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名前：千家 桜綺　（せんげ はるき） 年齢：18歳　性別：女　身長：172cm 一人称：私 二人称：貴方、おまえ 妹：名前呼び捨て、愛称 カラーコード：a3b9e0 2015より『芸術家（基本）』 ∟普通科、華道部所属の学生。　 好き：綺麗なもの（個人の感覚） 嫌い：美しくないもの（個人の感覚） 　　 【職業ポイント】 ・芸術（華道） →部活でやってる。結構真面目に取り組んでいる。 ・目星 →色んな花に興味があるので、道に咲いている花を見つけては愛でている。 ・歴史 →華道を嗜むにあたり、花の名前の由来や伝来などについてもそれなりに興味がある。 ・写真術 →自分の作品や他の部員の作品を綺麗に撮影することにも興味がある。 美しいものを美しく見せることに興味があるとも言う。 【興味ポイント】 ・聞き耳 →自分が話すよりも人の話を聞く方が好き。 自然の音を聴くのも好き。 ・図書館 →図鑑や写真集だけでなく、花を題材とした小説などにも興味を示して手広く読んでいる。 ・心理学 →他人を揶揄って反応を見るのが好き（最悪）。適当にカマをかけて相手の反応を見たりと、とにかく相手の所作を細かく観察するのが好き。そのうちになんとなく身についた。 　　　　　⚠️以下秘匿ネタバレ有り⚠️ 　　　　　（読み飛ばしてください） 秘匿：HO姉 君が見る世界は“異常”だ。 物心ついたころから、あなたの視界は色とりどりの花で埋め尽くされていた。 ライラック、桜、アネモネ、アイビー…様々なそれは、人だった。 君は人を人と認識することができず、その顔は花の形をしている。 昔に一度だけその話をした際、家族に「絶対にほかの人に言ってはいけない」と強く言い聞かせられたため、そのことを知っているのはあなたの家族だけだ。 ▷▷▷ 物心ついた頃から人を人と認識できなかったことから、花の名前で相手を判別するようになる。 そのために自然と花の種類について詳しくなっていったが、それを不自然に思われないために華道を始めた。部活も華道部に所属しているが、実際はもっと前から習っている。 自身の視界については半ば諦めており、不便だなと思うものの最早あまり気にしていない。　 「こんにちはライラックの君……ああ違った。あまりに可憐だったから、花と間違えてしまったね」 「綺麗なものや美しいものは好きだよ。今目の前に広がっている光景、とかね。綺麗だろう？だって貴方が視界に写っているのだから」 HO妹について そんな君だが、最近唯一“人”として認識できる人物を見つけた。それが（HO妹）だ。 彼女を見たとき、思わず声をかけてしまった。「妹になってほしい」と。 彩に満ちた君の視界の中で、一等美しいのは彼女だ。 ▷▷▷ 生まれて初めて人間として認識できた存在であり、何より美しく愛おしく感じている。 それが文字通り初めて出会う『人間』だからなのか、他の理由があるのかは桜綺自身もまだ分かっていない。 それでも他の人（花）とは違い、日々色々な顔を見せてくれる存在である彼女を眺めることに幸福を感じ、確実に自身の世界が満たされていることを自覚している。 「私が見てきたどんなものよりも、おまえが一等綺麗だよ」 「私は綺麗なものが好きだから、綺麗なものはいつまでだって眺めていられるんだ」 「ふふ、今日も私の妹は可憐で愛らしいね」 静かな雨が降っていた。それはしっとりと君の頬を濡らし、意識を覚醒へと導く。 人だ。君の足元には、一人の人が倒れていた。 その顔は白いチューリップを模しており、その下は真っ赤な血で濡れていた。 この人は一体誰だろう？ 君の細くしなやかな白い指は泥と血で汚れており、じりじりと痛んだ。 目の前の光景から目をそらすように指先をさすれば、甘い香りが君を見る。 妹だ。君の、最愛のひと。 そのふたつの瞳はしっかりとあなたを捉える。 君は彼女のまろい頬へと指を添わせ、誘うように声をかける。 「この死体を一緒に埋めてほしい。」 雨が降っている。紫陽花が濡れている。 春は死んでしまった。 ▷▷▷ 「こういうのを、幇助……共犯というんだったかな。姉妹で、共犯で……あとはどんな関係になれるかな？」 「ねぇ、唯一無二の関係は、いくらあってもいいと思わない？」 記憶がない。覚えてない。 それでも状況から見て私がこの人を殺してしまったと考えるのが妥当なのではないか？ 自分は絶対に人を殺したりしない、なんて私は言い切れない。 もし、もしも自分と同じ罪を彼女も背負ってくれたなら 互いの首に手を掛け合うように、弱味を握り合ったなら この子は本当に私のものになるのではないだろうか。

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