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一人称 おれ 二人称 きみ 5B7E91 「……あ、ごめん、聞いてなかった。もういっかい」 会話がワンテンポ遅い、ふわふわした男。 存在感が無いのであまり目立たない。ちいちゃいし *☼*―――――*☼*――――― 火花にとって影は日常だった。 昔のことはよく覚えていないけれど、思い出そうとするとなんとなく焦燥感のようなものが生まれるので好きではない。 たくさんの忘れちゃいけないものを忘れている気がするけど、どうあがいても思い出せないことへの焦りだろうか。 そういうものがあるから、あまり深いことは考えないようにしている。 ふわふわとした感覚は嫌いではなくい。 自分がここにいないような、空っぽの感覚。 影を行き来しているときと同じようなそれは火花にとっては日常で、誰からも干渉を受けない世界は心地よい。 夢の中を渡り歩いている……みたいなものだろうか。 他人に干渉されることはそこまで好きではない、はず。 第一に周りの人とは生き方が違うし、切っても切り離せないこの性格で迷惑をかけることも多い。 一緒に居ても向こうが不快な気持ちにならないような人間だとそれなりに懐く。 趣味と呼べる趣味は無いけど、美味しいものを食べるのが好き。あと靴とか集めるの好き。 カフェで食べるものは物珍しくて気に入っているので、最近はよく顔を出す。 打上花火 / 米津玄師 【東京ゴーストマティカ】(2024-2-16) 「集めてた靴、全部無くなったんだけど」 『靴なんて集める意味あるの？』 「意味無いことするのがたのしーんだよ」 また集めなおそっかな。

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