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陽キャになりたい陰キャくん。 トリュンマー街という廃れた街に住んでいたが、｢光燕｣(コウエン)という人が訪れ、瞬く間に街と人に活気を取り戻させた。それを見て、光属性、そして陽キャというものに憧れるようになった。 しかし光燕は瓦礫の崩落時、自分を庇って瀕死の重傷を負い、自分が殺してしまったという罪悪感と責任感から｢レイエン｣と名乗り、陽キャ、そして光属性を演じるようになった。 光燕は今医療施設におり、治療費を稼ぐ為にギルドにいる。ただお人好しの為あまりお金は貯まらない模様。 そもそもまだ光燕が生きているのかすらわからない。医療施設の人間から｢助ける為には医療費がかかります。長い時間はかかるかと思いますが必ず…｣と言われた為、信じるしかない。 それでもほんの少しでも、まだ生きているのであればと願いながら身を削る。光燕なら、自分の大切な人が死に瀕している時に、疑ったりなんてしないだろうから。 好きな食べ物は野菜スープ。嫌いな食べ物は油を使ったものや味の濃いもの。 ｢俺はレイエン！よろしくー！うぇーい握手しよー！｣ (こんなぐいぐい行かれて大丈夫なタイプかなぁ…怖いよぉ…嫌われないといいけど…) ｢お、何食べてんの？いいじゃんフィッシュフライ。俺も食べよっかな！｣ (油苦手だけど、光燕は揚げ物好きだったし…！) ちなみに魔法伝達武器は光燕が使っていた拳銃。弾は1発だけ入ったままになっている。 しかし元の持ち主とは属性が違う上、大きさも手に合わない。実はかなり使いづらい。 光燕の武器を引き継ぐまではペンダントだった。 イメソン ハイド＆ハイド どんなに褒められてもレイエン本人に響かないのは全ての褒め言葉を｢光燕｣に向けてと考えているから。 自分はあくまでも光燕の意思を持ち続けているだけで、本当の自分に対しては誰も目を向けないと思っている。その方がいいし、そうでないと困る。上手く演じて取り繕わないと、本当は弱虫で臆病で、無力な自分が透けてしまうから。 といってもメンタルが弱るとすぐ透けている。 いつか本当の名前で接することが出来たら、それ以上のことは無い。 本当の名前はダリネア。 ＿＿＿＿ ｢ダリネア〜もっと自分に自信持てって！俺はダリネアにも笑顔になって欲しいんだからさ｣ ｢でも、こんな、瓦礫しか無い廃墟で…なんで、皆を立ち直らせたの？結局ダメかもしれないのに。僕達みたいな、あとは死ぬだけのやつ、放っておけばいいのに｣ ｢あとは死ぬだけって言うなら、その死ぬまでの間にやれることやっときたいじゃん？それに、俺は誰も放っておけないタチなんだ。お前含めて。目の前に救える人がいるなら救う。例え偽善でも、要らないって本人から言われても、やらない後悔よりやった後悔だろ？｣ どうして、僕を生かしたの？ まだその答えを得られていない。

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