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東ゴリトブ王国歴618年3月、彼は国を追われた。彼が3歳のころ隣国のリトビリア王国との8年間の大規模な戦争、通称『黒山羊の胆汁』と呼ばれた大規模な戦乱により戦災孤児となる。孤児となった彼は南部のタルミル町の孤児院に預けられ、すくすくと成長する。 　そして、戦果も落ち着いた時に、孤児院の院長からある薬草を栽培する事を頼まれる。ケシと呼ばれる聞いた事のない薬草を栽培する傍ら、それが何なのか気になって調べて見ると、近年国中に蔓延していた麻薬の材料であったことを突き止めてしまう。 　その事を院長に問い詰めると、院長は彼を地下牢に幽閉したのだった。 　その後、地下牢から脱出した彼は町の警察組織にこの事を告発しようとしたが、彼は警官に槍で貫かれてしまう。そう、この麻薬犯罪には警察組織もグルだったのだ。 　警察組織に追い詰められ、森の中を獣のようにさまよった彼は、この世を呪いながらその身を滝つぼに投げたのだった。 　彼が目を覚ますと、老夫婦がそこにいた。話を聞くと湖のほとりで倒れていた彼を家まで連れて介抱してくれたのだった。が、そこは彼の知らない世界だった。お気に入りアイテムはボール

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