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大手航空会社で働いていた航空整備士。 隻眼。 1年前の航空会社の爆発事故に巻き込まれ、左目と左手の薬指、そして多くの仲間を失った継ぎ接ぎだらけの男。 仲間や自身の肉体に対する喪失感の中、辛うじて繋ぎとめた生でこれからを生きる意義を見出そうとしている。 ▼―――背景―――▼ 1年前、航空燃料の爆発に巻き込まれ、顔が一度“元の顔が分からないほど”に損傷したことがあり、その時に左目と左手の薬指を失っている。 (原因は漏れた燃料に火花が引火したためと言われている。詳細は不明) ある程度の整形手術と治療を受け、辛うじて“人の顔”を取り戻したが、顔には無数の傷痕と縫い跡、火傷が残り、 顔の形も少し歪んでしまっているため、初めて彼を見る人間は気味悪がってしまう。 顔以外にも体にも無数の傷や火傷がある。損失した左目と左手の薬指以外は特に大きな障害もなく四肢も残っており、生還は奇跡的だったらしい。 1年たった今でも火傷の治療や傷の痛みの鎮痛剤の処方、精神的なカウンセリングの為に、経過観察も兼ねて通院を続けている。 仕事は現在休職中。 性格は真面目で誠実。事故以来何処か陰があり、口数は多くない。独身。 事件以前は仕事一筋で、人一倍探究心や向上心が強く、自身の仕事に誇りを持っていた熱い人間だった。なお、少し天然。 友人関係は良好。愛称は「ゴローちゃん」。 愛煙家。愛用のタバコはケント・アイ・ブーストの1㎎。 酒は嫌いではないが、ウイスキーの美味さが未だに分からないらしい。密かにカルーアミルクが好きだったりする。 食に関しては好奇心旺盛で、嫌いなものは今のところない。特に甘いものが好きで、仕事の合間にちょくちょく食べたりしている。 全般的に動物が好きで、特に犬と蛇が好き。 爆発事故で多くの仕事仲間を失っており、今でも夢に見たりなど、心に傷を残している。 自身の顔に関しては、現代の技術では長い期間と資金をかければ元に戻せると分かっているものの、 起きてしまった惨状、死んだ同僚たちの事を忘れないために意図的に残し、決して治さないと考えている。 しかし、周りの目を気にしていないというわけでは無く、事故以来人と話すこともなるべく避けるようになり、 あまりに暗いところ以外ではサングラス、そして丈の長いコートと黒いソフトハット、左手に黒い手袋を常に着用するようになった。 （自身の容姿に対する他者からの印象が良くない事を自覚している。また、サングラスと左手の手袋は左目と左手を隠すため） 左手の手袋の薬指の部分に新聞紙を詰め込んで、薬指の存在をある程度偽装している。よく見れば違和感が分かる程度。 長期間の療養で体が痩せこけてしまっていたが、ある程度は戻っている。

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