タグ： めあたく 鰯と柊 ごぜんにじにあいにきて。 暑と寒

【鰯と柊 HO1教祖】 酒浸りでろくに帰ってこない父親と、精神不安定な母親を持ち、生活保護家庭で育つ。 特に母親の態度が酷く、慧がまだ幼く男女の差異が殆ど出ていなかった頃、「女の子が欲しかった」という理由で女の子として育てられていた。 振る舞いや格好を厳しく強制されていたため、その影響で女性らしいとされるものを嫌う。具体的には甘味や化粧など。 性差が出てきた小学校入学時頃から育児放棄され始め、それ以降はネグレクト状態が続く。ある日突然、事件によって殺害されるまでは。 因みに、そういった母親に名付けられたために、元々の名前は「甘幸(けえき)」。 あまりのキラキラネームに当然の如く学校では苛められ、18歳の時に耐えかねて改名手続きをした。 引き取られた先の孤児院でいろはと初めて会ったのは12歳の頃。いろはが当時10歳のことだった。 綺麗で可愛い子だな、と思った。妹がいたらこんな気持ちなのだろうかとも。彼女も虐待されてここに来たと察して、他人事ながらに怒りを覚える程度には。 彼女ともっと一緒に遊んでいたくて、帰ったら彼女が酷い目に遭うのが嫌で、つい「一緒に神様に祈ろう」と言った。 その翌日、いろはの両親が行方不明になったと聞いた時、一瞬で顔が青ざめた。その時、自分に神が憑いていることを漸く自覚した。 これは神などではなく呪いだと。人を殺す力を自分は持っているのだと。それを無意識にでも使って、いろはの両親を殺したのだと。 そんな経緯があり、知らなかったとはいえ自分の勝手でいろはの両親を殺めたことに罪悪感を抱いている。 それと同時に、彼女を守りたい、守るのが自分の役目だと強く思っている。それは義務感ではなく、大切な女の子を守りたいと願う庇護欲から。 実は初恋の相手はいろは。今は幼馴染としての側面が強いが、守りたいという思いは変わっていない。 ……因みに当時、慧は女児服しか持っていなかった上に髪も伸びっぱなしだったため、殆ど女装している状態だった。 完全に黒歴史だし恥。今でも時々いろはにチラつかされ必死で隠そうとしている。虐待が理由だとは伝えていない。 初対面の時に本名(甘幸)を名乗るのが嫌で、咄嗟に「けい」と名乗ったことが今の名前の由来。いろはには本名を黙秘している。格好悪いので。 素行も口も目付きも人相も愛想も悪い。表面上の態度は最悪だが、演技や嘘が下手なため、わざと悪ぶろうとするとすぐ素が出る。 不器用で荒っぽいが、困っている他人を見捨てられない、根は優しく情に厚い真面目な青年。 祈りも誰かを殺す行為だと理解しているので基本的に嫌がるが、知らない誰かより目の前の他人を優先してしまうため、結局は行っている。 前述の理由により、いろはが神の加護を持ち自分の役目の半数を担ってる現状を良く思っていない。 神については、全く信じていない。助けてもらったとはいえ、勝手に人を殺す呪いとして忌み嫌っている。 神様というものはもっと正しく、より良い方法で皆を救ってくれる存在だと思っているから。 一人称:俺　二人称:お前 誕生日:12/11 カラーコード:麹塵 #7D8361 AF:紡ぐ縁の編飾り 夜空のような紺色の組紐に、きらきらとした銀色の小さなガラス玉が施されたもの。ほんの少し海の薫りがする。これを所持している親しい間柄の三人は、どんな暗闇でも、死後の世界でもお互いを見つける事が出来るだろう。あなた達が紡いだ縁の糸は、それだけ強い繋がりたり得るのだから。

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