥棒である。 調子に乗っていた当時はその名を誉に思っていたものの、今となっては恥ずかしい。

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