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──────────────── 　必要なものはこの身一つ。嘘も思惑も欲望も、この世界の全て、私を汚したり得ない。 ──────────────── クトゥルフ神話TRPG2015「暴力団組員」ベース 職業ポイント：[EDU*10+STR*10] 職業技能：言いくるめ、隠す、芸術(刺青彫り、イカサマ)、心理学、値切り、目星 +次の技能から2つ選択：隠れる、こぶし／パンチ、キック、組みつき、武道(任意)、日本刀、ナイフ、拳銃 特記：EDU-1、STR+1。※今回は不採用 ○技能の補足 ❚職業技能 　＜言いくるめ＞を＜武道＞に変更 　　：口が上手くないため、彼女は基本力に物を言わせているし、思い通りにならないことは威圧をしている。 　　　ということで、合気道を学んでいたことに。 ❚個人技能 　＜回避＞ 　　：若頭たるもの、極力弱い人間から傷つけられないよう強くあるべし。 ○特徴 　※今回は不採用 ○容姿 　長い黒髪をひとつに結わえた、見目がそれなりに整った女。 　ただし、身体に彫られた刺青と周りを睨むような鋭い空気が人を遠ざける雰囲気を醸し出している。 　身長が高い上にヒールなどを好んで履くため、男性と身長がほとんど変わらない。柄シャツにパンツのスタイルが好み。 ○性格 　素直といえば聞こえはいいが、頭を使うことを不得手とする直情型のバカ。 　口が悪く、態度も悪い。煽り耐性が低く自制が効かないので、すぐにキレるしすぐに手が出る。 ○設定 　彼女がもっと若かった頃組長に世話になってからというもの、彼の事を自分の神様のように、もしくは父親のように慕っている。 　基本的に恫喝などを得意としているため、嘘がひしめき合う堅苦しい場所が苦手。 一人称：私、アタシ 二人称：オマエ、アンタ # ●AF ●呪文 ≪見たことがある≫ ≪所持≫ ●遭遇した神話生物 ●通過シナリオ 「ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち」HO1 ○通過シナリオ：詳細（※敬称略） ──────── 「ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち」 ❙KP 　ゆらゆら 　 ❙PL｜PC 　HO1：SR ｜遠野 冴 　HO2：ユウ｜口鬨 曉 著： ──────── 以下、通過シナリオのネタバレ有。 ▼『ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち』バレ ───────────── ●HO1　極道者 　貴方に巣食うは、独占欲。愛情なんて生ぬるいものはいい。お前を自分のものにしたい、と。 　：　強い自我と自信を持ち、澱みの中で真っ直ぐに生きる女性。 〝　人間なんて死ねば同じなのだ。どんな聖人もどんな悪人も、結局のところ同じ骸でしかない。死んでしまえばその瞬間、『アタシ』という生き物は無価値に変わる。────死んでやるものか、と思った。何があってもアタシだけはこの場所で立っていてやる、と。アタシがそれを認めるその日まで、神様にだってこの命をくれてやるものか。　〟 〝　実力と人情の暗い世界で嘲笑されてきた。学校にもまともに通えていない馬鹿者だ、と。女の癖に粋がって、と。だから、アタシは見向きもしてやらない。そんな負け犬の遠吠えは勝手に言わせればいい。そうしていつの日か、その馬鹿な女がオマエの上に立つのだ。　〟 〝　また母が激昂した。突然視界がブレて、あのひとに頬を叩かれたのだ、と後から気が付く。ガシャン、と物が壁や床に叩きつけられ、大声で叫ばれる金切声。もう彼女が何を話しているのか聞き取ることを止めてしまった。どうせ理解できないのだから、理解させる気もないのだから、此方が歩み寄ることは無駄な行為でしかない。そんな些末なことにさえ、11年経ってようやっと気が付いたのだ。早くこの家を出たい。早く出て、一人で生きていきたい。時折、優しく笑いかけてくれる母親を嫌いになりたくなかった。　〟 〝　一人か、と聞かれたので黙って頷いた。本当はわるい仲間がいたのだけれど、彼らの様子を見るに他の奴は逃げおおせたらしい。馬鹿な頭で皆の逃げる方法を一生懸命考えただけあった。やるじゃんアタシ、と脳内で自分をめいいっぱい褒めてあげる。それから、身体にかかる影を見上げれば、いかにも裏の世界の人間ですといった風貌の男が此方を見下ろしていた。強い圧に酸素が薄くなったような気がする。……それでも。それでも、負けるもんか。此方も応戦するように鋭い目付きで睨んでやれば、その人は少し感心した風に口元を吊り上げたのだった。　〟 　└ 彼女にとって『死』とはあくまで終わりでしかない。少なくともそれは救いなんかではない、とそう思っている。 　　　彼女は命を大切にしている。生きている限り何かを残せるかもしれない、と思っているからだ。 　　　逆に言えば、死ぬまでは何でもして良いと思っている節もある。少なくとも、死んで逃げることだけは選ばない。 　　　彼女は究極の負けず嫌いなのである。人生が終わるその日まで、彼女の戦いは続いているのだ。 　　　子どもの頃はヒステリックな母親の元で育った。父親は物心つく頃にはいなかったため、その存在を知らない。 　　　何かと暴れる母親を好きにも嫌いにもなれず、次第に彼女は家に寄り付かなくなっていった。 　　　荒れる少女に少しずつ悪い友達が増えていき、彼女に出来た傷も母親ではなく喧嘩によるものが増えていく。 　　　今の組に入ることになったきっかけは何だったか、彼女自身ももう思い出せない。 　　　ただ、仲間とやるわるいことが楽しすぎて調子に乗りすぎていたためかヤクザに目を付けられたのだ。やりすぎて、追われていた。 　　　そうしてない頭で一生懸命考え、年上の仲間たちを逃がした後。（恐らくまだ組長ではなかったのだろうが）組長と出会った。 　　　彼に誘われて組に入った。それから、大人になるまで面倒を見てもらった。一人で生きて行けるようになった、組にも、組長にも恩義を感じている。 「」 ─────────────

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