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母と父との榊の３人家族だったが自分に暴力を振う父とそれを見て見ぬふりをする母。 暴力を振われないときは部屋の隅に小さく縮こまる榊。そんな劣悪な環境で育ってきた榊の唯一の逃げ場だったのが 少し離れた場所にある那藏組(なくら)であった。 出会いは榊が家に寄り付きたくなく街さまよっていた時にふらりとよろけ身なりのいい恰好をした人物にぶつかる。 それが那藏組の組長である那藏久義だった。榊の貧相な服装や体を見て何を思ったか「何か食うか？」と一言だけいうと返答を待たずにずかずかと歩いていってしまうのを必死に榊は追いかけた。初めて那藏組に足を踏み入れたのがその時だった。 傍から見たら野良の子猫に一時的なお情けを与えるような行為だったかもしれないがそれを境に榊は那藏組にたびたび訪れるようになる。 久義はそんな榊を追い返さずご飯をくれたまに頭を撫で話をしてくれた。 最初は生きるためだったが次第に心を開いていき久義に会うために組を訪れるようになる。 榊は高校を卒業と同時に那藏組に出向き「俺を久義さんのところで使ってよ。きっと役にたちますよ。」と自分から 組の用心棒を進んで申し出た。そこから住み込みで組の用心棒をしている。 これを久義が見越していたのかわからないが榊にとってはそれでもよかった。自分の居場所は自分で決める。 恩を返すために久義が大事にしている組を守っていこうと決めた。 それがたとえ勝手にこちらが恩だと感じていたものだとしてもこれが榊の生きる意味なのだ。 誕生日　６月２９日　かに座 用心棒　 鍵開け、隠れる、忍び歩き、心理学、追跡、変装、任意の近接戦技能、任意の火器技能 鍵開け・変装・隠れる・忍び歩き→聞き耳・目星・図書館・精神分析に入れ替え

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