タグ： 星安吾

◆特徴表 ・6-5 急所を見抜く 狩人の素質を持っている。貫通の確率は、通常の5分の1ではなく、2分の1となる。ただし、最大40%である。 ◆特徴・性格など 高校一年生。バンドではドラムを担当している。 また、風紀委員に所属している。 明るく優しく、『天真爛漫』を擬人化したような人物。 気さくでフレンドリー。いつもニコニコしており、人懐っこい犬ッコロのような性格。末っ子気質で褒められると喜ぶ。 ……というのが表向きの性格だが、実際の彼はそうではない。 彼はあの日からすっかり変わってしまったのだ。 そう、あれは10日前のこと─────。 ザカリーは両親のことが大好きな、どこにでもいる普通の子供だった。 警察官である父に憧れており、父と同じく警察官になるのが夢。アメコミのヒーローが好きで、悪人から人々を守る父のことをヒーローのようだと思っている。 母の作る焼きそばパンが好きで、家族三人揃って食卓でそれを食べるのが特に好きらしい。 高校に入学した彼は、購買で一日限定販売のスペシャル焼きそばパンの存在を知ることになる。 何としてでも手に入れなければならない。 そう決意して、来る日も来る日もスペシャル焼きそばパンの販売日を待ち続けた。 そしてついに迎えた当日、廊下を走るのは校則違反であるため、彼は早歩きで購買へと向かった。 既に長蛇の列ができていた。 その時点で不安感はあったものの、きっと、きっとスペシャル焼きそばパンを手にすることができるはずだ。 そう思っていた。 しかし、虚しくもその期待は目の前で打ち砕かれることとなる。 自分の前に並んでいた男が、最後の一つである焼きそばパンを買って行ってしまったのだ。 レオナルド・ベッジ─────奴はあの後、のうのうと焼きそばパンを食らったのだろう。 そう思うと腸が煮え繰り返りそうだった。 そして、奴がこちらに怒りを向けられているなんざ露ほども思っていないであろうことにもムカついた。 沸々と湧き上がってくるドス黒い感情。 それは復讐心だった。 「いいかい。どんなことがあっても、卑怯なことをしてはならない。常に正々堂々としていなさい。そうすれば、欲しいものが手に入らずとも、己が恥ずかしくなるようなことはない」 昔、父が言って聞かせてくれた言葉を思い出す。 そうだ。卑怯な手を使ってはならない。 ではどうすればいいか…………考えた結果、ザカリーはスポーツで復讐を果たすことにした。 元々体を動かすのは得意である。これなら奴をギャフンと言わせることができるはずだ。 そう思い、彼はラケットを握りしめた─────。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ