タグ： 静なるテロリスタ HO【篤学者】秘匿あり

【職業ポイント】 古物研究家(6版基本ルルブp48より) ※個人的な技能として、考古学を取得 　　　　　　　図書館：本を読むことで歴史を解き明かす。 　　　　　　　　目星：古物の違いを見つけたり、発見したり、細かいところを見る必要がある。 制作(古書/古美術修復)：考古学を専攻するがくせいとして、修復するすべを学んだ。 　　　　　　　　英語：学生として、わかる部分をやっていた。 　　　　　　　考古学：授業や父の影響で昔から学んでいる。 　　　　　　　　歴史：授業や父の影響で昔から学んでいる。 【興味ポイント】 　　聞き耳：周囲の音を注意深く聞いている。 ギリシャ語：「無名神殿」がギリシャ由来の可能性があることを知り、独自に勉強するためギリシャ語を学ぶ。辞書を片手に本が少し読めるレベル。ギリシャ語の古文書を読むのはまだ難しい。 　　考古学：授業や父の影響で昔から学んでいる。 　　博物学：田舎に住み、子供のころは野山を駆け回っていた。その際に、植物図鑑をよく広げていたため、自然や植物について一定の知識がある。 【考博について】 考博(以下彼)の父親「小野敏博(おのとしひろ)」は考古学者であった。 そのため、父の書斎には、大量に考古学についての本が並べられ、幼いときから、歴史や考古学に触れる機会があった。 彼の父は、研究や現地調査のため家を空けることも多かったが、家にいるときは、彼と話し、彼に考古学の魅力について教えた。 中でも、彼に熱心に話して聞かせたのは、「無名神殿」についてだった。 子供のころから、考古学には夢があり、自分の名前も考古学から来ていると教えられた彼が、考古学に興味を持つことはもはや自然なことだった。 しかし、彼が10歳のころ、父敏博は帰らぬ人となる。 母からは。「父はしばらく戻ってこない」と告げられた。 そこから、彼の母は、彼が考古学に触れるのを嫌がった。 父の書斎に鍵をかけ、彼が入れないようにした。 本自体を捨てられなかったのは、母も父が亡くなってしまったことが信じられなかったからだろう。 いつか帰ってくる。 それを信じていた。 書斎に入れないことになぜだろうと疑問をもち、何度も母に開けるように頼んだが、開けてはくれなかった。 しかし、母の鍵の隠し場所を見つけた。 それ以来、彼は、母に隠れて、書斎に入っては本を取り出し、自室で読んでいた。 そして、大学に進学する際、彼は、いままでこそっと書斎に入っていたこと。 自分も考古学者を目指すことを母に告げた。 母はそこで泣きながら、父が「無名神殿に行ったこと」「事故で亡くなったこと」「あなたにはそうなってほしくないこと」を告げられた。 彼はようやく、なぜ母が書斎に鍵をかけていたか。父が8年も帰ってこなかったかを知る。 それでも彼は、自分の中にある欲求を抑えることができなかった。 そして、父の意思を継ぎたいと願った。 そこで、彼は、「無名神殿」にさらにのめりこむ。 学問の傍ら、無名神殿について調べ始める。 ギリシャの古代文明史がかかわっていることを知り、ギリシャ語を独学で勉強した。 さらに、いつか現地にいけるよう、英語も勉強しなおす。 いつか父の意思を告げるように。 また、彼は「絶対に死ぬわけにはいかない」とも感じている。 そうでないと母を泣かせてしまう。 父がいなくなって10年間育ててくれた母だ。 泣かせるわけにはいかない。 父の意思を継ぎ、親孝行をすること。 それを実現するために、どんなことでもする。 そのためには、体を鍛えなければならないだろう。 身長こそ父に似て伸びなかったが、体を鍛えることだけは行っていた。 彼は無名神殿の謎を解き明かすことを決意した。 彼は母を泣かせないことを決意した。 ーーそれが両立することを彼は信じている。 【以下秘匿コピー】 秘匿情報 　あなたの父は高名な考古学者であった。彼のヨーロッパ古代文明史についての研究は有名で、古代遺跡“無名神殿”の発見は多いに界隈を沸き立たせた。しかし、彼はその“無名神殿”の調査中に非業の死を遂げた。機器の故障による事故死、そう聞かされている。 　“無名神殿”とは十年前に地中海に浮かぶ孤島から発見された古代遺跡である。その建築様式は著名なギリシャ神殿にも似通っており、一時はギリシャ古代文明史における新発見かと噂されていた。しかし、その後の調査で発見された数々の遺物は、当時の時代背景にまったくそぐわない矛盾に満ちたものばかりであり、故に名の付けられない神殿、“無名神殿”と呼ばれている。現在もいちはやい解明が望まれている。 　そして、あなたの父の命日から十年が経つ。あなたは物置の中で遺品の整理をしていると、ある一冊の手記を見つけることとなる。個別導入はここからはじまる。 探索者設定 ・生まれも育ちも日本である。 ・個別導入時での年齢は十代後半から二十代前半が好ましい。本編はその五年後のことである。 ・職業は学生を選択する。 　ただし、職業技能はこれまでの経験によって自由に設定してもよい。 ・父の名前や年齢は自由に決定してもよい。 　また、父は仕事柄、家を空けることが多かったが、あなたのことをよく可愛がっていた。 ・理由はどのようなものであれ、“無名神殿”についての謎を解きたいと考えている。 ・個別導入でのキャラクターシートは個別導入時での年齢に応じたものを制作すること。

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