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▋このシナリオの黒幕はお前です│HO3 ──────────────────── 「人が"優しく話して"いるうちに帰ってくれないか」 ドのつく功利主義者。名前は無い。患者からは先生と呼ばれている。 倫理観を問うたが、最近の若い子は話を聞かないらしい。もはや何を思おうとも、すべては後の祭りだ。 それにしたって言葉すらまともに聞けない猿共にはお帰り頂きたかった。 この院内の悲願の末に成し遂げた"救い"を滅茶苦茶にされたのだ。 力を手に入れた暁には、話も聞けない探索者1人を犠牲に5人の患者に健常な臓器を分け与えよう。 所謂、『臓器くじ』を実現させた社会が望ましい。これからのためにも、理解してもらおう。 最大多数の最大幸福を考えれば、きっと犠牲になった1人も喜ばしいはずだ。 【共通HO】 貴方達はCoCシナリオの黒幕である。 ▋特徴表 ──────────────────── 【2-07：珍しい技能】 日常生活には役に立たないが、特定の人を感心させる技能がある。 [INT×5]%分取得→＜製作：羊毛フェルト＞ 【2-05：鋭い洞察力】 優れた感覚の持ち主であるため＜目星＞に+30% ▋私室の様子 ──────────────────── 部屋に入れば消毒液の独特な匂いが漂ってくる。 馴染みが無ければどこか、背筋が正されるような気持ちになるかもしれない。 蛍光灯に照らされた冷たい床には資料が散乱しており、一見どこに何が置いてあるかわからない。 棚には羊毛フェルトで作られた動物たちが飾られており、散らかった床と比べれば比較的綺麗に並べられている。 最近のものになるにつれて黒い動物が増えているようだ。よく見れば羊毛よりも硬い糸で作られている。 （患者の髪の毛で縁起のいい黒猫を作っているが、ショゴスの研究をするうちに狂気に陥っているため本人は自覚がない） 以下は置いてあるもの。以下を改変しなければ、何を置いてもいい。 【机】 引き出しの中に日記を入れていた。研究記録を兼ねている。 【謎の機械】 ショゴスを培養している。 無念のうちに命を散らそうとした、その時だった。聞こえたのだ。神の声が。 ▋貴方は倫理シナリオの黒幕である│秘匿 ──────────────────── 貴方は倫理シナリオの黒幕である。 貴方は命の価値に疑問を持った。貴方は終末医療病棟に勤める医者である。 医者として働く中で、貴方は患者たちの命の価値に迷いが生れた。 管につながれ、ただ時間を浪費するだけの彼ら。彼らは一体何を思うのだろうか。 精神をすり減らした貴方は倫理シナリオの黒幕として、神話生物……ショゴスを人間に投入することを思いついた。 彼らであれば、短い期間ではあるが人間の体、臓器、細胞に擬態することができる。 神話生物は徐々に人間の存在を乗っ取り、やがてはその人間は神話生物になり果てるだろう。 それでも、人々はつかの間の延命を得る。素晴らしいことだ。 患者たちも、もう一度自由が手に入ったと皆喜んでいた。 が、貴方の声はほかならぬ探索者の力によって潰された。言葉は結局力の前には無力だった。 問いかけているこちらに対して力で対抗は違うだろふざけんなとか、 複数人対１の構図はもう戦闘じゃなくてリンチだろとか、思うことはいろいろあるかもしれないが、 所詮は負け犬の遠吠え、命の価値を問うた貴方に命はない、とんでもない皮肉である。 力さえあれば、力さえあれば……………………………………。 「力が、欲しいか……？」 欲しい！　条件反射的に貴方は頷いた。 ▋呼び出した神話生物について ──────────────────── 黒幕である貴方はショゴスを使役していた。貴方はこの怪物の呼び出し方を知っている。 ▋探索者作成について ──────────────────── 職業は医者固定。 また、貴方は【芸術：倫理バトル】を持っている。（補正+30） ＲＰをしながらこれを振り、成功することで、相手に倫理的な問いかけをし相手を倫理バトルに参加させることができる。 過去にショゴスを呼び出したことがあること。 開始前に、【SAN値チェック1D6/1D20】を行うこと。また、クトゥルフ神話技能+5%を付与。 【ショゴスの召喚/従属の呪文】を知っている。 ▋取得呪文 ──────────────────── 【ショゴスの召喚/従属の呪文】（オリジナル） ショゴスと接触するための呪文である。 呪文を掛けるたびに、1POWと1D6正気度ポイントをコストにする。 成功率は呪文の使い手の【幸運】の半分の値である。（端数切り上げ） 二回目以降の呪文では、同じ値のコストを支払うが、【幸運】を半分にする必要はない。 　

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