タグ： ツインレイの悲劇

ジェイニー・モールトリー 一人称:私 二人称:君 えらそう 数学を専門とする、D大学内で知らぬ者はいない天才教授。まさに天才と称する他ない功績、何を考えているのか読み取れない笑みに、遠巻きにされがちだが、講義は解りやすく、学生への対応も丁寧であるため彼を慕う者も少なくない。 猫を被るのが上手い。よく人好きのする笑みを浮かべているが、プライドが高く自身の能力には絶対的な自信を持っている。 幼少の頃から天才として生きており、自分に及ばない人間ばかりであると感じている。基本的に全人類うっすら見下している。 相棒であるマーティ・モーガンと出会ったのは雨の夜だった。傷を抱え、動けなくなった彼を拾ったのは確信があったためだ。天才である自分の横を歩けると、背中を任せられると、足りない部分を補ってくれるのだという確信が。 それは実に正しい勘だった。観察に基づく答えだったかもしれないが、無意識に確信していたのだ。 軽口の応酬が心地よく、頻繁に煽ったり煽り返されたりしている。信頼というものを一番預けている相手であり、部下で助手で相棒だ。 家事は基本しない。生活能力が無いわけではないが、ややだらしない。マーティによく料理を作ってもらっている。紅茶やお菓子の味もどんどん上がってきているため嬉しい。 ちなみに出会って3日ほどで恩人扱いから雑になった。 6歳のときにシャーロックホームズシリーズを読み、ジェームズ・モリアーティに憧れる。 己の手を下さず他人を意のままに操り、つまらない世界に刺激を与える。ずっとそんなことをしたいと考えていたが、中学生で殺人教唆の実験を行ってみると見事に上手くいき、他者をコントロールすることに快楽を覚えた。 普通の生活はつまらないが、犯罪を計画し結果を見届けることが生きる楽しみである。 あとは愛しの、そして憎き宿敵でも現れてくれたなら完璧かもしれない。 甘いものが好物。頭脳のエネルギーとして重宝している。 インドア派。体を動かすのが得意でないし好きでもない。力が無いのは重々自覚している。 「私はジェイニー・モールトリー。何かお望みかね？」 「……素直に訊きに来たことは評価しよう。もう一度説明するとだね、」 「煙草や薬物……己の身体に害を為してまで快楽を得ようとする行為は、理解に苦しむねまったく」 「ああ、我が愛しの、憎き宿敵……この出会いは運命だと、そうは思わないかね」 「さて、犯罪計画を始めよう」

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