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▋アイラスの双眼│HO2 ──────────────────── 「おかえり、俺の殺し屋さん」 実の両親であろう二人を殺された時、悲しいと思わなかった、思えなかった。 自分が殺されるかもしれない恐怖、目の前の相手への畏怖、もしくは驚き。 そういった気持ちはあったのかもしれない。 ただ、目の前で両親を殺してまわる真っ黒な人がとても近しいものに思えて、 ───確かにあの時、自分は安堵した。 HMUに入って16年、あっという間だった。 国家組織だからある程度まわりからは信用されているし、合言葉さえ薄気味悪くなければいい組織だと思う。 リンとはその頃からの友達で、お互いの才能や努力を認めている。 ひとつ決定的にわかりあえないことは映画の感想だ。 俺の共感性がないだの何だので「君とは映画を見てもつまらない」と呆れられてしまった。 特に気にしていない。どころか、図星だと思う。 愛情を持って育てられたことは覚えているのに、愛情や愛着がまるで沸かない。 だから映画だなんていう人の感情ばかり動く話は正直感想に困る。 かと言ってそんな身の上話をする気力もないし、話したとてリアクションに困るからいい。 でも彼女を見つけた時には違った。 どう違うというのは上手く言えないが、とにかく彼女しかいないんだと思った。 監視を頼まれたけど、頼まれる前からずっと見ている。 どうしてだか、彼女のこれからの行動に興味がある。 彼女が本当の　　　　　だったらいいのに。 そう思うと自分が特別のように感じるからだろうか。 まあ理由は何だっていいのだ、興味の対象を観察することは悪いことじゃない。 彼女の前ではできるだけ好意的に映るようにしておこう。 笑顔もできるだけ自然に、後ろをついてきても危機感を持たれないような人物に。 ✦一人称：俺、<HO1>の前では僕 ✦本名：雛埜 昂貴（ひなの こうき） ✦モチーフ：郭公の托卵 ✦イメソン：DOGLAND https://youtu.be/ba8XoFqIJVY?si=CPkiK9JcImAbwRTM ▋特徴表 ──────────────────── 【5-01：動物に好かれる】 独特の佇まいのおかげか、たいていの動物がなついてくる。 【6-06：急速な回復力】 あなたは新陳代謝に優れている。耐久力を回復するロールの結果に+1。 ▋HO2 優秀な情報屋│秘匿 ──────────────────── あなたは努力家であり確かな実力と信頼を10年ほどの仕事の中で獲得している。 あなたの所属するHMUは国からの依頼も受ける半国家組織であるが、 中立を保つために国からの監視はされておらずボス個人が取り締まっている。 ▷▷▷　秘密 あなたは〈HO1〉に両親を殺された過去を持つ。 何処かの部屋で自分を抱きしめる母を殴りつけ、止めに入った父をも殺した。 その後の事はよく覚えていない。 ただひたすらに逃げていた時、組織の人間に助けてもらいそのままここで働くことになった。 ▷▷▷　才能 あなたは 〈CON〉を【3d6+6】で算出する。 〈忍び歩き+20%〉のボーナスがつく。 ▷▷▷　悩み あなたは会社内で使われる合言葉をいつまでも覚えられないでいる。 聞こえはするがなんと言っているのか分からず嫌悪感を催すのだ。 優秀であるとされる自分の立場のためにこの事実を誰かに話したことは今まで一度もない。 ▷▷▷　友人　西本リン あなたには同期の友人がいる。 組織に入った頃から共に励み高め合ってきた親友とも言える存在であり、社宅で同室の同居人。 彼の名前は「西本　リン」。 24歳の若者で黒髪に背の高い男だ、あなたとはバディを組んだことは無いもののいつも近況を報告し合っている。 非常に穏やかな人柄で現場よりも事務仕事が多い、暗殺などに向いていない性格。 HO1の事は警戒しているようだがあなたなら大丈夫だろうと信頼している。 どのような関係性かはPLが好きに決めて良い。 好きな食べ物は鯖みそ。 一人称：僕　二人称：君　   ▷▷▷　ボス　内常 冬至（44） 〈HO2〉の上司でありHMUのボス。 貴方の事を信頼しておりシナリオ開始時〈HO1〉とバディを組み監視するように伝える。 非常に優秀な上司で部下を大事にしているが、ボスとして冷酷な判断を下すときもある責任と判断力に優れた男だ。 裏社会に向いていない西本の事を気にかけて貴方にも西本を任せているところがある。 一人称：わたし　二人称：君 ▷▷▷　個別推奨技能 拳銃、回避、交渉技能

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