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◆ROSETTA2023　HO1　不注意 【2015：宗教家(p15)ベース】EDU*20 / オカルト、聞き耳、経理、心理学、説得、図書館、歴史、[言いくるめ、信用、他の言語(漢文、梵語、ラテン語など)]から1つ 【運動系技能】回避、隠れる、芸術、忍び歩き、重機械操作、乗馬、水泳、跳躍、投擲、登攀、マーシャルアーツ、マシンガン おれ/◯◯さん/ 現役哲学部学生。幼少期から怪我での入院が多く、休学と復学を繰り返す内に同世代よりも進学が遅れてしまった。不出来が故の留年も相まって、この歳でも大学生をやっている。 ぼんやりとしており、人の話もよく聞きこぼす。詰られてもへらりと笑って受け流してばかりいる。 一人息子で、家族仲は若干悪い。心配をかけすぎて精神的な疲弊を強いている自覚がある。学費の面でも申し訳が立たない。 幼少期に可愛がってくれた「マキさん」が残した「僕たちにとって、死は死ではない」というメッセージを理解したくて、彼と同じ学部へ進むことを決めた。 好きなものは部屋の隅、人気のない場所、緑茶。嫌いなものは夕日、病院、鋭利なもの。 ◆大人「マキさん」 小学生の頃の話だ。早々に子供たちの輪から外された自分は、帰り道で誰かと鉢合わせないよう校内のどこかに身を隠し、日が暮れるのを待ってから家路につく毎日だった。空き教室、図書室、屋上へ続く踊り場……見回りの先生に見つかってはそそくさとその場を去り、下駄箱へ辿り着くまでに一度は躓く。そんな事を繰り返していた。 ある時、校内に隠れていては限界があると思い至って、心霊スポットとして有名な廃屋で時間を潰そうと考えた。通学でも避けられているおばけトンネルを抜けた先、管理を放棄されたあばら家ならば誰も寄り付かないだろう。 しかし、向かった先には先客がいた。一人の青年が、我が物顔で煙草をふかしていたのだ。人がいるとは夢にも思っておらず、驚きのあまり悲鳴を上げながら転倒した自分を見て、彼は目を丸くしたあとに手当てをしてくれた。それからだ。放課後の逢瀬が日課になり、日がな彼のことを考えるようになったのは。 彼はマキと名乗った。大学生で、哲学とやらを学んでいるらしい。自分のどんくささに嫌そうな顔をするわけでもなく、黙って手当てをしてくれて、遅くまで雑談に興じてくれる。家の近くまで送ってくれることも度々あった。学校でどれだけ失敗しても、少し耐えればあの公園へ行けるのだと思えば、ほとんどのことは些末事だった。多くを教えてくれた彼を、何も秀でている部分がない自分を受け入れてくれる彼を、あの頃の自分は盲目的なまでに敬愛していた。 今思えば、彼は死に場を探してあの廃屋に辿り着いたのかもしれない。 夕焼けのグレアがひどく不快で、吊り下がった影を呆然と見上げる自分を嘲笑うようにカラスが鳴いた。そういった全てを覚えているのに、その後しばらく自分がどういう生活を送ったのかは、ぼんやりとしていてよく覚えていない。 ↓以下遭遇した神話生物など↓ 【クリアしたシナリオ】ROSETTA2023（20231114/余命23年） 【遭遇した神話生物】ロイガー、チョーチョー人、ウーツル＝ヘーア 【取得した呪文】 ▼三日月角の母神への輓歌/名状しがたきものへの挽歌/二重の神の招来 ▼旧き印 改良版 POW1をコストとして、神話生物からの精神的負荷を軽減する呪文。 POWの減少によるマジック・ポイントの減少はただちには起こらないものとする。 この呪文を使ったものは、一日の間どのような神話生物を見ても幸運に成功すれば正気度が1残る

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