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登山家の両親のもとに生まれた。本名は堂林徳次郎。5歳から登山を始め、青春も山登りに捧げた生粋の登山家であった。24歳の時に結婚。26歳で長男、28歳で次男を授かる。これを機に登山家から山岳警備隊に入隊。30歳の頃には警備隊長となる。登山の危険性を知っていたのと、心配性な妻の為に息子達には登山をさせたく無かったが、たまたま長男が自分のかつての登山記録を見てしまい、山登りに興味を持ってしまう。最後まで反対していたが、長男は高校生になった時に登山部に入ってしまう。血は争えないのだなと思い諦めた矢先に長男が山で命を落とす。この事件が発端となりドットは山岳警備隊も辞めてタクシードライバーとなる。次男は大学を卒業した後に結婚をして子供も授かった。ドットにとっての初孫である。その孫は死んだ長男にそっくりであった為とても可愛がった。だが似ているのは顔だけではなかった。そう、、、、孫も登山に興味を持ってしまったのである。自分や父の静止を振り切って登山家を目指す孫にドットは条件をつけた。20歳になるまで山は自分同伴で登るというものだ。その条件を承諾した孫と何度も山を登った。日本の富士山を筆頭に海外のエベレストすら踏破した。そして孫が20歳を迎える誕生日に仕事を終えたドットはプレゼントを手に持ち息子夫婦の家に向かった。しかし夕方の19時過ぎだというのに家には誰もおらずしばらく待っても誰も帰ってくることはなかった。数時間後ドットの携帯に着信がはいる。警察からだ、、、、、、、、、、、、、、、、、、 事故の電話だった。自分の妻と息子夫婦、孫を乗せた車が大型トラックに突っ込まれたのだ。全員即死だった。ドットは悲しみに暮れた。いつしか死場所を求めるように山に登るようになった。ある日かつて自分を取材してくれていた記者に経験を活かして山専門の記者にならないかと持ちかけられた。最初は乗り気でなかったがやることもなかったドットはそれを引き受けた。 そしてある登山家を見つけた。その登山家はかつての自分や長男、孫の如く綺麗な目で山を見つめていた。そしてドットは最後の仕事としてその若人を取材し突如現れた山脈を共に踏破しその見届け人となる事を誓った。 狂気山脈にてピオニーを死なせてしまった事を後悔していたが枕元にピオニーにが現れて感謝を伝えてくれた。

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