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◆黒木 霊無（くろき　れいむ） app:12/siz:10 ◆性格 依存症の質があり、極端に熱中しやすい。 好きなものは怪異にまつわる恐怖、嫌いなものは平穏を壊すもの。 ◇ むかしから、怪異小説が好きだった。 現実には無い刺激にどっぷりとハマっていた。 遡れば、おおよそ小学校低学年からになる。 他の同級生がビデオゲームに熱中する横で、彼は休憩も取らずに長時間その恐怖の世界に浸っていた。 心配する親はいなかった。 仕事ばかりで過程を顧みない父と、浮気相手との逢瀬に明け暮れる母は、こちらを見ないようにとたくさんの本を与えてくれた。 現実からは目をそらし、自ら怪異に寄り添った。 さいしょに巻き込まれたのは8つの頃だった。 遠足の道中、黒ぐろとした粘性のある木に取り込まれた彼は、興奮気味に、怪異はいつでも日常のすぐ側にいたと知った。 程なくして引率の教師に助けられたが、その助けがなければ、とっくに、彼は喜んで怪異の一部になっていただろう。 何度も、怪異に巻き込まれて。 何度も、怪異の腕の中で一つになろうとした。 自分の存在を、世界から希釈したかった。 虚しく叶わず、12回目の誕生日を迎えた。 そうして彼の願いはようやく叶えられた。 あの人との出会いである。 ◆ デフォルト KPC：仁木順平（にき・じゅんぺい）/名前や性別、性格は自由に設定可能。 職業はデフォルトでは怪奇小説家。変更は可能だが、自宅で行える職であること。また、クトゥルフ神話技能を 20 取得すること。 誘拐されてきた元探索者。極度のストレス下においてセイレーンの歌声を使用されたこと等もあり、ストックホルム症候群を発症していた。 特徴表は 4-6≪寄せ餌≫と 4-8≪大切なもの≫で固定される。 ≪大切なもの≫はこの家であり、それが存在しているからこそ正気を保っている、ともいえる（本シナリオでは大切なものがあるためギリギリ『探索者としての正気』があると解釈した）。SAN が 0 になると宇宙からの色の狂信者へと変容するだろう。 現在はわずかにのこった正気で自身の精神の限界を感じており、表層意識としては次の後継者を探すため、無意識下では自身の行為を止めてほしいがために『探索者』たりうる人物を探している。 ▽ステータス STR:探索者と同値で固定 CON:12 POW:18 で固定 DEX:探索者と同値で固定 APP:15 SIZ:探索者と同値で固定 INT:18 EDU:16 SAN:8（固定） ≪取得呪文≫ ・記憶を曇らす ・魅惑 ・不完全な吸魂（処理は後述） ・天候を変える ・門の創造

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