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FEりゅうたま HO：《旅の聖職者》 一人称：私　　二人称：～様、～さん、固有名詞、あなた 口調：ですます、ラフめな敬語 性格：優しい、大らか、ちゃっかり、掴みどころがない、現実主義、愛情深い、献身的、性善説、明るい、肯定的、冗談言えるタイプ、悪振る お気に入りアイテム：古いナイフ エリトリア王国、優しい父母の元に生を受ける。父親は腕自慢の傭兵で、何かにつけてはその力強く逞しい腕で母と子を抱き上げ大きく笑っていた。しかし、そんなありきたりな幸せは短い終わりを迎える。ある日賊が家へ押し入り、父は母と子を守るため賊と打ち合った。まだ齢3歳だった自分は母の背に守られながらも、当然父が勝つのだと思っていた。誰にも負けない、自慢の強い父親だったから。しかし父は賊の凶刃に倒れた。母子の目の前で、殴るように胸にナイフを突き立てられて。その後の記憶は曖昧だが、母と生き残ったのだから、賊には見逃されたのだろう。世界を劈く母親の聞いたことも無い叫び声が、今でもずっと耳に張り付いている。父を失い程無く、母が病に倒れ、あっという間に帰らぬ人となった。残ったのはたった一つの父親の形見だけ。親を失い天涯孤独となった身は孤児院へと引き取られ、長く苦しい孤児院生活が始まる。孤児院での生活は酷いもので、整った中性的な容姿は常にからかわれ続けた。自分につらく当たる師を憎んだこともあった。多くのつらい目に遭い、そのことを他者へ語りたがらないため、《復讐の傭兵》さえその詳細を知らない。10年前にコーンウォリス家に引き取られ、嫡子である《復讐の傭兵》の家臣として仕え始める。コーンウォリス家は2年前に同盟の資金を横領した罪で訴えられ、アスティオ侯の調査で判明した証拠により侯爵位を剥奪され取り潰しとなったが、家臣が居なくなった後もキアルンの傭兵として《復讐の傭兵》と共に在り続けている。父親が殺された時のことを、今でも思い出す。押し入った賊の、黒く深い闇の様な瞳。その悪夢にうなされては大量の冷や汗と共に跳ね起き、人知れず眠れぬ夜を過ごすことも多い。 エミリーナ教の修道士で神父修行中見習い。中性的な顔立ちが美しい薄幸の聖職者。修道士らしく性根は優しく、また大らかだが、ちゃっかりした性格で隙あらば収入を得て私腹を肥やそうとする。適宜私腹を肥やしている割に生活は節制しているため貯めることに重きがあるようだ。己の顔面美を自覚し、この特性を自身が独自に有する手段の一つと認知している。容姿への称賛には謙遜せず、揶揄は意に介さない。それ程の自覚と自信があるため、それが効果的な状況であると認識すれば大いに用いてくる。魔道書の管理同様、美の管理にも余念がない。羽振りの良い迷える子羊からきちんと対価を得て程々に救っては私腹を肥やし、日々を幸せそうに過ごす様は悩み等とは無縁の様に見える、人懐っこくどちらかと言えば他者をからかったり振り回したりする側の人間。ただ《復讐の傭兵》だけには、彼の幸せを一番に強く願っていることもあり強く出られずここぞという処で振り回されることもある。彼がその気になれば《旅の聖職者》を意のままに振り回せることを《復讐の傭兵》は分かっていない。一方で、相手に知られたくないこと等は掴み処無く躱し、嘘を用いることもよくある。神に仕える身らしからぬ、と思われるかも知れないが、らしいからしくないかはさて置き、人を陥れる嘘でなければ誰かのための嘘や優しい嘘は吐いても神はお許しになるというのが彼の持論だという。なお、人を陥れはしないが誰のためでもない嘘も割とサラッと普通に吐いている。最近捨てられいた仔犬を拾い、フードに入れたり小脇に抱えたりなどして伴っている。重く感じ始めたり腕がだるくなると野に放つが犬はきちんと付いてくる。 ―――――――――――――――――――― ▼《旅の聖職者》の関係 ・《復讐の傭兵》：10年前からコーンウォリス侯爵家（《復讐の傭兵》が嫡子・家は2年前に取り潰し）の家臣として仕える（今は嫡子と共に傭兵稼業） ・《エリトリアの伯爵令嬢》：彼女がキャリオン伯の元へ養女として出た後にコーンウォリスへ来たため、顔は知らないが嫡子の妹として名は知っている ・ ▼コーンウォリス家 嫡子《復讐の傭兵》、次子《エリトリアの伯爵令嬢》兄妹の生家で、10年前から《旅の聖職者》が仕える、現存しない侯爵家。侯爵は人の良い人物であったが、2年前ルッカ同盟の資金を横領した罪で訴えられ、盟主である現アスティオ侯の調査のもと咎有りと判決。諸侯連合の決定により侯爵位を剥奪され、コーンウォリス家は取り潰しとなった。

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